北朝鮮の金正恩党委員長は今月7日から10日まで訪中し、習近平国家主席と会談するなどした。その際、金正恩氏が乗った専用列車は北朝鮮国内で時速20キロしか出せなかったと、韓国紙・東亜日報のチュ・ソンハ記者が伝えている。 その背景には、大量の死傷事故が繰り返し発生する、北朝鮮の劣悪な鉄道事情がある。 (参考記事:谷底に広がった凄惨な光景…北朝鮮で列車が転落「死者5000人」説も) 脱北者であり、北朝鮮国内の事情に精通するチュ・ソンハ氏によれば、金正恩氏の専用列車は中国からの帰路、国 ...

【平壌1月18日発朝鮮中央通信】平壌キノコ工場の労働者たちが、おいしくて栄養価の高いキノコを栽培するために努めている。---

北朝鮮で昨年、人民保安省(警察)の要員に対する殺人事件が増加していると、韓国のリバティ・コリア・ポスト(LKP)が伝えている。無実の罪を着せられ、刑務所での服役を余儀なくされた人々の報復と見られるという。 北朝鮮の保安員は取り締まりの権限を振りかざし、庶民からワイロを搾り取ることを生業としている。要求に応じなければ様々な言いがかりをつけて逮捕し、刑務所送りにすることもある。また、同様のやり方で女性に性行為を強要することもあり、悪徳保安員に対する庶民の恨みは深い。 (参考記事: ...

中国との国境に面した地域にある、北朝鮮の教化所(刑務所)で、受刑者が看守の保安員(警察官)を殺害する事件が起きたと、現地の内部情報筋が伝えた。 事件が起きたのは、咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)にある全巨里 (チョンゴリ)教化所だ。内部情報筋によると、事件のきっかけとなったのは「酒」だ。 「正月に贈り物として酒が配られた。それを飲んで酔っ払った教化生(受刑者)が、普段から自分をいじめていた保安員の頭を石で殴って殺害した」(情報筋) この受刑者は、保安員の制服に着 ...

【平壌1月18日発朝鮮中央通信】平壌でチュチェ108(2019)年に複数の国際スポーツ行事と競技大会が行われる見通し。 意義深い光明星節(金正日総書記の誕生日.2月16日)と太陽節(金日成主席の誕生日.4月15日)に際して第26回光明星節祝賀白頭山賞国際フィギュア祭典と第30回万景台賞国際マラソン競技大会が行われる。 7月には、5日間の日程で国際卓球連盟(ITTF)が主管する平壌オープン卓球競技大会が、9月には国際武道競技委員会(IMGC)創立20周年記念行事と秋季マラソン愛 ...

【平壌1月18日発朝鮮中央通信】朝鮮で、各地の発電所の現存発電能力の改善に力を集中している。 電力工業省のハン・ギョンジン局長は、最高指導者金正恩党委員長は新年の辞で今年、社会主義経済建設で提起される最も重要かつ差し迫った課題の一つは、電力の生産を画期的に増やすことであると述べたとし、次のように語った。 金正恩委員長のお言葉には、電力工業部門の活動家と生産者に対する大いなる信頼と期待が盛り込まれている。 今、各地の火力発電所では発電設備の稼働台数を増やし、フル稼働させて当面、 ...

北朝鮮においても諸外国と同様、覚せい剤の密売・乱用や詐欺行為は犯罪であり、取り締まりの対象となる。覚せい剤汚染が深刻化の一途を辿っているのは、司法機関の腐敗のためであり、これら不法行為がまったく放置されているわけではない。 (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち) しかし、北朝鮮が取り締まるのは国内で発生した犯罪行為だけだ。中国やロシアとの間で犯罪人引渡協定は結ばれているが、他国との「捜査協力」なるものが存在するのか疑わしい。 そこに目 ...

【平壌1月17日発朝鮮中央通信】17日付の「労働新聞」は社説で、今年、朝鮮労働党が打ち出した戦闘的課題を立派に実現して革命の前進をさらに速めるためには政治的・思想的威力を全面的に強化しなければならないと強調した。 同紙は、政治的・思想的威力はわが国家の第一の国力であり、社会主義強国建設の原動力だとし、次のように指摘した。 チュチェの社会主義偉業実現の雪道を踏み分け、前途に横たわる万難の試練を果敢に乗り越えていつも勝利だけを収めてきたわが祖国の英雄的闘争の根底には偉大な一心団結 ...

