清原和博被告の覚せい剤はどこから来たのか? 対日密輸ルートの変遷
東京地裁は5月31日、覚せい剤取締法違反に問われた元プロ野球選手の清原和博被告に対し、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。 報道によれば、清原氏はこれを受けて「(将来的には)心も体も万全な態勢にして、野球に向き合いたい」と、涙を流しながら語ったという。 再犯の懸念 この言葉が、現実のものになることを切に望む。しかし巷では、早くも清原氏の今後を心配する声も上がっているようだ。 理由のひとつは、覚せい剤使用者の再犯率が高いにも関わらず、保護観察が命ぜられなかったこと ...
北朝鮮当局「LINE、カカオを取り締まれ!」…異例の通達
金正恩党委員長をはじめ、北朝鮮当局は、中朝国境で中国キャリアの携帯電話を通じて様々な情報が流入出されていることに警戒している。最近では、「コミュニケーションアプリ」に対しても警戒を強め、厳しく取り締まるよう指示を下したという。 デイリーNKの両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、「つい最近、『カカオトーク、LINEを使用している住民を見つけ出し、反逆者として逮捕せよ』という指示が降りてきた」という。 中国のアプリも 摘発された場合、現場の保衛員(秘密警察)や保安員(警察 ...
【動画】北朝鮮、新兵器試射の特集映像を公開…習近平氏との会談日程に合わせ
北朝鮮の朝鮮中央テレビは1日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など、昨年から今年前半にかけて試射の行われた新兵器類の特集映像を公開した。 対戦車ミサイルや弾道弾も この日は中国の習近平国家主席と、訪中した金正恩党委員長の側近・李洙墉(リ・スヨン)党副委員長の会談が行われていた。会談に合わせて映像を公開することで、核・ミサイル開発の続行を強調したものと見られる。 特集映像は、『革命の最全盛期を開かれて』と題された、金正恩氏の現地指導の様子などをまとめたドキュメンタリーの一部。 ...
日本国内で金正恩氏の「特命活動」が始まっている
5月31日の月曜日の午前、東京・麻布十番の一角が一時、騒然とした空気に包まれた。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の若手メンバー約70人が集結。駐日韓国大使館に対し、抗議行動を試みたのだ。彼らが掲げた横断幕には、次のように書かれていた。 「共和国公民たちを集団誘因拉致した朴槿恵逆徒一味の特大型国際テロ行為を峻烈に断罪糾弾する!」 金正恩氏が直接指示か 何のことかと言えば、4月に中国で発生した北朝鮮レストラン従業員らの集団脱北は韓国当局による「拉致」であるとして、憤って見せている ...
北朝鮮当局、在朝華僑への締め付けを強化
北朝鮮当局が、自国在住の華僑に対して締め付けを強化していると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。 RFAの華僑の情報筋によると、締め付けは今年1月に北朝鮮が行った第4次核実験以後から、強化されはじめた。北朝鮮当局は、華僑に対する通行証の発行を制限しており、北朝鮮から出国できない人が続出している。 中国国籍を持つ在朝華僑のパスポートは平壌の中国大使館が発行する。しかし、居住地の国家安全保衛部(秘密警察)外事課で通行証を発行してもらわなければ、出国できないシステム ...
報復殺人と「秘密の饗宴」、そして愛人…北朝鮮外交エリートの実像
北朝鮮の姜錫柱(カン・ソクジュ)前党書記が20日、病死した。かつての金正日総書記の最側近の1人であり、北朝鮮外交の立役者でもあった。その実像を、1990年代に脱北した元北朝鮮官僚が語る。 金正日の側近の中でも、姜錫柱(カン・ソクジュ)は実力一本でのし上がった男だったと言える。 姜錫柱は1939年、平安南道の平原で4人兄弟の次男として生まれた。平壌外国語大学を卒業後、さらに平壌国際関係大学で学び、北京外国語大学の英語科に留学。1960年代、まず党国際事業部でキャリアをスタートさ ...
金正恩氏「数十人の韓国人を拉致せよ」指示…工作員300人、中国に派遣
先月、中国浙江省で発生した「北朝鮮レストラン従業員集団脱北事件」の報復として、北朝鮮は相当規模の「拉致組」を中国に派遣した模様だ。 北朝鮮の内部事情に精通した情報筋はデイリーNKに対し、北朝鮮の金正恩党委員長が、「(脱北し韓国に亡命した)13人の従業員らの数倍の韓国人を拉致せよ」との指示を下したようだ、と語った。 情報筋によると、「拉致組」は北朝鮮の国家安全保衛部(秘密警察)で「不満分子」の内偵などを行う反探要員や、軍の偵察総局の要員から成り、その数は300人以上と史上最大規 ...
金正恩氏が党大会に隠していた「血と恐怖」のシナリオ
北朝鮮の歴史に、「8月宗派事件」として知られる出来事がある。事件は、今から50年前の1956年8月30日から31日にかけて行われた朝鮮労働党中央委員会全員会議で幕を開けた。 この席上、抗日パルチザン出身勢力を率いて独裁権力を手中にしつつあった金日成氏――金正恩党委員長の祖父――は、ライバルである延安(中国)派とソ連派の党幹部たちから深刻な政治的挑戦を受けた。彼らは金日成個人崇拝や、重工業偏重の政策が国民の生活を苦しめている点について鋭く批判したのだ。 最終的に、ライバルたちは ...
