白頭山拳銃は、1970年代にチェコのCZ-75を模倣して作られた口径9ミリの自動拳銃で、銃身には金日成主席の直筆を模した「白頭山」という文字が刻まれている。1980年代から、軍の指揮官が使う拳銃として採用された。【写真】白頭山拳銃 (参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…)

2018年9月、韓国の文在寅大統領の一行と行動をともにした時の金正恩党委員長。体形や顔立ちは数年前とさほど変わらないが、顔の肌は明らかに日焼けしている。 (参考記事:【写真】色白だった頃の金正恩氏) (参考記事:【写真】色白だった頃の金正恩氏)

下の写真はいずれも、2015年当時の金正恩党委員長。最近と同様、精力的に各部門の現地指導を行っていた。 (参考記事:【写真】いかつい「ガングロ」になった金正恩氏) (参考記事:【写真】いかつい「ガングロ」になった金正恩氏)

「彼(金正恩氏)とあいさつを交わしながら、目についたのが彼の顔の色だった。顔が黒く日焼けしていたのだ。一国の首脳の顔が、なぜ日焼けしているのか」 (参考記事:【写真】色白だった頃の金正恩氏) (参考記事:【写真】いかつい「ガングロ」になった金正恩氏) 18日から20日にかけて、韓国の文在寅大統領に随行して北朝鮮を訪問した鄭東泳(チョン・ドンヨン)民主平和党代表は帰国後、韓国メディアに対し金正恩党委員長の第一印象をこう語った。 言われてみれば、たしかにそうだ。以前は色白のぽっち ...

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、米上院外交委員会は26日、北朝鮮国内の政治犯収容所の撤廃を求める決議案を通過させた。同決議案は、ユタ州選出のオリン・ハッチ議員(共和党)が4月に提出したもので、金正恩党委員長に対し、収容所に囚われているすべての収監者の釈放も求めている。 (関連記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…) トランプ米大統領や文在寅韓国大統領はじめ、米韓の指導者たちは金正恩氏との対話を優先するあまり、北朝鮮の人権問題に対する言及を露 ...

今月の北朝鮮は国家的行事が目白押しだ。まず9日には70年目の建国記念日(9.9節)があり、18日から20日までは南北首脳会談が開かれた。このような時期には「雰囲気を乱す事件、事故を1件たりとも起こしてはいけない」として、国内に厳重警戒体制が敷かれる。 そんな中、中国との国境に面した両江道(リャンガンド)の金亨稷(キムヒョンジク)郡で「大事件」が起きてしまった。しかもそこには「男女の関係」が絡んでいたようだから、関係者は穏やかではない。 「寝ていた」男女 現地のデイリーNKの内 ...

北朝鮮の金正恩党委員長と韓国の文在寅大統領による、今年3回目の首脳会談が18日に行われる。非核化を巡る米朝対話が停滞する中、今回の会談が突破口を開くことを期待する向きは少なくない。またそうなってこそ、北朝鮮側が待望する経済制裁の緩和、または韓国や中国などによる経済支援の実現も近づく。 しかし北朝鮮国民の中には、朗報を待ちくたびれた挙句、首脳会談にもはや何の関心も持てない人々が少なくないようだ。 両江道(リャンガンド)の内部情報筋は17日、デイリーNKとの電話取材に対し「最初の ...

北朝鮮の人々は大層な風呂好きだ。各地方都市には国営のスーパー銭湯が存在するほどだ。 朝鮮中央通信は2010年3月21日に配信した「勤労大衆の文明を花咲かす社会主義の恩徳」という全国のスーパー銭湯を紹介する記事で、その建設目的を次のように伝えている。 敬愛する将軍様の崇高な意志により、全国各地に作られた蒼光院式奉仕基地は、母なる党の人民愛の歴史と人民大衆中心のわが国の制度の優越性を伝え、広範な勤労大衆に真の社会主義の恵みを与える「恩情院」「恩徳院」と親しみを持って呼ばれている。 ...

北朝鮮は2018年9月9日、建国70周年を迎えた。 金正恩国務委員長(朝鮮労働党委員長)国際社会からの強力な制裁に抗いながら、2017年中に核兵器の「完成」を宣言。2018年に入ってからは対話路線に大きく方針転換し、韓国の文在寅大統領、中国の習近平国家主席と相次いで会談。6月にはトランプ米大統領との、史上初の朝米(米朝)首脳会談を実現させた。 34歳の若さでのこの「実績」は、実際のところ、祖父の金日成主席や父・金正日総書記と比べても遜色のないものと言えるだろう。 「ゴール」は ...

国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)は7日までに、北朝鮮南西部の黄海北道(ファンヘブクト)・黄海南道(ファンヘナムド)で先月下旬、台風19号により大規模な水害が発生し、76人が死亡、75人以上が行方不明になっていると明らかにした。被災民の数は少なくとも数千人、多くは5万人を超えるとの報道もある。 近年、北朝鮮では毎年、こうした水害が起きている。台風の大規模化の影響もあるが、北朝鮮当局の危機管理意識の低さが被害を拡大させているのは明らかだ。 (参考記事:金正恩氏の背後に「死亡事 ...

北朝鮮の金正恩党委員長は5日に訪朝した韓国の大統領特使団と会った席上、トランプ米大統領の1期目の任期内に非核化を実現し、朝米関係を改善したいとの意向を示した。訪朝した鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台国家安保室長が6日の記者会見で明らかにした。 金正恩氏はまた、「最近の朝米交渉にやや難しさがあるものの、そうした時こそトランプ大統領に対する信頼は引き続き維持される」などと強調したという。 また青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が6日の記者会見で明らかにしたところでは、トラン ...

中国との国境に面した北朝鮮・両江道(リャンガンド)の金正淑(キムジョンスク)郡。元々は新坡(シンパ)郡だったが、1981年10月に、金日成主席の夫人で、金正恩党委員長の祖母にあたる金正淑氏の名前が付けられた。この地は、生前の金正淑氏が革命活動を行った場所とされる。 祖国光復会のアジトとして使われていた写真館、軍需物資を隠していた水車小屋、秘密連絡書だった商店、日本の警察署、憲兵隊の建物などが、新坡(シンパ)革命史跡地に指定されている。1974年10月には金正淑氏の銅像が建てら ...

鉄板の上に山積みになった肉を前に、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士が涙を流している絵。「ああ、プルゴギ!(焼き肉)」「熱いその愛に声を枯らして(泣く)」というキャプションが付いている。

2011年7月に北朝鮮の国営メディアが紹介した1枚の絵は衝撃的なものだった。鉄板の上に山積みになった肉を前に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士が涙を流しているというものだった。絵には「ああ、プルゴギ!(焼き肉)」「熱いその愛に声を枯らして(泣く)」というキャプションが付いている。(【画像】「ああプルコギ!」感涙にむせぶ北朝鮮の兵士) これは、煕川(ヒチョン)2号発電所の建設現場に動員された兵士たちが、金正日総書記から贈られたプルゴギに感動しているという様子を描いたものだが、これが国 ...

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は18日、「米国内の政争が朝米関係を膠着させている」とする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。 論評はトランプ米大統領を「対話派」と位置づけ、6月の米朝首脳会談についても、トランプ氏が「米国史上どの大統領もかなえなかった『幻想的な対面』を実現させ、全世界の歓呼と国民の大きな呼応を受けた」ものだと持ち上げている。 金正恩党委員長が、いかにトランプ氏を味方につけて置きたがっているかを、雄弁に物語るものと言える。 トランプ氏は7月20日、北朝鮮人 ...