北朝鮮の鉄道の電化率は80%。日本や韓国の60%代に比べて非常に高い。これは劣悪なエネルギー事情でも安定的な運行を保つために60年代以降に電化が積極的に進められたためだ。しかし、その電化がアダとなり逆に鉄道の運行に大きな支障が出ている。 デイリーNKは、これまでにも北朝鮮の劣悪な鉄道事情について報じている。そして最近では平壌から恵山(ヘサン)まで10日以上かかるほどに状況が悪化していると、米政府系放送局のラジオ・フリー・アジア(RFA)が23日に報道した。【関連記事】盗む!暴 ...

ロシアから北朝鮮に「くず鉄」名目で輸入され、新型潜水艦の原型になった可能性が指摘されているゴルフ級弾道ミサイル潜水艦。その取引を日本のT社(本社=東京都杉並区)が仲介していた事実は1994年当時、日本のメディアでも大きく取り上げられた。きっかけとなったのは、米国の情報当局のリークを受けた米紙の報道である。 日本企業が北朝鮮と武器取引を行うことは、ココム(対共産圏輸出統制委員会)によって強く禁じられていた。しかし、それは自国からの輸出に限られ、仲介貿易に関する規定はなかった。一 ...

最近、シリアのアサド政権軍が民間人に対して化学兵器を使用したとの疑惑が高まっている。その中で、北朝鮮とシリアの生物化学兵器のつながりについて指摘する声が上がっている。 北朝鮮は1960年代から非対称戦力である核兵器と化学兵器を開発し、強力な生物化学兵器を配備していると言われている。脱北者と専門家は、化学兵器と関連する技術を大量に蓄積している北朝鮮が、外貨稼ぎのためにシリアに関連技術を提供したのではないかと証言する。 北朝鮮の平城(ピョンソン)理科大学で生命科学を専攻し、生物化 ...

北朝鮮で「生計型売春」が増加している。映像を単独入手した。北朝鮮の売春斡旋現場が、映像で公開されるのは初めてだ。【動画】北朝鮮、性売買斡旋現場 背景には、金正恩時代に入って経済難が深刻化し、扶養家族がいる数多くの女性が売春せざるをえない北朝鮮の実情があった。 映像には、両江道恵山駅広場で売春を斡旋する女性と撮影者のやり取りが収録されている。 斡旋者と撮影者は宿泊の有無、売春女性の容姿などについて話し価格を交渉する。撮影者の売春に関する質問に、斡旋者は「(女性を)同伴する宿泊は ...

長期拘束の金永煥氏インタビュー 中国遼寧省丹東市の国家安全局に拘束されていた当時、拷問と過酷行為を受けた韓国の人権活動家、金永煥(キム・ヨンファン)北朝鮮民主化ネットワーク研究委員は31日、デイリーNKとのインタビューで「今回の中国の私に対する拷問問題により、北朝鮮の人権問題が埋もれてはいけないし、北朝鮮の状況と並列的に解釈してはいけない」と語った。 金研究員は3月29日、中国・大連での脱北者支援会合に参加していたところ、中国当局により国家安全危害罪の容疑で逮捕された。114 ...

2009年12月に北朝鮮に不法入国し、43日後に解放されたロバート・パク氏が、当時北朝鮮当局から受けた残虐な拷問について語った。 これまで彼は、「ひどい性的虐待を受けた」という証言はしたものの、北側の具体的な拷問手法については口を閉ざしていた。 性器をこん棒で パク氏は聯合ニュース英語版を通じて8日、「(当時)数名の北朝鮮女性が私を自殺に追い込もうとあらゆる方法を行使した」として、次のように説明した。 「彼女たちは私を囲み微笑みながら、『私があなたの子供を妊娠し、あなたと永遠 ...

1962年から1996年まで34年間にわたり朝鮮総連によって発刊されてきた「朝鮮画報」という北朝鮮を紹介する写真グラフ誌がある。北朝鮮公式の雑誌であり、伝える中身は100%プロパガンダだ。 しかし、1970年代初期までの「朝鮮画報」は100%が北朝鮮賛美ではあるものの、故金日成氏の個人崇拝の色合いも薄く、生の北朝鮮事情をかいま見ることが出来る数少ない貴重な資料だ。ちなみに金正日氏が朝鮮画報に登場するのは1982年以降である。その「朝鮮画報」の1972年11月号を紹介する。 表 ...

月刊朝鮮の最新号に掲載されたインタビューで、2009年12月に北朝鮮に不法入国し43日後に解放された米国系韓国人のロバート・パク氏(29)は「大韓民国憲法と国際法によれば、北朝鮮指導部は政権というよりも世界最大の人権犯罪組織に近い」と明らかにした。 パク氏は「北朝鮮で今まで300万人または、さらに多くの人が死にました。金正日は巨額の支援金を住民に別けずに武器の開発に転用しました。ホロコースト以降で最も大きな集団虐殺。2000万人の住民を人質とし、全世界を相手に脅迫を日常的に行 ...

