中国の丹東と北朝鮮の新義州(シニジュ)を結ぶ新鴨緑江大橋。総工費22億2000万元を中国政府が負担し、2014年10月に完成した。老朽化した従来の鴨緑江大橋に取って代わるはずだったが、今に至るまで開通していない。橋と北朝鮮本土を結ぶ道路や、北朝鮮税関の施設が未整備のままだからだ。 北朝鮮事情に精通したデイリーNKの中国情報筋によると、ある中国人が3億元(約49億4200万円)を投資して、この連絡道路を建設することになったと、北朝鮮の貿易関係者が噂しているという。 しかし、今の ...

国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は先週、複数の脱北者が雲南省で中国当局に逮捕されたと発表した。一方、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は、韓国を目指して移動中だった脱北者一家が雲南省で中国公安当局に逮捕された後、自ら命を絶ったと報じた。状況からして、これらは同一の事案だと思われる。 中国・遼寧省の朝鮮族情報筋によると、この脱北者一家は父母と息子1人、娘2人の5人家族だ。今月初めに国境を流れる川を渡って脱北し、吉林省延辺朝鮮族自治州延吉に向かった。そ ...

北朝鮮と中国の国境地帯、いわゆる中朝国境の中国側では、たびたび北朝鮮人が絡んだ凶悪事件が発生している。 こうした中、中国朝鮮族の牧師が殺害された事件に北朝鮮の秘密警察、国家保衛省(以下、保衛省)が絡んでいるという証言が出てきた。 相手をしゃぶり尽くす 昨年4月30日、中国吉林省長白朝鮮族自治県の鴨緑江のほとりにある長白教会の韓忠烈(ハン・チュンニョル)牧師が、何者かに殺害される事件が発生した。 韓さんは、正体不明の女性に呼び出され外出したが、当日夜になって山中の車の中で遺体と ...

中国政府が、脱北者の北朝鮮への強制送還を続行する意思を改めて示したと、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が伝えている。 VOAによれば、中国外務省の陸慷報道局長は24日の定例記者会見で、国連のトマス・オヘア・キンタナ北朝鮮人権特別報告者が強制送還の中断を求めたことに対し、脱北者は保護すべき難民ではなく不法越境者であるとの見解を示した。 拷問が横行 陸氏はまた、中国政府は脱北者問題を国内法と国際法、そして人道主義の原則に基づいて適切に処理してきた、と説明したという。 中 ...

北朝鮮国民の10人中7人が、ほぼすべての家計収入を市場での活動から得ているとの調査結果が発表された。 米国の戦略国際問題研究所(CSIS)は、特別研究プロジェクト「ビヨンド・パラレル」(38度線を越えて)の一環として、北朝鮮国民36人に対面でアンケート調査を行った。 国営企業は給料払わず その結果、72%にあたる26人が、ほぼすべての家計収入を市場での活動で得ていると答えた。また、75%以上の収入を市場から得ている人は36人中35人に達した。残りの1人も収入の半分から7割を市 ...

北朝鮮海軍の潜水艦が日本海で1週間にわたって活動していると、NHKが23日に米国政府当局者の話として報じた。 それによると、「潜水艦はディーゼル型のロメオ級で、アメリカの監視記録では、この型の潜水艦の場合、通常、4日程度で活動を終えるが、今回はこれを超えておよそ1週間に及び、これまでで最も長い」という。また、「アメリカ軍はこれまでにない特異な行動だとしてその目的などについて分析を進めている」だと伝えた。 北朝鮮のこの行動は、何を意味するのか。米軍がまだ分析中だというくらいだか ...

韓国でタレント活躍をしていた脱北女性、イム・ジヒョンさんが突如として北朝鮮に戻り、当局のプロパガンダメディアに登場した事件を巡り、様々な情報が錯綜している。 毎日経済は20日、「『イム・ジヒョンは北のスパイ』再入北ミステリーは解けるか」と題した記事を掲載。北朝鮮の秘密警察、国家保衛省(以下、保衛省)出身を自称する脱北男性(57)の証言を交え、イムさんは北朝鮮が偽装脱北させた工作員であり、再入北は工作機関・偵察総局の手引きによるものである可能性に言及した。 また、やはり保衛省出 ...