【実録 北朝鮮ヤクザの世界(下)】社会主義国で「経済ヤクザ」が誕生するまで
北朝鮮ではヤクザのことを「チュモクセゲ」、直訳すると「拳の世界」という。非常にわかりやすいネーミングだ。 前回の主人公、ソク・ギョンチョルのイメージにもピタリとはまる。彼が率いたグループは、愚連隊から出発し、200人規模のヤクザ組織に発展していったケースだった。 その一方、国家機関と「紳士協定」を結び――すなわち癒着しながら利権をシノギにするヤクザ組織も存在していた。 1995年に文藝春秋から発刊された『北朝鮮不良日記』(白栄吉著、李英和訳)には、知られざる北朝鮮ヤクザ事情が ...
【実録 北朝鮮ヤクザの世界】28歳で頂点に立った伝説の男
「北朝鮮にも腕っぷしが強くて徒党を組む愚連隊のような連中をはじめ、裏社会の人間はいる。実際、俺自身が裏社会の人を通じて北朝鮮を脱出できたわけだからね。ただ、日本のヤクザみたいに巨大で組織的じゃないね」 そう語るのは60代半ばの脱北者、崔勇男(チェ・ヨンナム)さん。1970年代に大阪から北朝鮮へ帰国した崔さんは、かの国の現実に絶望し、2008年に脱出。命がけの逃避行の末に、生まれ故郷の日本に生還した。 「北朝鮮のヤクザ」と言われても、にわかにイメージしづらい。なぜなら、北朝鮮に ...
北朝鮮で放火テロ、国民の怒りが爆発か
36年ぶりに朝鮮労働党第7回大会が開かれた北朝鮮から、衝撃的なニュースが飛び込んできた。党大会の期間中に、地方の「人民委員会(日本の役所に相当)」に対する放火事件が発生したというのだ。首都・平壌に世界中から100人を超す記者を呼び寄せ、盤石の統治をアピールしたい国家の目論見とは裏腹に、地方では住民の怒りが極限にまで高まっている現実を示す例と言える。 暗殺計画説も 北朝鮮の内部情報筋が伝えてきたところによると、放火事件が起きたのは北朝鮮の北端近くに位置するとある郡(情報源の安全 ...
北朝鮮「虐殺収容所」を米軍が解放する日
米国務省で北朝鮮の人権問題を担当するキング特使は2日、米ワシントンDCの戦略国際問題研究所(CSIS)で開催された討論会で発言し「人権問題と関連して北朝鮮当局者を制裁対象とする方向で検討を行っている」と明らかにした。 一方、朝日新聞は先月28日付で、米国政府は政治犯収容所の運営に関与している国家安全保衛部(以下:保衛部)と人民保安部の幹部など10人前後を、早ければ今月中に制裁対象として指定する見通しだと報じている。 歓迎すべき動きである。しかし、保衛部が管理する政治犯収容所の ...
米元高官「北朝鮮でクーデターの可能性」の現実味
米国のウェンディ・シャーマン元国務次官は3日、米ワシントンDCで行われた朝鮮半島関連セミナーの昼食会で発言し、「北朝鮮で内部崩壊またはクーデターが起こる可能性を想定するのは不可欠であり、韓国と米国、中国、日本が速やかに協議を行うべきだ」と述べた。 「同窓会」を血の粛清 オバマ政権でイランとの核交渉を担当した同次官は、現在はヒラリー・クリントン前国務長官の外交ブレーンを務めており、クリントン氏が大統領選で勝利した場合、外交・安保を統括する要職に起用されると見られる。 では、彼女 ...
脱北支援者「惨殺事件」が発生…北朝鮮国境に謀略渦巻く
韓国外務省は2日、中朝国境地帯で取材する韓国のメディア関係者らに、北朝鮮による拉致やテロ行為の可能性が高まっているとして注意を呼びかけた。同様の呼びかけは、3月末と4月半ばにも行われた。 中国にある北朝鮮レストランの従業員が集団脱北して韓国入りした事件を巡り、北朝鮮が「韓国による拉致だ」と主張していることや、中国が国連の対北制裁に加わったことなどを受け、北朝鮮が韓国国民を狙った拉致やテロ行為を起こす懸念が増していたためだ。 エロビデオ投入作戦 そんな中、先月30日には北朝鮮と ...
「食堂の責任者が国情院チーム長にペコペコ」脱北ウェイトレスの同僚らが証言
北朝鮮で3日、先月7日に明らかになった「北朝鮮レストラン従業員13人集団脱北事件」をめぐり、脱北した従業員の元同僚や残された家族による合同記者会見が開かれた。朝鮮中央通信が伝えた。 会見では、中国の現場に居合わせた元同僚らが「今回の事件は徹頭徹尾、南朝鮮のかいらい一味がち密に計画し、強行した組織的な誘引・拉致行為である」と非難した。 また、「食堂の責任者がバスに乗ってきた連中の一人に近寄って『国情院チーム長』(延吉で食堂を運営する時から責任者と謀議をこらしていた者)と呼びなが ...
北朝鮮、金正恩氏が唱える「速度戦」で建設現場は事故続発
北朝鮮の両江道(リャンガンド)白岩郡(ペガムグン)地域に建設中の「白頭山先軍青年発電所」建設現場で、無理な工期から死亡事故が続発しているとデイリーNKの内部情報筋が伝えてきた。 「発電所の建設現場で、落石や石山の発破(爆破)作業中の事故が続出し、何人かの突撃隊員(動員された建設部隊)が死亡した」(内部情報筋) 北朝鮮の建設現場では、もともと安全環境が整っていない。それに加えて伝統的なスローガン「速度戦」を唱えることから、突貫工事になりがちで、頻繁に事故が起きるという悪循環に陥 ...
