金正恩が韓国の熱望を「スルー」…対日独立運動記念に「関心なし」
北朝鮮が、韓国政府が熱望していた共同行事の開催を「スルー」した。韓国の文在寅大統領は昨年9月の首脳会談で、日本による植民地時代に起きた独立運動「3.1運動」の100周年を記念する行事を、共同で開催することを北朝鮮側に提案。金正恩党委員長がこれを受け入れ、南北共催は「9月平壌共同宣言」にも盛り込まれた。 ところが3月1日の当日を目前に控え、北朝鮮は韓国側に「今回の開催は難しい」と公式に知らせてきたのだ。理由については「時期的に難しい」としているようだが、北朝鮮は「3.1運動」に ...
もうすぐ「『終わり』の始まり」を迎える北朝鮮の逃れられない運命
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩党委員長との2回目の首脳会談が、5日後に迫っている。日米韓のメディアの中には、トランプ氏が今回の会談で、制裁緩和に応じるなど北朝鮮に妥協する可能性があるとする分析が見られる。そうなれば金正恩氏にとっては儲けものだが、中長期的に見れば、それが北朝鮮の体制にとっての「『終わり』の始まり」になる可能性もある。 金正恩体制は、恐怖政治で国民の動向を統制し、社会主義の体裁を取り繕っている。 (参考記事:機関銃でズタズタに…金正日氏に「口封じ」で殺された美 ...
北朝鮮が「正常国家の日本」を激しく警戒する理由
北朝鮮の主要メディアである労働新聞と民主朝鮮、朝鮮中央通信は19日、揃って日本を非難する論評を出した。金正恩党委員長が米韓との対話に舵を切って以来、北朝鮮メディアが非難する対象は日本と韓国の保守派ぐらいになっている。 (参考記事:【写真】北朝鮮、韓国「美人すぎる野党議員」を猛批判…「親日派を除去せよ」) それにしても、3メディアが一斉に日本を非難するのは初めてのことではないが、対日攻勢は強まっていると言える。特に朝鮮中央通信は次のように述べ、日本の今後に対する警戒感を露わにし ...
欧州から北朝鮮に強制送還された「ある女子高生」が辿る運命
韓国に亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使は18日に公開された月刊誌・新東亜(インターネット版)のインタビューで、昨年11月に消息を絶ったチョ・ソンギル駐イタリア北朝鮮代理大使の娘が本国に強制送還されたもようだと伝えた。 チョ氏はイタリアで、金王朝のための「ぜいたく品」密輸に関わっていたと見られている。 チョ氏は現在、妻とともにイタリア情報当局の保護を受けており、米国亡命を希望して待機中だという。太永浩氏によれば、現在高校生の娘は両親とともにイタリアで暮らしていたが、 ...
何でも「カネカネ」の北朝鮮、ついには選挙も「有料」に
北朝鮮の国会にあたる最高人民会議の代議員選挙が、来月10日に行われる。選挙と言っても、極めて形式的なものに過ぎない。選挙期間になると、町のあちこちに貼り出されるのは候補者のポスターではなく、「全員が賛成投票しよう!」という奇異なものだ。 投票は、候補者の名前がスタンプで押された投票用紙を投票箱に入れるだけだ。反対票を投じるなら用紙にバツ印を書いて投票するが、そんなことをしたらどうなるかは火を見るより明らかだ。下手をすれば公開処刑もありうる。 (参考記事:「死刑囚は体が半分なく ...
「この国はもう終わり」北朝鮮を脱出した女性が見たモラル崩壊の極み
今月5日に旧正月を迎えた北朝鮮で、オルム(氷=覚せい剤を表す符丁)と呼ばれる覚せい剤の値段が高騰しているという。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、覚せい剤を買い求める人が多すぎて売り切れ状態になったためだという。 違法薬物、とりわけ覚せい剤の蔓延は北朝鮮社会が抱える深刻な問題の一つだ。 北朝鮮で麻薬や覚せい剤は国家機関の主導で製造され中国や日本に密輸された。ところが、各国当局の厳しい取り締まりによって徐々に減少。それが北朝鮮国内で薬物が蔓延するきっかけとなる ...
14歳「隠れ韓流ファン」が人民裁判で問われた罪と罰
北朝鮮の恵山(ヘサン)市で今月3日、大規模な住民暴露会が開かれ、14歳の中学生を含む17人が吊るし上げられたと、デイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。彼らが問われた罪は、韓流ドラマや映画をこっそり視聴し、映像ソフトを流布したというものだ。北朝鮮当局はこれまで、拷問などの手段も動員しながら韓流の拡散を取り締まってきた。 (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…]) 最近でこそ、そのような極端な手段を用いることは減っているとされるが、依然として韓流を目の敵にし ...
北朝鮮を手玉に取った「100歳老人」の痛快エピソード
100歳を迎えた北朝鮮の長寿老人に、同国のテレビ記者たちがほとほと困らされたというエピソードが聞こえてきた。 食糧難や経済の混乱が続く同国で、100歳まで長生きできる人は極めて珍しい。そのため、国営の朝鮮中央テレビは体制宣伝のための格好の素材と考えたようだが、老人はインタビューで「将軍様のご配慮のおかげで長生きできた」との言葉を最後まで口にしなかったという。北朝鮮でこのような態度は「不敬罪」に問われかねないものだが、老人はどうやら「ボケたふり」をして記者や当局を手玉に取ったよ ...
