【平壌1月16日発朝鮮中央通信】最高指導者金正恩党委員長は新年の辞で、今年に朝鮮人民が掲げるべきスローガン「自力更生の旗を高く掲げ、社会主義建設の新たな進撃路を開いていこう!」を提示した。 朝鮮革命の歴史は、自力更生の威力によって前代未聞の試練と難関を切り抜けてきた勝利と栄光の歴史である。 抗日武装闘争期に創造された自力更生は、革命と建設の全期間、いつも闘争の旗印、飛躍の原動力になってきた。 それゆえ、朝鮮人民は他人がかつて体験できなかった厳しい試練と難関の前でも瞬間の沈滞や ...

韓国の最大野党・自由韓国党のペ・ヒョンジン前非常対策委員会報道官が、韓国国防省が発表した国防白書の最新版から「北朝鮮は主敵」との表現が消えたことを巡り、「ならば徴兵は何のためにするのか」と猛批判している。 韓国MBCテレビの元アナウンサーで、同局の看板キャスターだったペ・ヒョンジン氏は昨年3月9日、自由韓国党に入党。非常対策委員会の報道官を昨年末まで務めた。現在は同党の地域組織の委員長として、次期総選挙に備えている。 (参考記事:【写真】韓国MBCの元美人キャスターが自由韓国 ...

【平壌1月15日発朝鮮中央通信】最高指導者金正恩党委員長の歴史的な新年の辞に打ち出されている戦闘的課題の貫徹に立ち上がった朝鮮青年が、人民経済の各部門で先兵の役割を果たしている。 電力工業部門の青年が連日、生産計画を超過遂行している。 平壌火力発電連合企業所の青年は、自力更生の旗印を掲げて新年の1月の電力生産計画を超過遂行するために革新を起こしている。 昨年、発電設備増設の工事を成功裏に完工した北倉火力発電連合企業所の青年は職場間の競争を繰り広げて多量の電気を生産している。 ...

北朝鮮で、1年で最も苦しくて辛いと言われる恒例行事が始まっている。毎年1月から2月に行われる堆肥戦闘、すなわち「人糞集め」だ。絶対的に不足している肥料を補うために行われるのだが、これについて日本に在住する脱北者のSさんは次のように語った。 「北朝鮮で何十年も厳しい生活を体験したので、日本ではどんなことでもやってのける自信はある。しかし、堆肥戦闘だけは死んでも二度とやりたくない」 堆肥戦闘は、作業として苦しいだけではない。一昨年11月に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)兵士1人が、板門店の ...

韓国最大野党・自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表が、文在寅大統領の「対日発言」を厳しく批判。そのことが日本でも報道されている。 羅氏は14日に開かれた党の非常対策委員会の会合で、「日本はもっと謙虚に」などと発言した文在寅氏の年頭会見について「日本を不必要に刺激したのではないかという話がある」と指摘。「文在寅政権が、反韓感情が極度に高まっている日本をどうにもならない状況まで追い込むならば、韓国への経済的な打撃はもちろん、韓米日同盟の弱体化に対する懸念が深まるだろ ...

共同通信が12日付で報じたところによると、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は昨年12月、日本の植民地時代に徴用されるなどした朝鮮半島出身者の「強制動員」問題を日朝交渉で取り上げる用意があると、モンゴルを介して日本政府に伝えていたという。 これはつまり、いま日韓の摩擦の種となっている従軍慰安婦問題や徴用工問題に、北朝鮮が介入してくるということを意味する。 昨年来、対話の続いている北朝鮮と韓国だが、必ずしもすべての面でうまく行っているわけではない。北朝鮮は韓国に対して強い不信感を ...

韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使は、出演した韓国のテレビ番組で、公館を離脱して潜伏しているチョ・ソンギル駐イタリア北朝鮮代理大使(1等書記官)について、次のように語っている。 「最高位層ではないが、経済的にとても裕福で、外交官一族で出身も良い。チョ・ソンギル氏の父親も外務省大使であり、妻の父親も北朝鮮の外務省でかなり知られた大使だ」 太永浩氏はまた、イタリアが北朝鮮指導層のぜいたく品を密輸するルートの中のひとつだったと指摘し、「2006年から2009年までイ ...

国連総会は12月17日の本会議で、北朝鮮における人権侵害を厳しく非難する決議を採択した。これに対し、北朝鮮の朝鮮人権研究協会は同月30日、公開質問状を発表。全6項目中の最初の質問は、「世界にわが国家のように人民が社会の主人となって政治的自由と民主主義的権利を思う存分行使する国がどこにあるのか」というものだ。北朝鮮の現状を考えれば、噴飯ものと言える内容だ。 執拗な捜査 しかし誤解すべきでないのは、北朝鮮国民の中にも自由な言論や民主主義、体制変革への待望が間違いなく存在するという ...

