金正恩氏が「継母」に加えていたひどい仕打ち
韓国紙・中央日報(WEB日本語版)は22日、北朝鮮の内部事情に精通した韓国政府当局者の話として、故金正日総書記の第4夫人説がささやかれていた金オク氏について管理所(政治犯収容所)に収監されていることが確認されたと伝えた。 「写真」は語る この当局者は、「さまざまな情報を総合した結果、金オク氏が張成沢(チャン・ソンテク)事件に関わって2014年に政治犯収容所に送られたと結論付けた」としている。また、彼女の生死については「現在、生きていることを把握している」と述べているが、管理所 ...
「私たちは性的なおもちゃ」被害女性の告発に北朝鮮反発
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は26日、北朝鮮の人権問題に対する米国の非難は「とんでもない茶番劇」であるとする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。 論評は、国際人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が先月末、北朝鮮で女性に対する性暴力がまん延していることを告発する報告書を発表したことに言及。「米議会と保守的なメディア、専門家も、制裁・圧迫と『人権問題』を対朝鮮政策として引き続き掲げるべきだと唱えている」と指摘した。 (参考記事:「私たちは性的なおもちゃ」被害 ...
「眠っているうちに」死者数万人、北朝鮮庶民が震える「冬の夜の恐怖」
両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、恵山(ヘサン)駅そばにある恵興洞(ヘフンドン)の民泊で今月13日、家主夫婦と宿泊客3人が死亡した。近隣住民に発見されたのは、数日後のことだった。 亡くなった3人は、金正恩党委員長が進める三池淵(サムジヨン)の開発工事に突撃隊(建設部隊)として動員されていた。数ヶ月の任期を終え、故郷に戻る矢先のことだった。列車を待つために駅のそばの民泊に泊まり、悲劇に遭った。事情を知った近隣住民が気の毒がっている。 (参考記事:住民や労働者が次々に逃 ...
「日本軍が慰安婦を虐殺した映像ある」北朝鮮メディア報道
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、「日本軍性奴隷問題の解決は国際的要求」と題した論評で次のように述べ、旧日本軍が朝鮮人慰安婦を虐殺した証拠とされる「映像記録編集物」があると主張した。 (参考記事:日本軍に虐殺された朝鮮人従軍慰安婦とされる映像について) 「最近だけでも、米国立文書保管所に所蔵されていた過去の日帝が朝鮮人性奴隷を野獣のように虐殺した天人共に激怒する蛮行を立証する映像記録編集物と共に、1944年9月13日に性奴隷として引き連れていた30人の朝鮮女性を銃殺したことに ...
美女と「日本製の部屋着」に狂わされた、ある北朝鮮警察官の選択
北朝鮮の最高学府・金日成総合大学を卒業した脱北者で、韓国紙・東亜日報の名物記者であるチュ・ソンハ氏の近著『平壌資本主義百科全書』では、北朝鮮の人々の知られざる生活実態が生々しく紹介されている。 同書を通じて改めて確認されたことのひとつが、北朝鮮の富裕層が今なお「メイド・イン・ジャパン」を愛しているということだ。平壌に住むある御曹司はチュ氏のインタビューに、次のように答えている。 「(周りから)良い暮らしをしていると思われたければ、弾ける人がいなくてもピアノ1台は家になきゃダメ ...
住民や労働者が次々に逃げ出す酷寒の「恐怖写真」現場
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は10月30日、金正恩党委員長が中国との国境に近い三池淵(サムジヨン)郡を視察したと伝えた。金正恩氏が同郡を視察するのは、今年3回目だ。 三池淵郡は北朝鮮で「革命の聖地」として知られるとともに、風光明媚な景勝地でもある。金正恩氏は東海岸の「元山葛朝(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」と並び、同郡の観光開発プロジェクトを最重視していると見られる。 しかし、三池淵郡の建設現場の安全対策は劣悪で、実際に事故も発生。北朝鮮が公開した写真の中にも「恐怖写真」レベル ...
美女と「日本製の部屋着」に狂わされた、ある北朝鮮警察官の選択
北朝鮮の最高学府・金日成総合大学を卒業した脱北者で、韓国紙・東亜日報の名物記者であるチュ・ソンハ氏の近著『平壌資本主義百科全書』では、北朝鮮の人々の知られざる生活実態が生々しく紹介されている。 同書を通じて改めて確認されたことのひとつが、北朝鮮の富裕層が今なお「メイド・イン・ジャパン」を愛しているということだ。平壌に住むある御曹司はチュ氏のインタビューに、次のように答えている。 「(周りから)良い暮らしをしていると思われたければ、弾ける人がいなくてもピアノ1台は家になきゃダメ ...
17歳の女子高生ら被害も「氷山の一角」か…暴露された韓国軍の性暴力
今月7日、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相は1980年に韓国の光州市で発生した光州民主化運動(光州事件)当時、デモ隊を弾圧した戒厳軍の兵士などが市民に性的暴行を働いた事実が確認されたことを受け、会見を開いて謝罪文を発表した。 しかし、当時の実態を知る関係者の間からは「今まで政府が黙殺してきたことが、今ごろになって明らかになったに過ぎない」との反応が出ていると、光州の地方紙・全南日報が伝えている。 「山の中で縛り上げられ」 同紙によれば、光州民主化運動における性暴力は、 ...
