脱北者に対する拷問・性的暴行・乳児殺しの実態

もっとも読まれている記事:北朝鮮の15歳少女「見せしめ強制体験」の生々しい場面
➢ 422
送還させられた女性たちは、さらに、拘留所で看守によって、非人間的、屈辱的な扱いに従わされた。名誉を傷つけられるマナーで話しかけられたり、わざと辱める扱いを受けたりした、と多くの人たちが報告した。調査委員会はまた、生理用ナプキンが生理中、出血しているときに、取り上げられたという証言も受け取った。

  • ジさんは看守が送還された女性に中国での性体験について聞いた、と語った。
  • 他の女性は調査委員会に、国を出たことによって「国を裏切った」と、くどくど言われたことを話した。そして尋問の間「中国人の男はよかったか」というような特に屈辱的な質問をした、と話した。
  • 他の証人は看守が送還された女性を打ちながら、「中国人の男と寝るのは楽しかったか」と聞いているのを聞いた。
  • ロンドンの公聴会で、委員会はパクさんから、送還のあと、拘留中に苦しんだ屈辱的な扱いについて聞いた。パクさんは裸で検査され、侵害的膣検査と裸のスクワットをさせられた。彼女は委員会に、看守は金を探すため、洋服や生理用ナプキンまでひきさいた。生理用ナプキンがぼろぼろにされたので、パクさんが、生理中に小さなタオルを使っていたが、タオルを洗ったことで、屈辱的に、看守に罰せられた。

「毎朝、私たちは、顔を洗うため、小さな入れ物にいっぱいの水が与えられた。その日だけ、私はそれを汚れたタオルを払うために使った。しかし、それが見つかると、水を不正に使ったとして、罰せられた。私は血のついたタオルを頭からかぶらなければならなかった。それが、その日、一日中の罰でした。」

(ⅲ)拘留所の状態

➢ 423
送還された人たちが尋問され、普通の国境越えをしたと決定されれば、彼らは拘留所(尋問拘留所)に送られる。そして、人民保安省にひきとられるのを待つのである。

目次に戻る