「映画『幹は根から育つ』に出演した女優をはじめ、張成沢の“オンナ”であると見られた何人もの芸能人が逮捕され、姿を消した」という。ここで言われている女優とは、一時は北朝鮮の銀幕スターだったキム・ヘギョンのことだ。(参考記事:【写真】女優 キム・ヘギョン――その非業の生涯) 本欄では先日来、韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使の自叙伝『3階書記室の暗号 太永浩の証言』(原題)の内容に言及しているが、同書には実に驚くべき記述があふれている。 たとえば金正恩党委員長の叔 ...

photo@newsis.com 2月に韓国で行われた平昌冬季オリンピックに、北朝鮮は「美女応援団」を派遣した。上はそのメンバーたち。 【写真】恥ずかしがる美女応援団 【写真】手を振る美女応援団 【写真】手を振る美女芸術団員 【写真】平壌で見つけた美女① 【写真】平壌で見つけた美女② 【写真】平壌で見つけた美女③ 【写真】平壌で見つけた美女④

米国のトランプ大統領は5月24日、北朝鮮の金正恩党委員長に宛てて米朝首脳会談を中止する旨を通告する書簡を送った。これを受け取った金正恩氏は、外務省と朝鮮労働党中央委員会の組織指導部に「過去のやり方を変えろ」という指針を下したという。 「外交は信頼が命」 デイリーNKの対北朝鮮情報筋によると、金正恩氏がこのような指針を下したのは書簡が発送された翌日の25日のことだ。指針には、「急速に変化する現状の要求に合わせ、朝米協議のための交渉を深く現実的に主導的に推進していくことについて」 ...

朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の軍官(将校)たちが、住宅問題で頭を抱えているという。官舎が足りないため、家族と共に暮らせる環境にないのだと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。 平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋によると、軍当局は最近、軍官の生活について実態調査を行った。その結果、職務遂行に問題が生じるほど住宅問題が深刻である現状が明らかになった。北朝鮮軍は食糧配給の停滞や「マダラス」と呼ばれる性的虐待の横行など、軍紀が破たん状態にあると言っても過言ではないが、この ...

北朝鮮外務省の金桂官(キム・ゲグァン)第1次官は25日、トランプ米大統領が米朝首脳会談の中止を通告したことを受けて談話を発表。「意外であり非常に残念」「いつ、いかなる方式でも(米国と)対座して問題を解決していく用意がある」と表明した。談話は「委任による発表」とされており、金正恩党委員長の意思を代弁したものと見られる。 「いつでも対話」と実現に期待感 朝鮮中央通信が伝えた談話の全文は次のとおり。 朝鮮外務省第1次官が談話を発表 【平壌5月25日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省の金桂官 ...

北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソニ)次官は24日、金正恩党委員長に米朝首脳会談の「再考」を提起することもあり得るとする談話を発表した。 朝鮮中央通信が伝えた談話の全文は次のとおり。 米副大統領の対朝鮮脅迫性発言を非難 朝鮮外務次官 【平壌5月24日発朝鮮中央通信】朝鮮外務省の崔善姫次官は24日、次のような談話を発表した。 21日、米副大統領のペンスはFOXニュースとのインタビューで、北朝鮮がリビアの轍を踏みうるだの、北朝鮮に対する軍事的選択案は排除されたことがないだの、米国が求 ...

韓国の「5・18光州民主化運動(光州事件)」は、今から38年前の1980年5月18日から27日にかけて起きた。 絶大な権力で国民の民主化要求を押さえつけてきた独裁者、朴正煕大統領(後の大統領・朴槿恵氏の父)が1979年10月26日に暗殺されて以降、韓国社会では民主化への期待が漂い、「ソウルの春」とも言われた。 ところが、クーデターを起こした全斗煥少将(後の大統領)は、翌年5月17日に戒厳令の適用範囲を全国に拡大し、民主化運動を暴力で押さえつけようとした。 市民はそれに反発、各 ...

中高生まで覚せい剤で「性びん乱」 北朝鮮の首都・平壌が、地方の保安署(警察署)幹部が密造していた覚せい剤で汚染されていたことがわかった。 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に対し平安南道(ピョンアンナムド)の消息筋が語ったところでは、「最近、道内の殷山(ウンサン)郡にある保安署の40代の監察課指導員が、覚せい剤を製造して密売した疑いで朝鮮労働党から追放され、処罰された。彼は保安署幹部の身分を隠れ蓑に、数年にわたり密売を続けてきたが、国家保衛省(秘密警察)と人民保安省( ...

