8月末に韓国で発売されたベストセラー対談集『一度も経験したことのない国』の話題が、最近になり日本でも紹介されている。2週間早く発売された『検察改革とロウソク市民』というタイトルの本が別名「曺国(チョ・グク)白書」と呼ばれるのに対し、同書は「曺国黒書」と呼ばれる。 「白書」は娘の不正入学や学歴の偽造、一家の不透明な投資ビジネスなどの疑惑に塗れて辞任した曺国前法相を擁護しているのに対し、「黒書」は疑惑の闇の深さと背景に光を当てようとするものだ。本の売れ行きは「黒書」の圧勝で、韓国 ...

8月末に韓国で発売されたベストセラー対談集『一度も経験したことのない国』では、文在寅政権誕生の原動力となった「586政治エリート」の堕落ぶりが辛辣に批判されている。著者の中でもTBS(交通放送)のカン・ヤング記者は、彼らは「私益追及集団」に成り下がったと切って捨てている。また、陳重権(チン・ジュンゴン)元東洋大学教授は「既得権勢力の世代の再生産段階に入った」と指摘。徐珉(ソ・ミン)壇国大学教授も、586政治エリートの不透明なカネの流れに言及した。 ※※※※※※※※※※※※※※ ...

今年7月末、当局の経済政策を非難したとの理由で北朝鮮の中央党(朝鮮労働党中央委員会)の幹部5人が一度に処刑されていたことが、デイリーNKの内部情報筋からの情報で明らかになった。 処刑されたのは、中央党の経済部で「三頭立ての馬車」と呼ばれるインテリ3人と、彼らとともに実務を担当してきた2人だ。5人は7月中旬、平壌のショッピングセンター「光復地区商業中心」の個室で3回に渡り会食し、国家と朝鮮労働党の政策について虚心坦懐に語り合った。話の内容は次のようなものだった。 「対内外政策の ...

中国共産党系ニュースサイトの環球網は2020年8月18日、韓国が空母建造計画を発表したことについて、「造らない方がよい」と忠告する記事を掲載した。 記事は、韓国の国防部が10日に発表した2021~25年の国防中期計画の中で、空母建造計画の情報を明らかにしたことを挙げ、「数十億ドルを投じて3万トン級の軽空母を建造し、F-35Bを配備して2020年代末までに進水する計画だ」と紹介した。 「戦時作戦統制権」返還の思惑 これについて「韓国は本当にさまざまな戦略を想定しているのだろうか ...

今では「革命の首都」と呼ばれる北朝鮮の首都・平壌。かつては「東洋のエルサレム」と言われていた。朝鮮半島におけるキリスト教の中心地で、クリスチャンも多かったからだが、朝鮮戦争前後にその多くが現在の韓国に移住した。 そのような歴史的経緯もあり、韓国のキリスト教(プロテスタント)の中には、北朝鮮における布教を重要視する人々がいる。そして、その活動の実態が明るみに出た事例もある。 例を挙げると、中国・丹東でレストランを営んでいた韓国人のキム・ジョンウクさんは、2013年10月に北朝鮮 ...

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は20日、1面に平壌総合病院の建設が急ピッチで進んでいるとの記事を掲載し、次のように伝えた。 「入院病棟5−2号棟と外来病棟の2、3、4区域の骨組みの工事を終えた軍人建設者たちは、外部美観作業課題の80%罫線を突破し、8建設局の建設者も任された対象の骨組み工事の仕上げ段階で進めている」 着工式で「人民の大切な健康と安全をよりしっかり守ることのできる今一つの貴重な財産」だと、金正恩党委員長がその意義を強調した平壌総合病院の建設計画だが、現場では ...

【元山1月9日発朝鮮中央通信】松涛園国際少年団キャンプ場(江原道)で、児童・生徒の第1期冬季キャンプが始まった。 キャンプの期間、児童・生徒は馬息嶺スキー場でスキー、スケート、そり乗りなどで楽しい日々を過ごす。 冬季キャンプ開始の集いが、9日に行われた。---

【平壌1月8日発朝鮮中央通信】児童・生徒のチュチェ109(2020)年の迎春公演「白頭山の祝福を抱いて正月の雪よ降れ」が、平壌の万景台学生少年宮殿で連日行われている。 公演の舞台には、民謡独唱、ナレーション詩、女子重唱、民謡斉唱などの演目が上がった。 出演者は、次代の明るい将来のために愛の道、献身の道を限りなく歩み続けた金日成主席と金正日総書記への懐かしさの念を感銘深く披露した。 全国の子どもを温かく見守ってくれる最高指導者金正恩党委員長が居て、わが祖国の明るい未来を確信する ...