北朝鮮の閉鎖的な社会構造による問題のひとつに、児童に対する性犯罪の深刻な実態がある。適切な性教育など当局による対策の不備、男性中心の社会的雰囲気による「隠蔽」によって表面化しないでいるだけだ。本紙でも過去、こうした実態について報道している。 (参考記事:北朝鮮で児童への性犯罪が深刻…「表面化していないだけ」) 最も幼い少女を狙い ならば、北朝鮮を脱出した後、中国など第三国に滞留している脱北者の実情はどのようなものだろうか。 脱北者は逃避行の途上であるという特性上、司法機関など ...

北朝鮮では、社会の閉鎖性せいで様々な犯罪が表ざたにならず、隠されたままになっていることが脱北者らの証言で分かっている。元教員で脱北者のキム・スンヒ氏(42歳)は、「皆が口に出さないだけで、未成年者への犯罪はとても多い」と話す。 (関連記事:第三国滞在中の脱北者の性犯罪被害が深刻) (関連記事:北朝鮮で孤児院教師が少女17人を性的虐待) たとえば、どのような事件が起きているのか。2人の脱北者の証言によると、次のようなケースがあったという。伝聞によるものであり、出来事の全容が正確 ...

1950年代の「8月宗派事件」と並び北朝鮮最大の大粛清と言われているのが、1990年代後半に起きた「深化組事件」だ。これに巻き込まれた高級幹部など2万5000人が処刑または追放された。 社会安全部(現人民保安部の)監察課に勤めていた脱北者、パク・ムニル氏がその実情についてNK知識人連帯の機関紙『北側の村』の最新号で詳しく語った。パク氏は「金正日は政治殺人劇を操った事実を隠して、部下たちの盲目的な服従で権力を守った。歴史は金正日の罪悪を忘れておらず、金正日こそ裁きにかけなければ ...

2004年4月に大規模な爆発が起きて廃墟になった平安北道(ピョンアンブクト)龍川(リョンチョン)郡の龍川駅周辺の道路が整備されて、新築の建物が建てられたことが人工衛星写真で確認された。 北朝鮮の秘密施設を衛星写真で探索してきたアメリカのエコノミスト、カーチス・メルビン氏が、最近自身のブログに掲載した3枚の写真には、爆発事故の直前と直後、そして現在の龍川駅周辺の様子が写っている。 メルビン氏はブログで、「(爆発は)家屋と学校をたくさん破壊し、最近の写真を見たら伝統家屋は無くなっ ...

北朝鮮の金正日国防委員長の長男、金正男氏(39歳)の家系が初めて確認された。 北朝鮮問題に精通した対北朝鮮情報筋によると、金正男氏は3人の女性(事実上の夫人)と同居した経験があり、彼女たちとの間に2男2女の子供がいることが明らかになった。金正男氏の3人の夫人と子供たちは、全員中国の北京とマカオに住んでいる。 全身プラダの第二夫人 情報筋は20日、「金正男は若い頃に最初の夫人、崔恵里(チェ・ヘリ)と同居を始めて、息子の東換(トンファン)が生まれた。現在、彼らは北京に住んでいる」 ...

医薬品の足りない北朝鮮の医療施設では、ときに麻酔を使用せずに切開手術を行うことがある。以下はかつて、北朝鮮において傷害致死の罪で監獄生活を送った脱北者の“貴重な”体験談である。 拘留場に入ってから8日経ったときのことだ。母が面会に来てくれた。午前11時頃に警護の責任者が監房に入って来た。 「ジュナ! お前のお母さんが、この寒いのにお前にご飯を食べさせたいと言って、正門の前で保安署長の自動車をさえぎって大騷ぎになったぞ!お前のお母さんみたいな人は珍しい!いいお母さんに生んでもら ...

韓国企業が多数進出している北朝鮮の開城工業団地。女性用の下着を作っているある企業が2007年6月、閉業の危機に追い込まれた。パッケージに外国の女性モデルの写真を使ったからだ。 北朝鮮側からは「どうしてこんな写真を使えるのか」と激しい抗議を受けたが、結局女性からなる包装作業の労働者以外の立ち入りを一切禁じることを条件に、ようやく稼働継続が認められた。 このエピソードを見ると、北朝鮮政府は性に関する件に非常に保守的で、厳格な基準を持っているように思えるが、実際はそうでもない。 北 ...

「北朝鮮で生きていくのに、ドライバーほどいい仕事はない。企業所から穀物、野菜、薪を運べて、分前ももらえる。キムチ用の大根や白菜を運べば、いちばん新鮮なものをふんだんにもらえた」 北朝鮮で企業所のドライバーとして働き、ある事情で韓国にやって来た脱北者のキム・チュニル(仮名)さん。ドライバーだったころを思い出して、北朝鮮での生活が懐かしいほどだと語る。 「車を必要とする人からガソリンを分けてもらえるので、自分はガソリンを買わずに運転だけすればいい。食事も自宅ですることはあまりなか ...