北朝鮮の故金正日国防委員長の長男で、金正恩党委員長の異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシア・クアラルンプール国際空港で殺害された。世界中のメディアがこの事件を大きく伝える中、平壌で15日に開催された金正日氏生誕75周年を祝う中央慶祝報告大会では、金正恩氏がただならぬ表情を浮かべていた。(参考記事:【動画】金正恩氏、スッポン工場で「処刑前」の現地指導】) (参考記事:【写真】「凶悪な表情」の金正恩氏②) 北朝鮮国営の朝鮮中央テレビは15日午後6時から約1時間にわたって ...

13日にマレーシアで殺害された金正男(キム・ジョンナム)氏が、昨年末から今月初めにかけて北朝鮮の国家保衛省(秘密警察)の要員や外交官の接触を受けていたと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。北朝鮮への帰国を促すためのものだったと見られるという。 拒否して暗殺命令 北朝鮮情報筋がRFAに語ったところによると、金正恩党委員長は国家保衛省に対し、海外にいる金正男氏を北朝鮮に連れ帰るよう指示を出していた。指示は、拉致などの強引な手段ではなく、自らの意志で帰国するよう説 ...

13日にマレーシアで殺害された金正男(キム・ジョンナム)氏が、昨年末から今月初めにかけて北朝鮮の国家保衛省(秘密警察)の要員や外交官の接触を受けていたと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。北朝鮮への帰国を促すためのものだったと見られるという。 拒否して暗殺命令 北朝鮮情報筋がRFAに語ったところによると、金正恩党委員長は国家保衛省に対し、海外にいる金正男氏を北朝鮮に連れ帰るよう指示を出していた。指示は、拉致などの強引な手段ではなく、自らの意志で帰国するよう説 ...

13日にマレーシアで殺害された、北朝鮮の故金正日総書記の長男・金正男(キム・ジョンナム)氏と接触を持っていた北朝鮮の外交官など、多くの人が2011年ごろに処刑されていたことがわかったと米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。 「殺れるのはただ1人」 北朝鮮の元高級幹部の脱北者がVOAに証言したところによると、2003年から2010年初めまで北京の北朝鮮大使館で党秘書として勤務していたクァク・チョンチョル氏は、金正男氏と接触していたことを理由に2011年に処刑された ...

クアラルンプール国際空港で、金正男氏を暗殺したと見られる女工作員の比較的鮮明な映像が公開された。 マレーシアの英字紙、ザ・スターは、クアラルンプール国際空港の監視カメラにとらえられた女工作員の映像を公開した。 画像には、「LOL」(日本のネット用語の「www」と同じ意味)とプリントされた白いシャツに、青色のスカート姿の中年のアジア系の女が、右手で手提げバッグを押さえている様子が写っている(次のページ)。 これは、午前中に公開された画像に写った女と同一人物と思われるが、距離やア ...

北朝鮮で行われている反人道的な犯罪について、金正恩党委員長ら国家の指導部にその責任を問うべきとの声が高まっている。韓国のソウルには国連の傘下機関として人権事務所が設置され、北朝鮮の人権状況を監視し、被害者の証言を記録している。 韓国政府も今年になって成立・施行された北朝鮮人権法に基づき、北朝鮮人権記録センターを設立。北朝鮮の指導部に人権侵害の責任を問うための法的根拠を整理しようとしている。 こうした動きを受けて、韓国の民間団体が運営する対北短波ラジオ「国民統一放送」は、独自に ...

両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)の出身で、1990年代末に脱北した女性コ・ジウンさんは、中国で2度にわたり人身売買の被害に遭った。 問 初めて脱北したのは1997年9月、28歳のときだそうですが、何がきっかけでしたか? 答 友人から受けた影響が大きかったです。その友人は1度脱北し、中国で捕まり強制送還されたのですが、中国で見聞きしたことをいろいろと話してくれました。外の世界の情報にたいへん驚き、とくに韓国社会に対する関心が強まりました。そのとき、北朝鮮の政治こそが偽りであ ...

韓国で2月6日にオンエアされたトーク番組「いま会いに行きます」(チャンネルA)に、北朝鮮の18号管理所(収容所)に24年間にわたりとらえられていた脱北女性、パク・クモクさんが登場。収容所で受けた凄惨な虐待について語った。 同番組は、北朝鮮から脱出し韓国で暮らす女性が多数出演するもので、今回が268回目の放送。番組ではこれまでも、北朝鮮の内部事情が生々しく語られてきたし、ほかでも様々な証言が出ているが、収容所経験者がテレビで直接語る話はやはりショッキングだった。(参考記事:北朝 ...

