北朝鮮が9日に行った閲兵式(軍事パレード)に対し、同国の庶民が強く反発していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。中には金正恩総書記の外見が変わったことについての批判もあるという。 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は9日、建国73周年を祝う「民間および安全武力閲兵式が、平壌の金日成広場で盛大に執り行われた」と報じた。 新型コロナウイルス対策で厳しい防疫措置を敷く中、敢えて閲兵式を行ったのは、経済制裁とコロナ禍、自然災害の三重苦で経済難が深刻化する中、国民に団結 ...

北朝鮮の金正恩総書記に「影武者がいる」との情報がネットを中心に流れている。金正恩氏は9月9日に行われた建国73周年の閲兵式に登場した。かなりスリムになった上に、独特のヘアスタイルにも大きな変化があった。また、どうやら祖父である故金日成主席に似せるためのメイクを施していることから、「別人では?」という印象を与えたようだ。 (参考記事:【写真分析】金正恩氏が「別人」に見える理由…容姿の激変に見る危ない精神世界) 筆者も複数のメディアから「金正恩影武者説」について意見を求められたが ...

故金日成主席が1927年に朝鮮共産主義青年同盟を結成したことを祝って制定された8月28日の青年節。様々な祝賀行事が開かれるが、平壌の金日成広場では、多くの若者が一同に会して、夜会と称する大々的なダンスパーティが開かれた。 平壌のみならず、全国各地で同様のイベントが開かれる。8月初めに大雨の被害を受け、現在復旧作業が行われている咸鏡南道(ハムギョンナムド)端川(タンチョン)でも同じだ。ところが、その準備過程で騒動が起きてしまった。 (参考記事:金正恩の「復興住宅」大雨であっけな ...

2017年頃、金正恩氏の髪型は「黒電話ヘア」と呼ばれ、国際的な「ネタ」になっていた。ご丁寧に眉毛まで切りそろえている。 (参考記事:【写真分析】金正恩氏の"危険な"ヘアスタイル変化) 北朝鮮の金正恩総書記が別人のように変貌したと言われている。9月9日に行われた建国73周年の閲兵式に、金正恩氏はグレーのスーツ姿で登場。以前と比べるとかなりスリムになったが、報道写真を見る限り、減った体重は10kgから20kg程度ぐらいだろう。 ただし、金正恩氏が「激痩せ」したのは今年の5月から6 ...

北朝鮮は9日、建国73周年に際して労働者や農場員らによる予備軍組織、労農赤衛隊と治安部隊・社会安全軍による閲兵式を行った。 正規軍を動員せずにこうした閲兵式を行ったのは、経済制裁・コロナ禍・自然災害の三重苦の中で、国民に団結を呼びかけるためと思われる。 だがその一方、金正恩総書記はいわゆる非社会主義行為に対する徹底的な取り締まりを主導し、国民の生活と思考を締め付けている。 こうした実態は、国家がさも「国民生活を重視している」かのように装いながら、その実、生活難に苦しむ国民が決 ...

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は9日、建国73周年を祝う「民間および安全武力閲兵式が、平壌の金日成広場で盛大に執り行われた」と報じた。閲兵式は同日未明に行われたと見られる。 新型コロナウイルス対策で厳しい防疫措置を敷く中、敢えて閲兵式を行ったのは、経済制裁とコロナ禍、自然災害の三重苦で経済難が深刻化する中、国民に団結を訴える目的からと思われる。 しかしその陰では、凄惨な事態が繰り広げられている。 国内での新型コロナウイルス感染者の発生を認めていない北朝鮮。だが、隔離者、死者が大量に ...

6月末の朝鮮労働党政治局拡大会議で新型コロナウイルス対策を巡る「重大事件」の責任を問われ、元帥から次帥に降格された朴正天(パク・チョンチョン)前朝鮮人民軍総参謀長が最近、政治局常務委員に昇格した。 また、同じく「重大事件」の責任を問われて常務委員を解任された李炳哲(リ・ビョンチョル)は、復職こそしていないものの、健在であることがわかっている。 その一方、安否が明らかになっていないのが、同会議で退席させられた崔相建(チェ・サンゴン)党書記兼科学教育部長だ。 会議の途中での退席は ...

朝鮮人民軍(北朝鮮軍)に関する人事で気になる動きがあった。9月7日、朝鮮労働党中央委員会政治局は、朴正天(パク・チョンチョン)前朝鮮人民軍総参謀長が、党中央委員会政治局の常務委員(党書記兼任)に任命されたとの公報を発表した。また、劉進(ユ・ジン)、リム・グァンイル、張正男(チャン・ジョンナム)の各氏が党中央委員会政治局委員候補に昇格した。リム氏は軍総参謀長、劉氏は党軍需工業部長に任命された。 常務委員は党の権力中枢を占める要職だ。今後、朴正天氏の主導で、北朝鮮が核・ミサイルな ...

