ラブホテル化する北朝鮮のスーパー銭湯
極寒の時期を迎えた北朝鮮。人々は凍てつく寒さから少しでも逃れようと様々な工夫をするが、銭湯に行くこともその一つだ。 ところが、北朝鮮の銭湯は別の使われ方をしている。詳細を咸鏡北道(ハムギョンブクト)の内部情報筋が伝えてきた。 各地方都市には「恩徳院」と呼ばれる国営スーパー銭湯が存在する。風呂、サウナはもちろん、理髪店、美容室もあり、食事まで楽しめるレストランまで併設されている。 自分でバケツに水を汲み… これだけ豪華な設備を取り揃えているのに、客足は非常に鈍い。それもそのはず ...
死傷者1500人、龍川大爆発事故…北朝鮮「暗殺未遂説」のミステリー
10月初め、北朝鮮の葛麻(カルマ)飛行場で、金正恩氏の視察前日に大量の爆薬が見つかったと米政府系のラジオ・フリー・アジアが報じている。 死傷者1500人以上の悪夢 建物の天井裏から発見されたのは、TNT火薬20キロ。手榴弾なら130個分以上になり、通りがかった人の「爆殺」を狙うのに十分な量に思える。もっとも、自衛隊OBからは次のような解説も聞かれる。 「TNTは、簡単には爆発しないんです。全量を効果的に起爆するには、相当な数の雷管を挿し込む必要がある。監視の厳しい北朝鮮でそれ ...
北朝鮮、組織化する売春業…バス停が「風俗案内所」
北朝鮮の首都・平壌で、売春業が組織化されているという。個人が行う生計型売春が主流だった売春業が、より企業化、すなわち風俗ビジネスとして、変わりつつあると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。 北朝鮮でも古くから売春業は存在した。かつては貧しい女性が糊口をしのぐ生計型売春が主流だった。特に90年代末の大飢饉「苦難の行軍」の頃や、2009年の貨幣改革により経済が大混乱に陥っていた頃は、餓死を免れるために多くの女性が売春に走らざるを得なかった。 「風俗案内所」、「アル ...
抵抗したら殺せ…北朝鮮「拉致指令」の動かぬ証拠
11日、東京新聞が衝撃的なスクープを放った。 同紙は、北朝鮮が工作員を養成する平壌の「金正日政治軍事大学」にて、スパイ教育に使用される内部資料を入手。「拉致」の方法などが具体的に記されているという。デイリーNKでも、何度か北朝鮮の内部資料に関する何度かスクープ記事を掲載しているが、これほどの資料は滅多にお目にかかれない。素直に脱帽と言わざるを得ない。 内部資料の詳細に関しては、本日(11日)付の東京新聞に詳しく掲載されているが、今回の資料によって北朝鮮が国家主導で「拉致」を行 ...
金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない訳
北朝鮮のトイレ事情は、贔屓目に言っても「良い」とは言えない。 【画像】北朝鮮の公衆トイレ。正恩氏がこれを使うことは絶対にありえない。 高級ホテルは総じて清潔だが、外国人が訪れるようなレストラン、観光名所のトイレも、あまり清潔でなく設備が破損していることが少なくない。さらに高速道路には、サービスエリアが非常に少ないため、急に便意を催したら、周囲の畑などを「利用」するしかない。 (参考記事:金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない3つの理由) 北朝鮮の最高指導者である金正恩第1書記 ...
ペット盗難多発で「北朝鮮機関」に疑惑の目…アフリカ・ナミビア
犬肉であれ鯨肉であれ、文化に根付いた食習慣については、外部からとやかく言う筋合いはないし、また言われる筋合いもないと思っている。 北朝鮮の国営メディアなどは、欧米からの批判も「どこ吹く風」とばかりに、折に触れて犬肉料理の魅力を伝える記事を配信している。 もっとも、世界がこれだけ狭くなり、様々な感覚を持つ人々が混ざり合うようになったのだから、それを好む人もいれば、そうでない人もいるという事実への配慮も必要だ。 今年の春、リッパート駐韓米国大使が暴漢に襲われた際、70代の韓国人男 ...
自衛隊は絶対に「拉致被害者」を救出できない
日本が安保法制を整備し、集団的自衛権の行使に動きだしたことに韓国は神経を尖らせている。そんなさ中、韓国を訪問した中谷元防衛相は、仮に自衛隊が北朝鮮の領域に入る必要が生じた場合、必ずしも韓国からの同意を得る必要はないとの認識を示した。 これに、韓国の与野党やメディアが敏感に反応している。 韓国の立場は、朝鮮半島における唯一合法的な政府は自国のみであるというものだ。北朝鮮は国家ではなく、韓国の領土である朝鮮半島の北半部を不法に占拠しているとものとみなしているのだ。 陸自の進出は可 ...
一家全員、女子中学校までが…北朝鮮の薬物汚染「町内会の前にキメる主婦」
一昔前には、日本で覚せい剤と言えば北朝鮮製が幅を利かせていた。 2001年12月、覚せい剤の密輸を担っていたと思しき北朝鮮の工作船が、海上保安庁に追い詰められた末に爆沈。以来、日本では北朝鮮製覚せい剤のニュースは聞かれなくなってはいる。 しかしそれは、北朝鮮が覚せい剤と無縁の国になったことを意味してはいない。それどころか、現在では北朝鮮国内で覚せい剤が蔓延し、手の打ちようがない有様となっている。 拒否なら学校でイジメ 咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋は、その状況を次のよう ...
謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」
「高射砲を使用した処刑」など、人体が原形をとどめないような残忍極まりない方法が知られるようになったことで、「金正恩体制=残忍な公開処刑」というイメージが定着した感もあるが、北朝鮮において、被疑者逮捕から死刑に至るまでの「プロセス」については実はあまり知られていない。 【参考記事】玄永哲氏の銃殺で使用の「高射砲」、人体が跡形もなく吹き飛び… ささいなことで拷問、処刑 北朝鮮では、どのようなプロセスを経て死刑に至るのかーー米国の北朝鮮専門ニュースサイト「NKニュース」が詳しく伝え ...
謎に包まれた北朝鮮「公開処刑」の実態…元執行人が証言「死刑囚は鬼の形相で息絶えた」
※この記事には凄惨な光景の描写が含まれます。 世界の約7割の国で廃止、または事実上廃止されている死刑制度。OECD加盟の34カ国中、死刑制度を事実上存置しているのは米国と日本ぐらいで、EU加盟にあたっても死刑制度の廃止が求められるなど、死刑制度は「遅れた司法の象徴」のように扱われている。 その印象を強めているのが、非民主的な国家における死刑執行数の多さだ。国際人権団体アムネスティによると、2014年に最も死刑執行数の多かったのは中国の2400件、次いでイランの289件、サウジ ...
金正恩氏が恐れる「北朝鮮ジョーク」の破壊力
先日、韓国の情報機関、国家情報院は国会に対する国政監査報告を行う中で、北朝鮮国民の意識変化を示す例として、北朝鮮の人々の間で流行っているひとつの「ジョーク」を盛り込んだ。 「わが国には党(朝鮮語でダン)がふたつある」というのが、それだ。 北朝鮮で「党(ダン)」と言えば、国家を支配する朝鮮労働党(チョソンロドンダン)のことを指す。一応、ほかにも党の名の付く団体はあるのだが、朝鮮労働党の「下っ端」に過ぎず、そんなものを「党(ダン)」と呼んで話題にする人はまずいない。 では、朝鮮労 ...
北朝鮮に「ブラジャー」がもたらした意識変化
北朝鮮で、日本や韓国のアパレル製品の古着がファッションの最先端となっている。 むかし、在日朝鮮人が日朝を活発に往来していた時には、現地の親戚へのお土産として、大量の日本製の古着を持ち込んでいた。それは北朝鮮が慢性的なモノ不足であるため、生活に必要なモノとして一般庶民の間で需要があったわけだが、当時と今とでは事情が違う。 現在の古着需要は、いわゆる「ヴィンテージ・ブーム」に似た形で富裕層の間で拡大しているという。 ブラジャーをタブー視 近年、北朝鮮では国民経済の資本主義化が進む ...
北朝鮮当局、少子化対策でムチャな指示…「避妊と中絶禁止!」
少子化に悩む北朝鮮が「避妊手術や中絶手術を禁ずる」という指示を出したと米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。しかし、少子化の原因は、北朝鮮の慢性的な経済難であり住民からも疑問の声があがっている。 産みたくても産めない 北朝鮮経済の原動力は、アズマイ(おばさん)をはじめとする主婦や働き盛りの女性たちだ。男性は、原則的に所属する国営の工場、企業所に出勤する義務があるが、給料はせいぜいコメ1キロ程度。女性たちが市場で商売をして家計を支えなければならない。 家計を支える ...
北朝鮮のプロパガンダを骨抜きにした「韓流と林秀卿」
北朝鮮の朝鮮中央テレビで時々伝えられる韓国のニュースは「弾圧」「抗議集会」「デモ」などネガティブなものばかりだ。韓国のイメージ悪化が狙いだが、逆効果を生んでいる。 映像を見た北朝鮮の若者は、韓国に「スタイリッシュ」という印象を持ち、デモの横断幕やプラカードに使われている「韓国風の書体」を真似ると平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋が伝えてきた。 「韓国のものはなんでもカッコいい」 韓流ドラマや映画、そしてK-POPに触れて育った北朝鮮の若者たちの間では「韓国のものならなん ...
金正恩氏に「死刑宣告」した米韓首脳会談
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と米国のオバマ大統領は16日(日本時間17日未明)、ワシントンで会談し、「北朝鮮に関する米韓共同声明」を採択した。両国首脳が北朝鮮問題に限定した共同声明を発表するのは初めてのことだ。 声明の大部分は核・弾道ミサイル問題に割かれている。内容をざっくり説明すると、国際社会が北朝鮮を核保有国として認めることはないし、開発を継続するなら代償を払わせる。しかし開発を完全に放棄するならば、より良い未来を約束しよう――というものだ。 もちろん、北朝鮮がこれに ...
【対北情報戦の内幕-10-】朝鮮総連を震撼させた公安当局の「セセデ」獲得工作
連載・日本の対北朝鮮情報力を検証する/公安調査庁編(3) 2014年夏、朝鮮総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長は洪仁欽(ホン・イヌン)監査委員長から手渡された報告書を読み、露骨に表情を歪めたに違いない。洪氏は次のように語ったという。 「公安がセセデ(注:「新世代」の朝鮮語。若手活動家を指す)への工作を強めています。残念ですが、警戒心が弱いセセデは次々に籠絡されています」 洪氏が委員長を務める監査委員会は、いわば朝鮮総連内部の秘密警察であり、組織内に潜り込んだスパイの摘発を任務 ...