韓国の農業振興庁の推計によると、昨年の北朝鮮の穀物収穫量は455万トン。2017年の471万トン、2016年の481万トンと2年連続で減少している。水害、日照りなど相次ぐ自然災害の影響によるものと思われる。 北朝鮮国内の食糧事情はかつてと比べ改善しているが、庶民が食べていくのは相変わらずたいへんだ。市場で食べ物を買う現金収入を得るために、売春などの手段に走る人々も少なくない。 (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち) 軍隊が強奪 そんな ...

韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領は10日の年頭記者会見で、日本企業に元徴用工に対する賠償を命じた韓国最高裁判決を巡り「日本の政治指導者が政治的な争点とし、問題を拡散させているのは賢明でない」「日本政府はもう少し謙虚な立場を持たねばならない」と注文をつけた。 これに対し、菅義偉官房長官は11日、「韓国側の責任を日本に転嫁するもの」であるとして強く批判。するとまたもや韓国から反発の声が聞こえるという展開になっている。 日韓関係がこのところ険悪さを増している原因は、様々ある。 ( ...

日本政府が海上自衛隊の「いずも」型護衛艦を実質的な空母として運用しようとしていることに対し、北朝鮮が引き続き敏感な反応を見せている。北朝鮮メディアが「いずも」の空母化に繰り返し言及していることについては、本欄でも何度か指摘しているが、その内容がちょっと面白いものになってきた。 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は7日付の論評で、次のように述べている。 「(いずもは)名称からが再侵略亡霊を浮上させる怪物である。20世紀初めにあった日本の対中国侵略戦争で悪名をとどろかした艦船の名 ...

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は8日、金正恩党委員長が中国の習近平国家主席の招請を受け、7日から10日までの日程で訪中すると報じた。同通信はその中で、李雪主(リ・ソルチュ)夫人が訪中に同行していることを伝えている。 一方、この公式報道の中に、金正恩氏の妹である金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長の名前はない。しかし実は、今回の訪中には金与正氏も同行していることが、朝鮮中央テレビの映像から確認できるのだ。 妹の友人「大量失踪」も 金正恩氏は昨年、3回にわたり訪中した。そのうち ...

現在の朝鮮民主主義人民共和国の前身となる北朝鮮臨時人民委員会ができる前の1946年1月1日、朝鮮共産党北朝鮮分局の責任書記だった金日成氏(後の主席)は、「新年を迎え全国人民に告ぐ」というタイトルで演説を行った。 北朝鮮の最高指導者はこれ以降、形式は異なれど毎年1月1日に「新年の辞」を発表し続けてきた。金正恩党委員長は今年も「新年の辞」を発表したが、北朝鮮国民からの反応はさほど芳しくない。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。 (参考記事:北朝鮮各地で「新年の辞」 ...

北朝鮮の金正恩党委員長が4度目の中国訪問を行った。朝鮮労働党機関紙の労働新聞が8日付で報じたところによると、7日から10日の日程で訪中しているという。習近平国家主席の招請に応じたものとされているが、金正恩氏はどのような心境で訪中しているのだろうか。なぜなら、8日は金正恩氏の誕生日だからだ。 米財務省が金正恩氏を制裁指定する際に発表したところによると、同氏は1984年生まれで、今年で35歳になったことになる。北朝鮮では、金日成主席と金正日総書記の誕生日、4月15日と2月16日は ...

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は5日、ドイツ政府が最近、ナチスの迫害を受け英国に逃れたユダヤ人生存者に賠償金を支払うと発表したことに言及し、日本も過去清算を行うことが「将来のために必要」だとする論評を掲載した。内閣などの機関紙・民主朝鮮も6日、これとほぼ同じ内容の論評を載せ、「日本がやるべきことは謝罪と賠償だけだ」と主張した。 これが今年、北朝鮮が日本に向けて発した「第一声」と言える。 北朝鮮軍は弱体化 北朝鮮は昨年の秋頃から、歴史問題での対日非難を強めてきた。例えば従軍 ...

北朝鮮が、昨年12月17日に国連総会本会議で採択された人権侵害への非難決議に反発しているが、かつてと比べると様子がやや違っている。 決議は、政治犯収容所の閉鎖と全ての政治犯の釈放を要求。北朝鮮の人権に関する国連調査委員会が指摘した拷問や非人道的な待遇、性的暴行(ごうかん)、公開処刑、強制労働など各種の人権侵害行為を取り上げ、深刻な憂慮を表明したものだ。同様の決議が、14年連続で採択された形だ。 (参考記事:手錠をはめた女性の口にボロ布を詰め…金正恩「拷問部隊」の鬼畜行為) こ ...