最近、北朝鮮の住民の中での性感染症が蔓延しており、当局が対策に乗り出したと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。コロナ渦のさなかで性感染症まで流行し、防疫当局の苦闘が続いているという。 咸鏡北道(ハムギョンブクト)の住民はRFAに対し、「最近、住民の中で、梅毒や淋病などの性感染症が急速に広がっていることと関連し、中央の緊急指令が5月29日に各地方防疫当局に通達された」としながら、「梅毒と淋病などの性感染症の感染実態を把握し、性感染症が広がらないように早急に ...

荷物を持って一斉に立ち上がり、不安げに何かを見守る女性たち。中には急いで逃げ出す人もいる。これは、中国国境に面した北朝鮮の両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)で撮られた動画だ。 撮影はおそらく、川向うの中国側から望遠レンズを使って行われたものと思われ、画質は良好ではないものの、人々の不安な表情はよく見て取れる。 女性たちは、公式に認められた市場の外の路上で露店を開き商売する「イナゴ商人」たちだ。 (参考記事:【最新 北朝鮮内部映像】取り締まりに逃げ出す「イナゴ商人」たち) ...

北朝鮮北部、中国との国境に接する咸鏡北道(ハムギョンブクト)茂山(ムサン)。郡の中学校の校庭にある主席壇(最高指導者が立つ舞台)に、椅子と机が並べられた。7人の裁判官が座ったところに、8人の若者が引き立てられてきた。 反動的思想・文化排撃法に続き、青年教育保障法まで制定して、若者と彼らが楽しむ文化、ライフスタイルの取り締まり、締め付けを図っている北朝鮮。その最もわかりやすいターゲットは、韓国発のエンタメ、いわゆる韓流だ。 (参考記事:北朝鮮、若者の思想を統制「青年教育保障法」 ...

北朝鮮国民は乳幼児を除けば、何らかの組織に属することになっている。エリートなら朝鮮労働党、若者なら青年同盟(社会主義愛国青年同盟)、街頭女性(専業主婦)なら女盟(朝鮮社会主義女性同盟)と言った具合だ。そのいずれの参加資格にも相当しない人でも、人民班(町内会)に所属することになっている。 所属先では思想教育、勤労動員、生活総和(総括)などの「組織生活」を行うことになっているが、かつてはその見返りに、食糧配給などの様々なメリットが得られることになっていた。しかし、そのメリットが失 ...

新型コロナウイルス対策として国境を封鎖した北朝鮮が、中国との国境地帯の警備を強化する中、増強兵力として女性兵士が投入されていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。 咸鏡北道(ハムギョンブクト)の軍関係の情報筋はRFAに対し、「最近、国境地域の警備強化のため兵力が継続的に増強されているが、警備隊に新たに編入されているのは主として女性兵士の部隊だ。中隊単位で各地域に配置されており、臨時に設営された兵舎で寝起きしながら、見張り所での任務についている」と話した ...

北朝鮮では7月、日本の国会にあたる最高人民会議第14期第15回全員会議で、新たに麻薬犯罪防止法が制定された。これを受け、全国の安全部(警察)が主管し、違法薬物の乱用に警告を与えるための住民講演会が開かれていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。 咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋がRFAに伝えたところでは、講演会を通じて当局は「薬物の乱用は国家・社会制度の安定と人民の生命と健康を害する危険な行為」であると強調。さらに、薬物の乱用に伴う処罰の強度を明ら ...

質よりもスピードを重要視する「速度戦」の弊害がまた現れた。 北朝鮮の首都・平壌では現在、金正恩総書記が打ち出したメガプロジェクト「平壌市1万世帯住宅」と「普通江川岸段々式住宅区」が進められている。安全装備もまともな食事も与えられず、長時間労働に追いやられた労働者が、事故で死亡する事例が相次いでいるが、問題はそれだけではない。 工事は今年3月に始まったばかりなのに、今年10月10日の朝鮮労働党創建日までに住民を入居させるという無茶苦茶な計画――いわゆる「速度戦」で工事が進められ ...

北朝鮮において、チャイナ・テレコムなど中国キャリアの携帯電話は、密輸、脱北、韓国と北朝鮮を結ぶ送金業など、国際電話ができない北朝鮮キャリアの携帯電話の代わりに、中国と国境を接する地域で広く使われてきた。 今も昔も違法であることには変わりないが、かつてはワイロで揉み消せた。しかし、それすら今では困難となっている。当局がこれら携帯電話を「国内情報の海外流出、海外情報の国内流入の元凶」と見て、厳しい取り締まりに乗り出しているからで、処刑される人すら出ている。 (参考記事:北朝鮮、中 ...