「ロシアに裏切られた」北朝鮮国民が悲鳴…食糧難で”経済崩壊の予兆”
韓国の独立系メディア「サンドタイムズ(ST)」によれば、北朝鮮がロシアに大規模な兵力を派兵したにもかかわらず、北朝鮮内部で期待された「戦争特需」は完全に裏切られたとの分析が出ている。前線で数千人規模の犠牲者が発生する中でも、ロシアからの食糧支援や経済的見返りは極めて乏しいという。
STによれば、韓国の衛星画像分析専門家、チョン・ソンハク韓半島安保戦略研究院画像分析センター長は28日、安全保障専門のインターネット番組「コード-Q」に出演して、北朝鮮は深刻な食糧難に陥る恐れが強いと指摘。現在の北朝鮮経済は「崩壊の前兆」を示していると警鐘を鳴らした。
自給は不可能
北朝鮮当局は派兵を決定するにあたり、ロシアの食糧・エネルギー支援により慢性的な経済難を打開できると国内向けに宣伝してきたとされる。しかしチョン氏が解析した衛星データではこうした期待が外れたことが示唆されている。