昨年7月に韓国に亡命したテ・ヨンホ元駐英北朝鮮公使が、3日に行われたロイター通信とのインタビューで、金正恩党委員長の兄・金正哲(キム・ジョンチョル)氏が2年前、エリック・クラプトンの公演を見にロンドンを訪れたときのエピソードを披露している。 「日本に潜入」 テ氏は正哲氏について、礼儀ただしく自由な、普通の青年で、興味の対象は音楽だけであり、政治の話はまったくしなかったと語っている。正哲氏に対し好印象を抱いたことを思わせる語り口だが、テ氏はそのとき、北朝鮮人としては自由を知り過 ...

 ※この記事には、加害者の被害者に対するセクシュアル・ハラスメントの具体的な言動が含まれています。 自由な暮らしや豊富な食べ物を求めて、あるいは迫害を逃れて北朝鮮から脱出し、韓国入りした脱北者の数は2016年末現在で3万208人に上る。ところが、その多くが貧困や差別に苦しめられている。 脱北者を含む社会的弱者に雇用の機会を与えるために設立された韓国企業の、脱北者に対するひどい扱いが明らかになった。 この企業は、韓国最大の製鉄会社ポスコが設立した松島(ソンド)SE。ポスコのウェ ...

デイリーNKジャパンは昨年12月、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)の報道を引用し、北朝鮮には大麻取締法がなく、大麻が堂々と販売されており、税関に止められることなく中国に持ち出されていると報じた。 このRFAの報道は多くのメディアが引用し、広く報じられた。 その中のひとつ、大麻の所持・使用が事実上合法化されている米ニューヨーク州の大麻専門ニュースサイト、グリーン・ラッシュ・デイリーは「混じりけだらけの安物の大麻が多くの旅行者を北朝鮮に惹きつけている」「全体主義国家は大 ...

北朝鮮がカンボジアで運営している北朝鮮レストラン(以下、北レス)の1店舗が閉業したことがわかった。昨年1月に国連安保理で採択された対北朝鮮制裁決議2270号の影響と見られるが、今後も各地の北レスが苦境に陥ることが予想される。 性的サービスも 北レスの美貌のウェイトレスは、現代韓国の女性には見られない古風でしとやかな立ち居振る舞いで、男女問わず、中年の韓国人、そして一部の日本人の北朝鮮マニアを魅了していた。近年では、特に容姿端麗なウェイトレスの写真がネットで出回り、韓国の若者た ...

米国のトランプ大統領は先月27日、中東7カ国からの移民の入国と、全世界からの難民受け入れを一時禁止する大統領令に署名した。その後、ワシントン州連邦地方裁判所が3日に大統領令の即時停止を命じる仮処分の決定を出し、入国は再開されたが、全米の空港ではその間、到着後に身柄を拘束される人が相次ぐなど、大きな混乱が生じた。 トランプ氏が大統領令に署名する2週間前、一人の男性が米国の空港に降り立った。20年近く、北朝鮮、中国、ロシアをさまよい続けた北朝鮮出身の男性、キムさんだ。あと少し遅れ ...

貧困から逃れるために、国境の川を渡って脱北し、中国人男性と結婚する北朝鮮女性は少なくない。幸せに暮らしている人もいる一方で、人身売買の犠牲になり、現地で虐待に遭ったりする女性が後を絶たない。 祖父のような「夫」と (参考記事:中国で「アダルトビデオチャット」を強いられる脱北女性たち) 米AP通信は昨年、そんな女性のひとりである40歳のキム・ジョンアさんの体験を伝えている。キムさんは貧困と栄養失調に苦しんだ挙句、脱北という選択をした。 「何度自殺しようとしたかわからない。私にと ...

旧暦の正月(今年は1月28日)を祝う朝鮮半島では、1月下旬の数日間が祭日となった。しかし、北朝鮮の一部の工場労働者たちは、中国企業への納期を守るため、普段にも増して過酷な労働を強いられたようだ。 平安北道(ピョンアンブクト)に住むデイリーNKの内部情報筋によれば、「カツラとツケマツゲを中国企業に収めている貿易会社は、この時期にも納期を守ることを優先すべく生産現場にハッパをかけており、それはそのまま女学生の工員たちにシワ寄せされている。彼女らはほとんど食事を取る間もなく働かされ ...

市場経済化が進む北朝鮮で、中高生が勉強もそこそこに市場やトンジュ(金主、新興富裕層)が経営する企業で働く動きが拡散しつつあるという。大学生の中には違法な商売で学費を稼ぐ学生もいるという。 背景には、一般庶民がつくりあげた草の根資本主義が国家経済を席巻し、北朝鮮経済がもはや社会主義経済ではなくなりつつあることがある。 女子大生を拷問 90年代後半の大飢饉「苦難の行軍」を境に配給システムが崩壊した北朝鮮では、生計は自分の力で成り立たせることが求められる。国家や党の幹部や、それなり ...