【平壌1月7日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員である金才龍内閣総理(朝鮮労働党政治局委員)が、チョンリマ製鋼連合企業所を視察した。 金才龍総理は、鋼鉄職場を見て回りながら新年の初の溶鉄を生産した労働者たちの勤労の闘いを鼓舞し、設備の稼働状態と生産実態を具体的に調べた。 現地で行われた協議会では、活動家が朝鮮労働党中央委員会12月総会の基本思想、基本精神を心に刻み付けて実際的な生産的高揚で国の経済成長に寄与するという覚悟を持つことが強調され、関連単位が鉄鋼材 ...

【新義州1月6日発朝鮮中央通信】新年を迎えて100歳の誕生日を迎えた平安北道新義州市仙上洞在住のリ・ソンオクさんが恩情のこもった誕生日の祝い膳をもらった。 夢のような幸福に浴したリさんは、最高指導者金正恩党委員長に感謝のあいさつを謹んで贈った。 数十年間、農業部門で誠実に働いてきたリさんは、子息を祖国防衛の第一線と社会主義建設の重要部門に立たせたし、老齢年金を受け取ってからも祖国の富強・繁栄に助けとなることを自ら探してやった。 リさんは、健康な体で家畜も飼い、自家菜園の手入れ ...

北朝鮮で初めて女性として超音速戦闘機のパイロットになったリム・ソルさんが昨年11月、戦闘飛行訓練中の墜落事故で死亡したと、デイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。 平壌市の情報筋は6日、韓国デイリーNKに対し、「元帥様(金正恩党委員長)の現地指導の際、模擬戦闘飛行を行ったことのあるリム・ソルが昨年11月中旬、搭乗機の墜落爆発事故で死亡した」と伝えた。 「事故の瞬間」映像も リム・ソルさんは2014年11月、同僚のチョ・グムヒャンさんとともに、金正恩氏の前で飛行訓練を行ったことが ...

【平壌1月4日発朝鮮中央通信】4日付けの「労働新聞」は署名入りの論説で、朝鮮労働党中央委員会第7期第5回総会の基本思想、基本精神は、情勢が好転することを腕をこまぬいて待つのではなく、正面突破戦を展開すべきであるということだと明らかにした。 言い換えれば、米国と敵対勢力がわれわれが安楽に過ごせるように放っておくとは夢にも考えてはならず、社会主義建設の前進途上に横たわる難関をもっぱら自力更生の力をもって正面突破すべきであるということだと強調した。 同紙は、党中央委員会第7期第5回 ...

【平壌1月4日発朝鮮中央通信】朝鮮で、両江道三池淵市の通りの名称を定めた。 3日に発表された朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会の政令によると、三池淵市に立つ金正日総書記の銅像の前から三池淵市の入り口まで伸びている中心軸道路区間をポッナム通りに、三池淵学生少年宮殿からペゲ峰ホテルまでの区間を密営通りに、白頭山総合博物館から三池淵1旅館までの区間を青峰通りに、中央銀行両江道三池淵支店から氷の彫刻祭典および音楽祭典場までの区間を鯉明水通りに、三池淵ホテル(300席)から三 ...

【平壌1月3日発朝鮮中央通信】チュチェ109(2020)年の新年を迎えた人民の幸福に溢れた笑い声が首都の各遊戯場でも響き出ている。 凱旋青年公園遊戯場で青空をかき分けるかのような舟ぶらんこと急傾斜の曲線に沿って回る軌道回転盤、天地が変わるかのような感を与える3重回転盤などに乗った人々が爽快(そうかい)さと興奮にかられて声をあげ、その光景を眺める見物者があちこちで爆笑して遊戯場は文字通り笑いの天地である。 同遊戯場では、50余メートルの高さまで上がったり下がったりする急降下塔が ...

【平壌1月1日発朝鮮中央通信】新年を迎えた児童・生徒が、平壌の各所で民俗遊戯を行った。 平壌体育館広場、凱旋門広場をはじめとする市内の広場、公園に集まってきた児童・生徒は、たこ上げ、銭蹴り、なわ跳び、こま回しなど、多彩な民俗遊戯を行った。 たこ上げが、人々の視線を引いた。 児童・生徒は自分らが作ったたこをより高く、より遠く飛ばすために巧みにひもを操った。 青空を飛ぶたこには、「新年」「2020」などの文字が記されていた。 互いの才を競ってこま回しと銭蹴りをする男子生徒と、歌に ...

【平壌1月1日発朝鮮中央通信】児童・生徒のチュチェ109(2020)年の迎春公演「白頭山の祝福を抱いて正月の雪よ降れ」が1日、平壌の万景台学生少年宮殿で行われた。 朝鮮民主主義人民共和国国務委員会第1副委員長である最高人民会議常任委員会の崔龍海委員長(朝鮮労働党政治局常務委員)が公演を鑑賞した。 党と政府の幹部と党中央委員会の活動家、省・中央機関、武力機関の活動家、革命学院の教職員、生徒、市内の功労者が公演を観た。 社会主義祖国に滞在中の海外同胞と反帝民族民主戦線平壌支部の代 ...