北朝鮮政府が建国以来、最大の建設事業として進めている端川(タンチョン)発電所。160キロにも及ぶ水路と発電施設を作る大工事には、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士と民間人が数十万人も動員されているが、現場では事故が相次いでいる。(丹東:カン・ナレ記者) 日本企業が計画 両江道と咸鏡南道(ハムギョンナムド)の内部情報筋によると、江原道(カンウォンド)の洗浦(セポ)地区畜産基地建設に動員されていた922突撃隊、人民内務軍7総局、人民軍第7師団、平壌市内のタワーマンション団地の黎明(リョ ...

北朝鮮の金正恩党委員長は3月、中国を訪問して習近平国家主席と会談した。移動手段には専用列車が使われたが、金正恩氏はどうやら、首都・平壌から乗車したわけではなかったことがわかった。 デイリーNKジャパンのカン・ナレ記者の取材によれば、金正恩氏は3月25日、専用機で空路、平壌から国境都市の新義州(シニジュ)に移動。そこで、事前に回送されていた専用列車に乗り込み、中国入りしたという。 (参考記事:金正恩氏の訪中、平壌から国境までの移動ルートが判明) 北朝鮮当局はいったいなぜ、そのよ ...

4月30日、韓国・光州市の繁華街で、暴力団員と思しき男たち7人が男性1人に対し集団で暴力を振るう事件が発生。警察のお粗末な対応に、批判の声が上がっている。 【動画】ヤクザの迫力に押され負け 韓国紙・朝鮮日報5月4日付(日本語電子版)によれば、事件は、飲酒後に帰宅する際、タクシー乗車を巡り男性3人・女性2人の被害者たちと、男7人・女3人の加害者たちがもめたことから発生。被害者のパクさんは当初、もめ事の仲裁をしようとして集中的に暴力を振るわれたという。現地警察署は、集団傷害の容疑 ...

日本海沿岸では昨年から今年の初めにかけて、北朝鮮のイカ釣り漁船とみられる木造船と、北朝鮮漁民と見られる遺体の漂流、漂着が急増した。背景には、不足する外貨を稼ぎたい国家が「漁労戦闘」と呼ばれる無理な漁獲増大キャンペーンを繰り広げ、それに、一獲千金を目指す庶民が呼応している実態があると言われる。 米政府系のラジオ・フリー・アジアは最近、かつて北朝鮮でイカ漁に従事したことのある脱北男性のインタビューを掲載した。その要約を以下に紹介する。 「帰らぬ漁師、近所だけで数十人」 2004年 ...

先月22日に北朝鮮の黄海北道(ファンヘブクト)で起きた交通事故は、中国人観光客ら36人が死亡する大惨事となった。事故の原因については、当時降っていた大雨の影響が指摘されているが、その一方では間接的に経済制裁が影響したのではないかとの声も上がっている。 (参考記事:外国人も犠牲に…金正恩氏のベンツも怖い。北朝鮮「魔の道路」事情) 北朝鮮事情に精通した中国の消息筋は、中国の北朝鮮専門旅行会社の担当者の話として、事故の原因はドライバーの惰性運転と、運転ミスにあると伝えた。 自動車を ...

27日の南北首脳会談を前にしてデイリーNKは、北朝鮮の首都平壌に住む男性と電話インタビューを行った。 この男性は、金正恩党委員長と韓国の文在寅大統領が会談を行うことを知っていたが、「金正恩氏が板門店の韓国側に行く」ということは知らなかったようで、記者がそのことを伝えると驚きの声を上げた。 男性は「文大統領が北朝鮮に来ると聞いた」と述べ、平壌でそのような噂が立っていることを伝えた。また、中国の習近平国家主席、米国のトランプ大統領も平壌を訪問するとの噂が立っているとのことだ。 南 ...

北朝鮮は、20日の朝鮮労働党中央委員会第7期第3回総会で、核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を中止し、咸鏡北道(ハムギョンブクト)吉州(キルチュ)郡豊渓里(プンゲリ)にある核実験場を廃棄すると決定、発表した。 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、この決定について北朝鮮国内からは肯定的、否定的な相反する反応が出ていると報じた。 労働新聞と朝鮮中央テレビでこのニュースを知ったと語る平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋は、住民たちは首を傾げているとして、否定的 ...

北朝鮮の秘密警察、国家保衛省の海外反探局(スパイ担当部署)の幹部が脱北していたことが明らかになった。報告を受けた金正恩党委員長は、殺害命令を下した。 北朝鮮事情に精通した現地情報筋がデイリーNKに語ったところによると、この人物は50代後半の康(カン)大佐。海外反探局の三頭馬車(ビッグ3)と呼ばれる大物で、中国瀋陽にあった北朝鮮系の七宝山(チルボサン)ホテル(現在は中富国際ホテル)に事務所を構え、中国、ロシア、東南アジアで活動する反探局の要員を指揮していた総責任者だ。 中国やロ ...