北朝鮮製カツラの裏に隠された「少女搾取」ともうひとつの秘密
中朝国境の街である遼寧省丹東市で、北朝鮮が「ツケマツゲ」や「カツラ」などで外貨稼ぎをしていると今月6日の朝日新聞が報じた。これらの手工品は制裁対象ではないため、単価が安くても北朝鮮が頼らざるをえず、輸出額も前年比の2倍に伸びているという。しかし、こうした手工品の製造過程で、深刻な人権侵害が行われている疑惑がある。 少女たちの「やわらかい皮膚」 北朝鮮の外貨稼ぎ会社が中国企業からの発注によってツケマツゲやカツラ、そして衣類や造花などを製造していることは、本欄でも昨年の時点で報じ ...
金正恩命令をほったらかし我先に逃げ出す北朝鮮の人々
北朝鮮の金正恩党委員長が旗振り役となって進めている「革命の聖地」、三池淵(サムジヨン)の開発プロジェクト。国際社会の制裁で北朝鮮経済が苦境に立たされている中でも工事が進められている。 工事は主に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の建設部隊と、突撃隊と呼ばれる半強制の建設ボランティアの手で進められているが、現場のブラックぶりが広く知れ渡るようになり、現場に行きたがらない人や、逃げ出す人が続出している。 金正恩氏のメンツのかかった事業をサボタージュすれば、最高指導者の権威に挑戦したとみなされ ...
「労働新聞」 全ての部門、全ての単位で科学的な発展戦略を立ててより高く飛躍しよう
【平壌5月13日発朝鮮中央通信】13日付の「労働新聞」は社説で、こんにちの現実は全ての部門、全ての単位で科学的な発展戦略に徹底的に基づいて前進し、飛躍していくことを求めていると明らかにした。 同紙は、全ての部門、全ての単位で科学的な発展戦略を立てるのは革命と建設で絶え間なく成果を収めるための優先的な事業だとし、次のように指摘した。 自分の部門、自分の単位の現実態と世界的発展趨勢に即して、そして内部の予備と可能性、潜在力を最大限に引き出して利用する原則に基づいて展望的な発展戦略 ...
「逮捕者を拷問して殺している」米国の非難に北朝鮮が反発
米国務省は6日、毎年恒例の「北朝鮮自由週間」(今年は4月28日~5月4日)に合わせ、「数十年間、北朝鮮政権は住民の人権と根本的な自由を残酷に侵害してきた」などとする報道官声明を発表した。 北朝鮮自由週間の期間中、脱北者団体のメンバーら20人余りが渡米。ワシントンDCでの会合にホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)や国務省、議会関係者を招待して北朝鮮の人権侵害状況について説明した。国務省の声明は、これを受けて出されたものでもある。 声明はまた、北朝鮮の政治犯収容所では10万 ...
「制裁ですべてが足りない」北朝鮮国内から悲鳴…食糧危機の懸念
国連の世界食糧計画(WFP)と食糧農業機関(FAO)は3日に発表した報告書「北朝鮮の食糧安全保障評価」で、「長期間の日照りと異常高温、頻繁な洪水、農業生産に必要な要素の制限」などが原因となり、北朝鮮の昨年の農業に著しい影響が出たとしている。 また、異常気象に加えて、国際社会の厳しい制裁により農業資材まで輸入ができなくなっていることが、北朝鮮の農業に悪影響を与えたということだ。報告書によると、肥料として使われるリン酸塩と炭酸カルシウムの昨年の供給量は、過去5年間の平均と比べてそ ...
韓流タレント「性犯罪スキャンダル」に北朝鮮国民も衝撃
韓国の公共放送KBSが、毎週日曜の夜に放送してきた人気バラエティ番組「1泊2日」。芸能人が韓国の各所を1泊2日で旅し、地元の人々と触れあう内容だ。 だが、今年の3月7日を最後に放送されなくなってしまった。出演者の一人、歌手のチョン・ジュニョンが女性との性行為を隠し撮りし、ネット上に流すなどして逮捕されたためだ。 この出来事が、北朝鮮国民にも衝撃を与えた。北朝鮮では韓流コンテンツの視聴は厳禁であり、発覚すれば拷問を受けた上に重罪に問われるが、それにもかかわらず人々は隠れて楽しむ ...
人民経済の先行部門、基礎工業部門で5カ年戦略目標の遂行に拍車
【平壌5月10日発朝鮮中央通信】朝鮮の人民経済先行部門、基礎工業部門で、国家経済発展5カ年戦略目標の遂行に拍車をかけている。 これまでの3年間、かなりの成果を収めた人民経済の先行部門、基礎工業部門では今年も提示された目標を達成するために継続革新を起こし、継続前進している。 電力工業部門では、各発電所の生産施設を整備、補強し、技術改造を促して電力を増産するための闘いが繰り広げられている。 各地で、漁郎川発電所と端川発電所をはじめとする発電所の建設が推進され、風力と潮水力、生物質 ...
マンション崩壊で多数が下敷き…金正恩氏の「指示」もムダ
北朝鮮でまたもや建設中の建物が崩壊する事故が起き、多数の死傷者が発生した。 平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、平壌市恩情(ウンジョン)区域の地境洞(チギョンドン)のマンション建設現場で、建物が崩れ多数の労働者が下敷きになり、3人が死亡し、多数の負傷者が発生した。 (参考記事:金正恩氏、日本を超えるタワーマンション建設…でもトイレ最悪で死者続出) 事故の原因は、労働者が食べ物欲しさにセメントと鉄筋を売り払い、規定通りに施工しなかったことだと情報筋は指 ...
