北朝鮮の弾道ミサイル開発は空軍のエジプト派遣から始まった

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北朝鮮でミサイル部隊が創設されたのは、エジプト派兵から間もなくと考えられる。974年8月に金日成が、後に戦略ロケット司令部と呼ばれるようになる第639軍部隊を訪問した記録があるからだ。

エジプトがいつ、北朝鮮に弾道ミサイルを渡したのかは分かっていない。ただ、エジプトにR-17Eが導入された1973年7月から、金日成が第639軍部隊を訪問した1974年8月までの間であったろうと推定される。ここから北朝鮮の弾道ミサイル開発が始まり、第639軍部隊が戦略ロケット司令部として対外的に公にされるのは約40年後のことである。

シリアとの長い蜜月

またシリアも、ハーフィズ・アル=アサド大統領(バッシャール・アル=アサド現大統領の父)が1974年9月28日から10月3日に北朝鮮を訪問し、朝鮮半島で再び戦争が起これば支援軍を送ることを約束した。