【平壌1月17日発朝鮮中央通信】最近、朝鮮のメアリ音響社が開発した音声図書読み取りペン「ソリヨンピル(音声鉛筆)」が学齢前子どもの間で愛用されている。 ソク・ミョンソン室長は、音声図書読み取りペンは特別に印刷された教材の絵と文字情報を光学的に識別して音声で正確に読んでくれる装置だと述べ、次のように語った。 音声図書読み取りペンを利用すれば、子どもが自ら朝鮮語と文字、算数、外国語などを初歩段階で習得することができる。 このペンは、子どもが場所にこだわらずに勉強しながら知能を啓発 ...

【平壌1月17日発朝鮮中央通信】朝鮮で「メボンサン(毎峰山)」履物を生産する地方の大きくない製靴工場が、国の製靴工業を主導する工場として全国に広く知られている。 その工場がまさに、「全国履物展示会―2018」で1位をした江原道の元山製靴工場である。 同工場では、履物サービス受注システムのための足測定装置と超臨界炭酸ガスによる靴底軽量化工程を確立したのをはじめ、生産の多種化、多様化、多色化、軽量化を高い水準で実現するために極力努力している。 履物の縁作業につき固め機を導入して質 ...

【平壌1月16日発朝鮮中央通信】最高指導者金正恩党委員長の歴史的な新年の辞に打ち出された課題の貫徹に立ち上がった大安(テアン)親善ガラス工場の労働者たちが、設備管理、技術管理を綿密に行って板ガラス生産を高い水準で正常化している。---

【平壌1月16日発朝鮮中央通信】最高指導者金正恩党委員長は新年の辞で、今年に朝鮮人民が掲げるべきスローガン「自力更生の旗を高く掲げ、社会主義建設の新たな進撃路を開いていこう!」を提示した。 朝鮮革命の歴史は、自力更生の威力によって前代未聞の試練と難関を切り抜けてきた勝利と栄光の歴史である。 抗日武装闘争期に創造された自力更生は、革命と建設の全期間、いつも闘争の旗印、飛躍の原動力になってきた。 それゆえ、朝鮮人民は他人がかつて体験できなかった厳しい試練と難関の前でも瞬間の沈滞や ...

韓国の最大野党・自由韓国党のペ・ヒョンジン前非常対策委員会報道官が、韓国国防省が発表した国防白書の最新版から「北朝鮮は主敵」との表現が消えたことを巡り、「ならば徴兵は何のためにするのか」と猛批判している。 韓国MBCテレビの元アナウンサーで、同局の看板キャスターだったペ・ヒョンジン氏は昨年3月9日、自由韓国党に入党。非常対策委員会の報道官を昨年末まで務めた。現在は同党の地域組織の委員長として、次期総選挙に備えている。 (参考記事:【写真】韓国MBCの元美人キャスターが自由韓国 ...

【平壌1月15日発朝鮮中央通信】最高指導者金正恩党委員長の歴史的な新年の辞に打ち出されている戦闘的課題の貫徹に立ち上がった朝鮮青年が、人民経済の各部門で先兵の役割を果たしている。 電力工業部門の青年が連日、生産計画を超過遂行している。 平壌火力発電連合企業所の青年は、自力更生の旗印を掲げて新年の1月の電力生産計画を超過遂行するために革新を起こしている。 昨年、発電設備増設の工事を成功裏に完工した北倉火力発電連合企業所の青年は職場間の競争を繰り広げて多量の電気を生産している。 ...

北朝鮮で、1年で最も苦しくて辛いと言われる恒例行事が始まっている。毎年1月から2月に行われる堆肥戦闘、すなわち「人糞集め」だ。絶対的に不足している肥料を補うために行われるのだが、これについて日本に在住する脱北者のSさんは次のように語った。 「北朝鮮で何十年も厳しい生活を体験したので、日本ではどんなことでもやってのける自信はある。しかし、堆肥戦闘だけは死んでも二度とやりたくない」 堆肥戦闘は、作業として苦しいだけではない。一昨年11月に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)兵士1人が、板門店の ...

韓国最大野党・自由韓国党の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)院内代表が、文在寅大統領の「対日発言」を厳しく批判。そのことが日本でも報道されている。 羅氏は14日に開かれた党の非常対策委員会の会合で、「日本はもっと謙虚に」などと発言した文在寅氏の年頭会見について「日本を不必要に刺激したのではないかという話がある」と指摘。「文在寅政権が、反韓感情が極度に高まっている日本をどうにもならない状況まで追い込むならば、韓国への経済的な打撃はもちろん、韓米日同盟の弱体化に対する懸念が深まるだろ ...