北朝鮮、泣く子も黙る「拷問機関」がビジネス参入…秘密警察、国家安全保衛部
北朝鮮では、思想や表現の自由が認められていない。この二つの自由を認めることは、北朝鮮国民の体制への不満や異議を容認することであり、金正恩体制を脅かす危険をはらんでいるからだ。 国連の人権理事会で今月23日、採択された北朝鮮における人権侵害を非難する決議のベースとなる「北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)」の最終報告書(以下、国連報告書)は、「国家の監視は全国民の私生活に浸透しており、政治体制及び指導者に対する批判的な意見はほぼ必ず察知されるよう担保されている。『 ...
北朝鮮でも「クーデター未遂」が起きていた
韓国では、4月19日は歴史的に意義深い日だ。1960年3月に実施された大統領選挙での不正に反発した学生や市民が、一斉に蜂起。大規模なデモを展開して当時の李承晩(イ・スンマン)大統領を退陣に追い込んだのだ。その過程で、犠牲者も大勢出た。この出来事は「4・19民主革命」と呼ばれ、ソウル市江北区には国立の墓地があり、朴槿恵大統領も何度か参拝している。 「暗殺計画」の可能性 韓国ではその後も、大規模な民主化要求デモが繰り返し起きており、そこでも多数の犠牲者が出ている。 北朝鮮は、こと ...
北朝鮮レストラン「美貌のウェイトレス」が暴く金正恩体制の脆さ(1)
今月8日、韓国政府によって、北朝鮮レストラン従業員13人が「集団脱北」したことが明かされた。一度に13人が脱北したのも異例だが、脱北から韓国入りまでスピーディーに動いた裏には、韓国政府の意図が強く働いていたようだ。すなわち、核とミサイルで暴走する金正恩氏に対するプレッシャーと、総選挙を与党が有利に戦うため、対北朝鮮経済制裁の実効性をアピールすることだ。 (参考記事:北朝鮮ウェイトレスの集団脱北の裏で「スパイ組織」が暗躍!?) その5日後に、投開票が行われた韓国総選挙では、朴槿 ...
金正恩氏は「挑発」でミサイルを撃っている訳ではない
韓国国防省によると、北朝鮮が15日午前5時半ごろ、東海岸で弾道ミサイルを発射。中距離弾道ミサイルのムスダンと推定されているが、発射直後にレーダーから消えたことや正常な軌道ではなかったことから、失敗したものと見られている。 とはいえ、北朝鮮が国連決議違反となる弾道ミサイルの発射を、国連安保理の制裁下で行ったのは、あくまで「我が道」を行くのだという強力なメッセージと言える。 ところで、今回の件も含め、各国政府やメディアは「挑発」という言葉をよく使う。辞書によれば、「挑発」とは「相 ...
「牛乳風呂」をたのしむ北朝鮮の上流階級
北朝鮮にいた頃、外貨稼ぎに携わる特別な地位にあったキム・ミョンチョルさんは、平壌市内中心部のマンションのワンフロアすべてを自宅として使っていた。家族連れで高麗ホテルを訪れ、1回の外食に1000ドルも使ったこともある。それでも「平壌では上流階級のうちには入らない」と語るキムさん。それもそのはず、ホンモノの上流階級はキムさん一家でも想像がつかないほど豪華な暮らしを送っているからだ。 平壌郊外の南浦(ナムポ)に名水の湧く泉があるんですが、毎朝大量の水を汲み上げて、200台もの給水車 ...
脱北兵士の物乞いに悩まされる中国の住民たち
中国遼寧省丹東市にある「虎山長城」は、明の時代に建てられた万里の長城の東端で、観光客も非常に多い。北朝鮮領とは、幅わずか数メートルの鴨緑江の支流を挟んで向かい合っている。 この近辺で、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の国境警備隊所属の兵士による物乞いが続出していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。 北朝鮮兵士がねだるモノ 虎山長城のそばで食堂を営んでいる住民の一人は、次のように証言した。 「夜に店を閉めると、北朝鮮の国境警備兵が、わざわざ警備艇に乗ってやって来るん ...
美人ウェイトレスの涙…北朝鮮レストラン、経済制裁で閉店相次ぐ
90年代から北朝鮮の貴重な外貨収入源となってきた北レス。世界に130店舗、中国だけでも100店舗が存在すると言われている北朝鮮レストラン(北レス)は、1990年代から北朝鮮の貴重な外貨収入源となってきた。しかし核・ミサイル問題を巡る経済制裁の影響で、その前途に暗雲がただよっている。 (参考記事:女性接待員が外貨を稼ぐ…「北朝鮮レストラン」の舞台裏) メイン客である韓国人旅行者に対し、韓国政府が利用自粛を勧告。客足が急減し、営業を中止せざるを得なくなる店が続出しているのだ。そし ...
給料未払いで抱き合って泣く北朝鮮レストランの女性従業員
世界各地に存在する北朝鮮レストラン(以下:北レス)は、韓国人観光客にとって北朝鮮の人々と触れ合うことができる数少ない機会とあって、人気を集めていた。ところが、韓国政府は経済制裁の一環として、国民に利用の自粛を呼びかけている。 聯合ニュースが7日に報じたところでは、カンボジアのプノンペンにある北朝鮮レストラン6店舗のうち3店舗が営業を中止。残りの3店舗も経営は苦しく、ベトナムにある4店舗も客足が5~6割以上も減っているという。 また、米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)は ...