北朝鮮版「不正腐敗との闘い」の致命的な盲点
社会主義ではなく「拝金主義」に国の根幹を占められつつある北朝鮮。「ワイロさえ払えば何でもできる」という腐敗ぶりに対し、金正恩党委員長が大鉈(おおなた)を奮っている。 北朝鮮の平安北道(ピョンアンブクト)では、大規模な検閲(査察)が行われている。それもかつてないほどの規模で長期間に渡っているとのことだ。 平安北道のデイリーNK内部情報筋によると、朝鮮労働党の検閲委員会は昨年12月20日から、税関など国の機関、工場、企業所などに対して非常に厳しい検閲を行っている。 検閲委員会とは ...
軍隊内の「性の乱れ」に悩みを深める金正恩氏
朝鮮人民軍(北朝鮮軍)は今月8日で創建71周年を迎えた。米国との非核化対話の流れを反映してか、軍事パレードなどは行われず、金正恩党委員長が人民武力省(日本の防衛省に相当)を訪問して演説するなど地味な行事だけで終わった。 ただ、はた目には地味に見えても、演説の中身はなかなか意味深なものだった。北朝鮮の軍は近年、物資の横流しや性的虐待が横行するなど、規律が乱れきっている。 (参考記事:ひとりで女性兵士30人を暴行した北朝鮮軍の中隊長) そのような実情に対する金正恩氏の「悩み」が、 ...
「独島(竹島)強奪を公式表明」北朝鮮が対日攻勢を強める
昨年、金正恩党委員長が米韓との対話路線に舵を切って以来、北朝鮮メディアは日本に対して集中的に非難を浴びせてきた。 (参考記事:「世界は日本を警戒すべき」…北朝鮮が「いずも」空母化に猛反発する理由) それがこのところは、韓国の軍備増強や、保守派の動きにナーバスな反応を示していた。 (参考記事:【写真】北朝鮮、韓国「美人すぎる野党議員」を猛批判…「親日派を除去せよ」) しかしここへ来て、またもや日本への非難を強めている。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は11日、「独島(竹島)を強奪しよう ...
北朝鮮、韓国の「美人すぎる野党議員」を猛批判…「親日派を除去せよ」
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は13日、このところ険悪化している日韓関係の改善を訴える韓国の保守系議員らを「醜悪な親日逆賊」と非難する論評を配信した。 北朝鮮は、対話の相手である韓国の文在寅政権に対しては、時にブチ切れて見せるものの、基本的には蜜月と言える関係にある。しかし、北の独裁体制を容認しない自由韓国党など保守勢力は目の敵にしており、北朝鮮メディアが最も口汚く攻撃するのも彼らだ。 (参考記事:【写真】元人気女子アナが韓国政府を猛批判「北が敵じゃないって…」) 今回の論評が真っ ...
新築住宅が同時多発的に崩壊…500人死亡の恐怖もよぎる
北朝鮮で先月、建てたばかりの住宅が同時多発的に崩壊する事故が起きた。幸いにして死者は出なかったものの、地域住民は戦々恐々としている。 手抜き工事が原因と見られるが、北朝鮮ではこうした事故が繰り返し起きている。2014年5月、平壌では完成したばかりの23階建ての高層マンションが崩壊し、住民や工事関係者など最大で500人が犠牲になる大惨事が起きている。こうした事実を知る住民らの恐怖はハンパではないだろう。 (参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンショ ...
米朝合意で「日本が孤立する」は本当なのか
問われるのは「独自の力」 昨年6月に続き2回目となる米朝首脳会談が、27~28日にベトナムで開催される。ここで米朝が何らかの合意に達し、米国が北朝鮮の非核化を待たずに制裁緩和を認めた場合、「制裁の旗を振ってきた日本は、孤立してしまうのではないか」との懸念が一部で出ている。 少し前には、対北融和になる韓国に対する「パッシング(素通り)」が指摘されていた。 (参考記事:日米の「韓国パッシング」は予想どおりの展開) 「最弱」の北朝鮮軍 それが気付いてみたら、素通りされていたのは日本 ...
北朝鮮で超人気の就職先。理由は「銃殺されないから」
かつて、北朝鮮で人気のある就職先と言えば、人民保安省(警察庁)、国家保衛省(秘密警察)などの司法機関、朝鮮労働党などの権力機関だった。一般庶民が飢えに苦しんでいても、特別配給を得られ、権限を利用してワイロを搾り取るなど、オイシい思いができたからだ。しかし、ここ数年で事情が変わった。 今、いちばん人気の就職先は合弁企業であると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。 咸鏡北道の情報筋によると、多くの人が合弁企業への就職、転職を希望しており、待機者リストに登録し ...
北朝鮮で超人気の就職先。理由は「銃殺されないから」
かつて、北朝鮮で人気のある就職先と言えば、人民保安省(警察庁)、国家保衛省(秘密警察)などの司法機関、朝鮮労働党などの権力機関だった。一般庶民が飢えに苦しんでいても、特別配給を得られ、権限を利用してワイロを搾り取るなど、オイシい思いができたからだ。しかし、ここ数年で事情が変わった。 (参考記事:濡れ衣の女性に性暴行も…悪徳警察官「報復殺人」で70人死亡) 今、いちばん人気の就職先は合弁企業であると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。 咸鏡北道の情報筋によ ...