農業と山林部門に効能の高い植物成長促進剤を広く導入
【平壌5月9日発朝鮮中央通信】朝鮮の農業部門と山林経営部門で楽園連運技術交流社の研究者らが開発した効能の高い植物成長促進剤に対する需要が高まっている。 近年、黄海南道と平安南道、咸鏡南道をはじめ全国の多くの単位でこの植物成長促進剤を施肥して実践で効果をあげた。 同製品は穀物と野菜作物、苗木などの植物の成長を促進し、収量を高める栄養液である。 この促進剤を使用した複数の農場では不利な天気条件と環境の下でも種子の発芽率が高まり、作物の根の活性が強化されたし、光合成が促進されて農作 ...
制裁下の北朝鮮で「ヤクザ勢力」が台頭…警察と癒着、利権握る
国際社会による制裁が続く中、経済難の深刻さが増す北朝鮮で「ヤクザ勢力」が台頭しているもようだ。 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は6日、平安北道(ピョンアンブクト)の消息筋らの話として、「新義州(シニジュ)で数十万ドルの資金を元手に高利貸しをしている業者は、すべて暴力団と手を握っている。暴力団は返済の滞った債務者に対し、あらゆる暴力と脅迫を行使している」と伝えた。 北朝鮮にも、かなり前から暴力団は存在しており、乱闘騒ぎもときどき起きている。 (参考記事:【実録 北朝 ...
「使えるのは1日たった3時間」北朝鮮の電力難、制裁で悪化
北朝鮮は慢性的な電力難の状態にあるが、最近の一時期は改善の兆しも見えていた。しかし国際社会の制裁が長引くにつれ、各地から電力事情の悪化が伝えられている。 平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋は、首都・平壌郊外の流通の拠点、平城(ピョンソン)の電力事情を伝えた。現地では朝に1時間、夜に2時間、合わせて1日3時間だけ電気が供給されており、朝は電気が来ないこともしばしばある。 (参考記事:「金正恩印」のお菓子作りに失敗した5人の悲惨な運命) これが今後、さらに悪化す ...
北朝鮮軍が「長期的な弱体化」を宿命付けられた決定的な理由
昨年の北朝鮮の実際の兵力規模は105万人の水準であり、韓国国防省の発表をはじめ、120万人以上とする既存の推計はやや過大評価ではないか、との指摘が専門家から出ている。 たしかに、北朝鮮軍は最近、人口減少や兵役忌避により人員確保に苦労しているとされており、無視できない指摘と言えそうだ。(参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「性上納」行為…軍では8割「経験あり」) 兵力増強は容易ならず 韓国国防研究院のタク・ソンハン責任研究員は、4月30日発表の「北朝鮮経済レビュー」(韓国開発研究院) ...
ねらわれた9歳女児…金正恩「拷問部隊」の非道な手口
北朝鮮と中国当局が最近、脱北者を摘発するためにスパイを活用しているとの情報が出てきた。 米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)は2日、複数の消息筋の話に基づき、中国国内に潜伏する脱北者と彼らを手引きしたブローカーを探し出すため、協力を強化していると伝えた。それによると、北朝鮮当局の指図を受けた北朝鮮人が、国境を越える人々のグループに浸透して脱北者とブローカーのネットワークを把握し、中国当局が一網打尽にする事例が増えているという。 先月末には9歳の女児を含む7人の脱北者が中 ...
金正恩氏「最愛の妹」身辺に異変か…「米朝決裂で問責」指摘も
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第1副部長について、各方面で異変説が指摘されている。 まず、米ニュースサイトのビジネスインサイダー(英字版)が2019年4月16日付で、金与正氏が北朝鮮の権力中枢から遠ざけられた可能性を指摘した。たしかに金与正氏は、4月11日の最高人民会議第14期第1回会議に代議員として参加したが、公式の場で姿が確認されたのはこれが最後だ。北朝鮮メディアが公開した政治局委員33人の団体写真にも写っておらず、故金日成主席の ...
北朝鮮「美貌のウェイトレス」たちの茫然自失の日々
北朝鮮労働者を2019年末までに帰国させることを義務付けた国連安全保障理事会の制裁決議を遵守し、ルーマニア、アラブ首長国連邦(UAE)、ナミビアなど国連加盟国は、自国内にいた北朝鮮労働者を次々に送り返している。 アイドル並みの美貌で観光客から好評を得てきた北朝鮮レストランのウェイトレスたちをはじめ、8万人もの北朝鮮労働者を受け入れていた中国も、北朝鮮労働者の送還を進めている。(参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発) 遠回しに「追い出し」 北朝鮮事情に明るいデイ ...
怨みを買って刑務所送り…北朝鮮「悪徳警察官」の悲惨な運命
北朝鮮では、公務員のいびつな給与体系が原因となり、拝金主義がはびこっている。職場からもらえる給料だけでは生きていけないため、許認可を握っている人々は、ありとあらゆるネタでワイロをかき集めているのだ。 中でも酷いと言われるのが、保安員(警察官)である。保安員は取り締まりの権限を振りかざし、庶民からワイロを搾り取ることを生業としている。要求に応じなければ様々な言いがかりをつけて逮捕し、刑務所送りにすることもある。また、同様のやり方で女性に性行為を強要することもあり、悪徳保安員に対 ...
