脱北者に対する拷問・性的暴行・乳児殺しの実態

  • 別の証人は国家安全保衛部によって、保留施設で6週間尋問を続けられた。彼女を尋問した国家安全保衛部の役人は彼女が大韓民国国民かキリスト教徒と接触したか見つけ出すため、彼女を打った。この施設では、証人は、以前何度か逮捕されているので、明らかに守衛が知っている18歳の少女の髪を引っ張ったり、たたいたり、足で踏みつけたりしたのを見た。6週間後、証人は国家安全保衛部尋問拘留所に送られた。そこでも彼女はまた、叩かれ、大韓民国国民や教会と接触したこと、国境を越えるのを彼女のためにお膳立てした人を告白するよう仕向けられた。拘留センターでは証人や他の拘留者が尋問されないとき、あるいは仕事がない時、両手を後ろに回して、頭を下にたれて、ひざまずいていなければならない。守衛に質問されるときでさえ、同じ姿勢が維持されていなければならない。一度、証人があやまって上を見上げたら、看守に胸を重いブーツで蹴られた。靴がない老女が仕事をするため、靴を頼んだら、国家安全保衛部員に靴をはくに値しない、拘留者は畜生だから、すぐ死ぬものなんだ、と言われた。老女は看守に叩き上げられ、血を流していた。
  • ある証人が、尋問拘留所で中国から送還された他の人たちと拘留されている間、国家安全保衛部がある若い女性を尋問したとき、彼女が祈りの形に手を組み合わせているのを見た。国家安全保衛部は、彼女はキリスト教徒であると疑った。彼らは彼女を別の部屋に連れて行き、告白するまでたたいた。彼女の部屋のすべての拘留者が彼女が告白するまで、眠るのを許されなかった。その後、彼女に何が起こったか、その証人は知らない。また、国家安全保衛部がある家族に彼らは中国のキリスト教徒と接触したため、政治刑務所に連れて行くといっているのが聞こえた。

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