餓死、捨て子、孤立…北朝鮮きっての「金持ち地域」が没落
地下資源が非常に豊富なことで知られている北朝鮮。朝鮮地理全書によると、北朝鮮の石炭の推定埋蔵量は227億トン。この数字の信憑性は不明だが、世界的に見ても非常に多いことには違いない。 北朝鮮で、炭鉱が集まっているのは首都平壌から北東に70キロ離れた平安南道(ピョンアンナムド)の价川(ケチョン)、徳川(トクチョン)、平安北道(ピョンアンブクト)の球場(クジャン)などだ。 北朝鮮では収入のほとんどを市場で得ている人が大多数だが、この地域の炭鉱労働者は例外的に、勤め先から受け取る給料 ...
公然と「権力批判」を始めた北朝鮮国民。金正恩氏は大丈夫か
北朝鮮で、政府のやり方に異を唱えるのは非常に危険な行為だった。そんなことをすれば、夜中に密かにどこかに連れ去られ帰ってこなかったり、政治犯として収容所送りにされたりしていた。 例えば、1990年代後半に北朝鮮を襲った大飢饉「苦難の行軍」から人々を救おうとして規則を破った工場の幹部が処刑されたことに、集団で異を唱えた労働者たちは悲惨な末路をたどった。 (参考記事:抗議する労働者を戦車で轢殺…北朝鮮「黄海製鉄所の虐殺」) それから20年。一切の権力批判が許されなかった北朝鮮社会が ...
【写真】映画『ある女学生の日記』の主演女優パク・ミヒャン
2007年にカンヌ映画祭でも上映された北朝鮮映画『ある女学生の日記』は、大学入学を控え進路に悩む女子学生の姿を描いたものだ。 (参考記事:【写真】北朝鮮の女優パク・ミヒャン) 数学者である彼女の父親は、妻が癌を患っているにもかかわらず、研究所で仕事に没頭し家に戻らない。主人公は、そんな父親に不信感を抱くが、やがて彼の研究に大きな価値があると知り、自身も同じく学究の道を選ぶというストーリーだ。 そこに込められているのは、父母が子どもに残すべき最も大きな財産は名誉や金ではなく、将 ...
【写真】北朝鮮の女優パク・ミヒャン
2013年12月に処刑された金正恩党委員長の叔父・張成沢氏に連座させられ、粛清された人々の数は1万人に上るという。その際には同氏につながる外交官たちも粛清された。その中に、前駐スウェーデン大使のパク・クァンチョルがいる。彼の息子の嫁は、2007年にカンヌ映画祭でも上映された北朝鮮映画『ある女学生の日記』に主演した女優パク・ミヒャンだ。 太永浩氏によれば、彼女は夫や幼い息子とともに、政治犯収容所に送られてしまったという。
「もうダメだ。打つ手がない」異常な猛暑に北朝鮮国内から絶望の声
咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋によると、北朝鮮当局は日照りによる被害の調査に乗り出した。 北朝鮮の夏は、暑くても最高気温が30度を少し超える程度で、東海岸北部は30度にもならないのが普通だ。だが、今年に限っては、各地で40度近い最高気温を記録する猛暑となっている。多くの地域で全く雨が降っておらず、農業に深刻な影響が出始めたのだ。 調査の様子を見守る農民も、調査を司る幹部も「今年の農業はもうダメだ」「これと言った対策はない、猛暑が一日も早く終わることを祈るしかない」と ...
北朝鮮国内で「仁義なき戦い」…「軍vs突撃隊」流血の抗争
デイリーNKの内部情報筋によれば、咸鏡南道(ハムギョンナムド)の端川(タンチョン)水力発電所の建設現場で最近、軍の兵士らと道の外貨稼ぎ機関である金剛指導局傘下の突撃隊(建設部隊)の衝突が起き、物議を醸しているという。 ド迫力の動画 事件は、建設作業に必要な工具を準備せよとの命令を受けた兵士たちが、突撃隊の倉庫を襲撃、工具を強奪して行ったことがきっかけだった。倉庫係から報告を受けた突撃隊の中隊長は、屈強な隊員数人を引き連れて工具を取り戻しに行った。ところがツルハシやハンマーなど ...
人身売買団の餌食になった「ある少女」を待ち構える運命
よりよい生活を求めて国境の川を渡って中国に向かった北朝鮮女性が、人身売買の餌食になる事例は枚挙に暇がない。 (参考記事:中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち) 中国政府は、脱北者を発見し次第逮捕し、北朝鮮に強制送還するため、摘発を恐れ多くの脱北女性が身を潜めて暮らしている。これに対しては、米議会の中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)が、北朝鮮女性の人身売買を助長している中国政府機関や個人に対し制裁措置を取ることを勧告するなど、国際的な非難も高 ...