北朝鮮で「ポルノ見て乱交パーティー」は収容所送りの重罪
核・ミサイル問題や、北朝鮮の相次ぐ軍事挑発で朝鮮半島情勢が緊張する中、現地からちょっと間の抜けた話が伝わってきた。 3月中旬、北朝鮮北部・咸鏡北道のある郡で、ポルノビデオを真似して乱交パーティーに及んでいた若い男性と仲間たちが当局に逮捕されたというのだ。 (参考記事:「ポルノ見て乱交」で収容所送りも…恐ろしい北朝鮮の風紀取締り) 薬物を吸引しながら乱交 北朝鮮では、韓流ドラマやハリウッド映画など、外国の映像作品は「違法録画物」としてご禁制になっており、もちろんポルノもここに含 ...
経済制裁をチャンスに変える…北朝鮮「草の根企業」奮闘記
国際社会による経済制裁下でも、北朝鮮の民生経済に大きな変動が起きたとの情報は、今のところもたらされていない。最近では、厳冬期から春物への衣替えの季節を迎え、市場では新しい靴がよく売れているという。 北朝鮮には平壌、新義州(シニジュ)、順川(スンチョン)、恵山(ヘサン)に大規模な国営靴工場がある。金正恩第1書記が訴えている「輸入病(輸入に依存する傾向)の根絶」に合わせて、各工場で新しいデザインの様々な靴が製造されている。 しかし、生産量が限られている上に、当局のプロパガンダとは ...
「ポルノ見て乱交」で収容所送りも…恐ろしい北朝鮮の風紀取締り
3月中旬、北朝鮮北部・咸鏡北道のある郡で、ポルノビデオを見ながら乱交パーティーに及んでいた男性(20)とその知人たちが逮捕された。 事件を知らせてくれた北朝鮮国内の取材協力者によると、裸になった3組の男女が男性の自宅の一室でビデオの内容を真似て行為に没頭していた所を当局に踏み込まれ、現場でお縄となったという。 罪状は「違法録画物の視聴・流通」。つまり、北朝鮮当局が許可しない映像に触れたかどでの逮捕だ。 米国製の「レアもの」も 取材協力者によると、男女が見ていたのは、外国製のポ ...
徐々にわかってきた金正恩氏の「ヤバさ」の本質
北朝鮮の朝鮮中央通信は3月に入り、金正恩第1書記が核兵器や弾道ミサイル開発を熱心に指導し、軍事演習の現場に足を運んでいる様子を詳細に伝えている。また、同通信を含む北朝鮮メディアは、韓国や米国に対してきわめて好戦的な言葉を並べた非難を繰り返しており、金正恩氏が直接、韓国の朴槿恵大統領を低俗な表現で罵倒してもいる。 (参考記事:「低俗発言」連発に見る金正恩氏のカン違い) こうした言動を見ている限り、正恩氏が、米韓や日本との対話を望んでいるとはとうてい思えない。マスコミの中には、北 ...
対北制裁が北朝鮮外交官の外貨稼ぎに与えるダメージ
国連安全保障理事会で採択された北朝鮮制裁によって、北朝鮮外交官による相次ぐ違法行為が困難になると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。 北朝鮮と外国を行き来するには、陸路でも空路でも中国またはロシアを経由せざるを得ない。合法、違法問わず北朝鮮の外交官が稼いだ外貨は、この両国、特に中国を通じて北朝鮮に持ち込まれる。 中国経由で100万ドル単位を持ち込み 中国税関の規定によると、出入国時に2万元または5000ドル以上の現金を所持している場合は申告が義務化されている。 ...
金正恩氏、「斬首作戦」にビビりながら朴槿恵氏を罵倒
やはりというべきか、金正恩第一書記は米韓の「斬首作戦」にビビっているようだ。 「狂気」と「体制崩壊」 国連安全保障理事会が、対北制裁決議案を全会一致で採択した翌4日、北朝鮮メディアは、金正恩氏が「新型大口径放射砲」の試験発射を現地指導したことを報道。そのなかで正恩氏は「核弾頭」という言葉を発した。多くのメディアは、このコメントを中心に取り上げたが、これは今にはじまったことではない。 それより注目すべきは、金正恩氏自らが「斬首作戦」と「体制崩壊」と具体的に述べながら、米韓に反発 ...
北朝鮮の核兵器が「人気商品」になる可能性
国連安全保障理事会は北朝鮮が初めて核実験を行った2006年以降、今回も含めて5回の制裁決議を行った。しかし、制裁の履行状況を監視する国連の専門家パネルの最新報告書によれば、2015年に自国の取り組みを国連に申告したのは加盟国193のうち42カ国。これまで一度も報告したことのない国は90カ国に及ぶ。 実際のところ、世界には北朝鮮の核兵器や弾道ミサイル開発について、日米韓のように「とんでもない」と思っている国ばかりではない。実際には、「いいな」「うちにも少し分けてくれないかな」と ...
