勲章を売り払ってコメを買う北朝鮮「英雄」たちの生活苦
坑長は党委員会に呼び出され「生活が苦しくろくに食事も取れなかったため、気の緩みから大罪を犯してしまった」との自己批判をさせられた。党委員会は、功績と年齢を考慮して法的処罰は行わなかった。
「余生も残り少ないのに、教化所(刑務所)送りにはならなかったとはいえ、一生の名誉をたったコメ20キロのためにおじゃんにしてしまった」(情報筋)は、周囲の人々は気の毒がっているという。
本来なら、国からの手厚い援助で悠々自適の老後を送れるはずの人たちが、路頭に迷う事例は、現在の北朝鮮においては枚挙に暇がない。
(参考記事:体はボロボロで家庭も崩壊…北朝鮮「負傷兵」たちの悲惨な末路)