2004年4月に大規模な爆発が起きて廃墟になった平安北道(ピョンアンブクト)龍川(リョンチョン)郡の龍川駅周辺の道路が整備されて、新築の建物が建てられたことが人工衛星写真で確認された。 北朝鮮の秘密施設を衛星写真で探索してきたアメリカのエコノミスト、カーチス・メルビン氏が、最近自身のブログに掲載した3枚の写真には、爆発事故の直前と直後、そして現在の龍川駅周辺の様子が写っている。 メルビン氏はブログで、「(爆発は)家屋と学校をたくさん破壊し、最近の写真を見たら伝統家屋は無くなっ ...

北朝鮮の金正日国防委員長の長男、金正男氏(39歳)の家系が初めて確認された。 北朝鮮問題に精通した対北朝鮮情報筋によると、金正男氏は3人の女性(事実上の夫人)と同居した経験があり、彼女たちとの間に2男2女の子供がいることが明らかになった。金正男氏の3人の夫人と子供たちは、全員中国の北京とマカオに住んでいる。 全身プラダの第二夫人 情報筋は20日、「金正男は若い頃に最初の夫人、崔恵里(チェ・ヘリ)と同居を始めて、息子の東換(トンファン)が生まれた。現在、彼らは北京に住んでいる」 ...

医薬品の足りない北朝鮮の医療施設では、ときに麻酔を使用せずに切開手術を行うことがある。以下はかつて、北朝鮮において傷害致死の罪で監獄生活を送った脱北者の“貴重な”体験談である。 拘留場に入ってから8日経ったときのことだ。母が面会に来てくれた。午前11時頃に警護の責任者が監房に入って来た。 「ジュナ! お前のお母さんが、この寒いのにお前にご飯を食べさせたいと言って、正門の前で保安署長の自動車をさえぎって大騷ぎになったぞ!お前のお母さんみたいな人は珍しい!いいお母さんに生んでもら ...

韓国企業が多数進出している北朝鮮の開城工業団地。女性用の下着を作っているある企業が2007年6月、閉業の危機に追い込まれた。パッケージに外国の女性モデルの写真を使ったからだ。 北朝鮮側からは「どうしてこんな写真を使えるのか」と激しい抗議を受けたが、結局女性からなる包装作業の労働者以外の立ち入りを一切禁じることを条件に、ようやく稼働継続が認められた。 このエピソードを見ると、北朝鮮政府は性に関する件に非常に保守的で、厳格な基準を持っているように思えるが、実際はそうでもない。 北 ...

「北朝鮮で生きていくのに、ドライバーほどいい仕事はない。企業所から穀物、野菜、薪を運べて、分前ももらえる。キムチ用の大根や白菜を運べば、いちばん新鮮なものをふんだんにもらえた」 北朝鮮で企業所のドライバーとして働き、ある事情で韓国にやって来た脱北者のキム・チュニル(仮名)さん。ドライバーだったころを思い出して、北朝鮮での生活が懐かしいほどだと語る。 「車を必要とする人からガソリンを分けてもらえるので、自分はガソリンを買わずに運転だけすればいい。食事も自宅ですることはあまりなか ...