芸術家出身の美女が…北朝鮮「高級VIP風俗」の実態
9月20日に韓国で出版された『平壌資本主義百科全書』が好評を博しているようだ。著者は東亜日報のチュ・ソンハ記者。チュ氏は北朝鮮の最高学府・金日成総合大学を卒業した脱北者で、北朝鮮社会の内部をえぐる取材では他の追随を許さない活躍を見せてきた。 新著の内容は、これまでにも増して衝撃的だ。筆者も読み始めたばかりなのだが、のっけから引き込まれた。冒頭で紹介されているのは北朝鮮人口の「0.001パーセントレベルの御曹司」のインタビューだ。 北朝鮮で貧富の格差が拡大しているのは周知の事実 ...
「警察官たちは性犯罪の捜査を楽しんでいる」北朝鮮の救われぬ実態
北朝鮮の朝鮮人権協会は4日、国際人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が北朝鮮における女性への性暴力実態に関する報告書を発表したことに対し、「政治的謀略策動の一環」であると非難するスポークスマン談話を発表した。 HRWが先月31日に発表した報告書「理由もなく夜に涙が出る 北朝鮮での性暴力の実情」は、金正恩党委員長が政権を継承した2011年以降に脱北した54人と、脱北した北朝鮮の元公務員8人を対象にしたインタビューを元に作成されたものだ。 その中には、被害女性らの血 ...
「私たちは性的なおもちゃ」被害女性たちの血のにじむ証言…報告書「理由もなく涙が出る」を読む
※この記事には、性暴力の被害に関する具体的な記述が含まれています。 ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が先月31日に発表した報告書「理由もなく夜に涙が出る 北朝鮮での性暴力の実情」。報告書で最も多くのページを割いて伝えているのは、北朝鮮の拘禁施設における女性に対する性暴力だ。 両江道(リャンガンド)で密輸に携わっていた30代女性のユン・スリョンさん。2011年末、他の女性と共に薬草を中国に密輸しようとして逮捕された。 2人は運良く逃亡に成功し、7ヶ月の間身を隠していたが、 ...
【写真】「凄腕デカ」から「美少女戦士」まで…金正恩氏ボディーガードの多彩な顔ぶれ
下の写真は、元NBAのデニス・ロッドマンが2013年3月に訪朝したときのもの。バスケット・ボールの試合を観戦する人々の中で、2人の男女――金正恩氏の頭の上に見える男性と、ロッドマンの背後の女性だけが別の方向に鋭い視線を向けている。この2人は護衛司令部に所属する警護員である可能性が高い。(参考記事:【写真】金正恩氏を守るエリート警護員たち) いずれも容姿に優れており、男性は映画に出てくる「凄腕デカ」のような雰囲気。一方の女性は「美少女戦士」風か。 金王朝を身近で守る警護員は、「 ...
「凄腕デカ」と「美少女戦士」
金王朝を身近で守る警護員は、「喜び組」の選抜も行う朝鮮労働党組織指導部の5課が人選しているとされる。
中国で盛り上がる「北朝鮮観光ブーム」国境都市から1日1000人
今年に入って3回開かれた北朝鮮の金正恩党委員長と中国の習近平国家主席の首脳会談。それをきっかけに中国では北朝鮮観光ブームが起きている。国境では、北朝鮮に向かう観光客が長蛇の列を成している。 デイリーNKの対北朝鮮情報筋によると、中国の丹東から北朝鮮の新義州に向かう観光客の数はざっと見て1日1000人ほど。入管には午前9時から列ができ始め、3時間ほどしてようやく解消するほど観光客が多い。 この情報筋は、北朝鮮観光ブームが始まったのは今年8月頃と見ている。一方、米国の北朝鮮ニュー ...
「私たちは性的なおもちゃ」暴露された金正恩時代の性暴力
国際的な人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は先月31日、「理由もなく夜に涙が出る 北朝鮮での性暴力の実情」と題した報告書を発表した。(英語版、韓国語版) 金正恩氏が権力の座に就いた2011年以降に脱北した54人と、脱北した北朝鮮の元公務員8人を対象にしたインタビューを元に作成されたこの報告書では、北朝鮮における性暴力の現状と、それを生み出す社会的土壌について詳しく解説されている。 報告書が挙げたのは、社会の根幹を揺るがす大きな変化が、弱い立場にいる女性を犠牲にし ...
【映像】米国務省が公開「机の上で麻酔なしに堕胎手術された」女性虐待の告発
北朝鮮は、国連で13年連続で採択されている北朝鮮人権決議案に対して「政治的挑発」「『人権問題』を口実に不純な政治目的を追求しようとするいかなる試みに対しても、絶対に袖手傍観しない」などと強く反発している。 それでも、国際社会は黙っていない。米国では上院外交委員会が、北朝鮮の政治犯収容所の撤廃を求める決議案を通過させた。 (参考記事:北朝鮮女性、性的被害の生々しい証言「ひと月に5~6回も襲われた」) 一方、米国務省は広報サイト「シェア・アメリカ」で、10月27日の世界信教の自由 ...