北朝鮮「倒れた作業員は連れ去られ、戻ってこれない」魔の工事現場
北朝鮮の金正恩党委員長の旗振りで始まった高級リゾート「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」の建設事業。外国人観光客を多数誘致し、外貨を確保するのが目的と見られる。 (参考記事:対話ムードを受け「観光大国」への野心をふくらませる北朝鮮) ところが、その工事現場では様々な人権侵害、大事故が多発しており、このままでは「いわくつきリゾート」「事故物件」になりかねない様相を呈している。 (参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故) 死体 ...
北朝鮮女性を苦しめる「書類整理」と呼ばれる性虐待行為
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は昨年3月、両江道(リャンガンド)の内部情報筋の話として、北朝鮮当局は2013年から、軍隊経験があるか大学を卒業した女性に限り幹部への登用を認めるようになったと伝えた。大学に進学できるのが、ある程度は家庭環境に恵まれた子どもたちであることを考えれば、その他の少女たちは、ほぼ義務的に兵役に就かなければならない。 そして、軍隊という閉ざされた集団生活の中で、女性に対する人権侵害は加速する。 娘のような兵士を 北朝鮮の軍内では、「マダラス」 ...
北朝鮮の刑務所で「フォアグラ拷問」が行われている
教化所(刑務所)など北朝鮮の拘禁施設では、ありとあらゆる形の人権侵害が行われている。人権の概念すら希薄な北朝鮮社会では、囚人たちは何ら抵抗する術を持たず、当局のなすがままだ。 (参考記事:北朝鮮、拘禁施設の過酷な実態…「女性収監者は裸で調査」「性暴行」「強制堕胎」も) そんな中、北朝鮮の北部山間地域にある慈江道(チャガンド)の教化所で今月初め、受刑者2人が看守の人権侵害行為に抗議してハンストを行った。現地の内部情報筋によると、事件が起きたのは道内の城干(ソンガン)教化所だ。 ...
やっぱり事故が起きていた金正恩氏「恐怖写真」の現場
北朝鮮国営の朝鮮中央通信や朝鮮労働党機関紙の労働新聞は10日、金正恩党委員長が中国との国境地域にある両江道(リャンガンド)の三池淵(サムジヨン)郡の建設現場など各所を視察したことを大きく報じた。その際に公開された写真を見た建築専門家の間からは、重大な事故が発生する可能性が指摘されている。 (参考記事:金正恩氏の背後に「死亡事故を予感」させる恐怖写真) そして「やはり」と言うべきか、この現場近くで深刻な事故が発生していたことがわかった。両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると ...
【動画】北朝鮮「異色的な外人モデル」摘発映像
【キャプチャ画像①】プリント入りのTシャツをとがめられだ若者 【キャプチャ画像②】外人モデルのパッケージ写真 【キャプチャ画像③】全身を撮影される若い女性 【キャプチャ画像④】顔と名前、学校名までさらされた女子高生 【キャプチャ画像⑤】小学生も容赦なし
【動画と日本語解説】北朝鮮「異色的な外人モデル」摘発映像
脱北女性の人権活動家、イ・エラン氏が主宰する韓国の市民団体が、北朝鮮当局が「非社会主義的現象」の取り締まりのために制作した記録映画を入手し、インターネットで公開している。【動画】北朝鮮「異色的な外人モデル」摘発映像 同団体の解説によれば、記録映画は5月20日頃、幹部向けに公開されたものだという。同団体が入手したコピー映像は、パソコンなどの端末で再生しながら画面を撮影したものらしく、やや不鮮明だ。しかし十分に被写体の判別は付き、音声も明瞭である。 さらされた女子高生 記録映画の ...
【動画】韓国版「喜び組」との声も…アシアナ研修生たちの会長接待
韓国のKBSは7日、アシアナ航空のキャビンアテンダント(乗務員)研修生たちが、同社を所有する錦湖アシアナグループの朴三求(パク・サムグ)会長をもてなすため、セクハラに近いイベント参加を強要されていたと報道。その場面を収めた映像を入手して放映した。韓国メディアは、まるで北朝鮮の「喜び組」のようだと報じた。(【動画】韓国版「喜び組」…アシアナ研修生たちの会長接待) 映像には、アシアナ航空のユニフォームを着た女性30名ほどが団体で、「会長にお会いする日、しきりにときめく心に眠れませ ...
北朝鮮の中高生「残酷な夏休み」…少女搾取に上納金も
北朝鮮の学生たちにとって、夏休みは必ずしも楽しいばかりのものではない。学校や国家から、様々な課題を押し付けられたり、組織生活や思想の総括を強いられたりするからだ。 少女の「やわらかい皮膚」狙い いちばん憂鬱なのは、海外にいる留学生かもしれない。国に呼び戻されれば、外国の自由な空気から離れなければならないだけでなく、下手をすると一生を棒に振ることにもなりかねないからだ。 それほどでもないにせよ、まだ幼い中学生らも憂鬱な問題を抱えている。 北朝鮮で、青少年は春に30日、夏に30日 ...
