北朝鮮の若者が「文在寅の政敵」に夢中になってしまう理由

韓国の世論調査機関、リアルメーターが行った6月第1週の世論調査で自由韓国党の支持率は29.4%だった。しかし、年齢層別に見ると、支持率が与党の共に民主党を上回っているのは、60歳以上(43.1%)だけで、最もリベラルと言われる40代では19.5%で、与党支持率(51.1%)と約2.6倍、30代でも20.8%対47.8%で2倍以上差が開いており、若い層から人気がないのだ。

「労働新聞はまた、南朝鮮で自由韓国党を解体せよという闘争が光州やソウルから済州島にいたるまで拡大していると力説している」(情報筋)

そんな記事を読んだ意識の高い北朝鮮の若者たちは、韓国に与党に勝るとも劣らない力を持った野党が存在し、野党の政治家が与党に対して事細かくいちゃもんをつけていることを不思議に思っているというのだ。

北朝鮮の事実上唯一の政党である朝鮮労働党は、単なる政党ではなく、絶大な権力を持った統治機構そのものであり、一切の批判は許されない。一方で同じ「党」を名乗る自由韓国党は、文在寅政権と与党を激しく攻撃している。それに反発したリベラルや左派層は、自由韓国党が軍事政権の残滓で、積弊(長年積もり積もった弊害)そのものだとして批判している。

「南朝鮮の普通の人たちが政治権力機関である党組織の解体を要求し、自由に闘争を繰り広げていることも、わが国(北朝鮮)の社会とあまりにもかけ離れているという点で若者たちは一種の羨ましさを感じている」(情報筋)