北朝鮮の処刑、「火あぶり」も 北朝鮮の人権問題を追及している民間団体が19日、北朝鮮国内で銃殺が行われた場所、死亡者の遺体が集団埋葬された推定地、遺体の火葬場所などを示したマップを制作したと発表した。 韓国・ソウルに本部を置く「転換期正義ワーキンググループ(Transitional Justice Working Group)」は、北朝鮮の政権が行っている人権侵害を記録することで、そのような行為をやめるよう警告すると同時に、将来的な加害者の法的処罰の可能性を高める目的で、今回 ...

米国の軍事専門メディアであるミリタリー・ドット・コムは14日、「世界の軍隊ワースト10」と題した記事を掲載。その中で北朝鮮の軍隊を第3位に挙げている。 (人気記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為) 「性上納」が横行 この記事がワースト1位としたのは、中米のコスタリカだ。 といっても、同国は1949年に憲法で常設軍を廃止しており、警察と治安部隊を除けば軍事力を持たない。単純な軍事力比較なら、こうした結論が出るのは当たり前と言える。 ワースト2位は、腐敗しき ...

米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は14日、北朝鮮に禁輸品であるはずの高級外車が輸入されているもようだと報じた。 北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩党委員長が4日に大陸間弾道ミサイル発射を現地指導した際の写真を複数、配信した。 VOAはそのうちの1枚を分析。そこに写り込んだ1台の乗用車について「車両の後部しか写っていないものの、全体的なデザインがドイツ製メルセデス・ベンツの新型Sクラスと同じである」と指摘している。 たしかに写真を見る限り、具体的にどのモデルかは確認が難し ...

北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」型を発射した。北朝鮮国営メディアは連日、金正恩党委員長によって火星14型は成功したと大々的に宣伝している。そんな中、発射から3日後の7月8日、異例とも言える写真が公開されていた。写真には金正恩氏の核・ミサイル戦略を支える核心の4人が写っていた。 変態スキャンダルの幹部も 金正恩氏は、祖父・金日成主席の命日である7月8日、遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を参拝した。命日の参拝は毎年恒例の行事であるが、まずは ...

昨年12月24日、北朝鮮の人民武力省(国防省)は、故金正日総書記の最高司令官推戴25周年を迎え、男性の兵役期間を11年から10年に、女性は7年から5年に短縮すると発表した。それでも、世界最長であることには変わりない。 子どもを軍隊に送り出した瞬間から、その身を案じ、顔を見たいと願うのが親心である。しかし兵役期間中の兵士は、特別な場合や、ワイロを積まない限りは帰省できない。つまり、家族に5年~10年間も会えないということだ。 北朝鮮軍の軍紀の乱れを考えれば、親は心配でたまらない ...

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は9日、北朝鮮で食糧事情が悪化し餓死者が続出しているもようだと、現地関係者の証言を交えて報道した。 咸鏡北道の情報筋はRFAに対し、「最近、新ジャガイモの収穫期にもかかわらず、飢え死にする人が増えており、人々はまたもや『苦難の行軍』が訪れるのではないかと不安がっている」と話した。「苦難の行軍」とは1990年代後半、数十万人とも言われる餓死者を出した大飢饉のことだ。 「人肉事件」も この情報筋によると、「6月末、富寧(プリョン)郡の倉坪 ...

北朝鮮ツアーの最大手と言われる中国の旅行会社の代表が、中国当局に逮捕された。中国の北朝鮮に対する圧力の一環と思われる。 韓国の文化日報によると、逮捕されたのは丹東中国国際旅行社の全順姫総経理だ。マネーロンダリングと公務員が絡む汚職に関与した疑いが持たれているもようだ。また、この逮捕に先立ち、丹東市政府で北朝鮮を担当する幹部も当局の取り調べを受けている。 中学校の元教師 文化日報が引用した対北朝鮮情報筋は、今回の逮捕は国連安保理の対北朝鮮制裁決議に関する中国政府の指針が厳格化さ ...

北朝鮮は4日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星12」型の発射を行い、成功と主張した。仮にICBMが成功していたとするなら、確かに脅威である。そうでなくても、北朝鮮のミサイル技術が着々と進化しており、北朝鮮の軍事的な脅威は増すばかりだ。 金正恩党委員長は、核兵器という「飛び道具」の開発に余念がない。しかし、肝心の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)については、その「ポンコツぶり」ばかりが伝わってくる。 性上納行為も 韓国の大手紙・東亜日報によると、北朝鮮では「軍事服務法」に基づいて、男子 ...