北朝鮮の金正恩党委員長は12日、国会に当たる最高人民会議第14期第1回会議で施政演説を行い、韓国の文在寅政権に対し、次のように厳しく注文を付けた。 「南朝鮮当局は、成り行きを見て左顧右眄(さこうべん)し、せわしく行脚して差し出がましく『仲裁者』、『促進者』のように振る舞うのではなく、民族の一員として自分の信念を持ち、堂々と自分の意見を述べて民族の利益を擁護する当事者にならなければなりません」 公開処刑を再開 金正恩氏が言わんとするのはつまり、「米国とはオレが直接話をつける。仲 ...

北朝鮮が、しばらく控えていた公開処刑を再開したもようであることは、12日の本欄でも伝えた。咸鏡南道(ハムギョンナムド)の情報筋が韓国デイリーNKに対し、「2月初め、咸興(ハムン)市の沙浦(サポ)区域にあるヨンデ橋の下の空き地で、薬物密売人の男が公開銃殺された」と知らせてきたのだ。 (参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…) これに続き、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)も同様の報道を行っている。咸鏡北道(ハムギョンブクト)の情報筋がRF ...

ロシア国内にある北朝鮮レストランで、学生ビザで滞在しながら働く北朝鮮女性が増えていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じている。 世界各国の北朝鮮レストランは、アイドル並みの美貌を供えたウェイトレスらを看板に、少なくない外貨を稼ぎだしてきた。しかし、核開発などに対する経済制裁で、国連加盟国は北朝鮮労働者に就労ビザを出すことを禁じられた。 (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発) その規制をくぐり抜けるべく考え出されたのが、美人女子大生らによる「 ...

北朝鮮で、しばらく途絶えていた公開処刑が再開されたもようだ。 咸鏡南道(ハムギョンナムド)の情報筋は今月はじめ、韓国デイリーNKとの電話取材で、「2月初め、咸興(ハムン)市の沙浦(サポ)区域にあるヨンデ橋の下の空き地で、薬物密売人らの公開裁判があった。この裁判で、首謀者とされた41歳の男が死刑を宣告され、ただちに銃殺された。さらに2人には無期懲役、1人に20年の懲役判決が下った」と伝えた。 (参考記事:玄永哲氏の銃殺で使用の「高射銃」、人体が跡形もなく吹き飛び…) 北朝鮮は国 ...

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は7日、日本が侵略の過去清算を回避していると非難する論評を掲載した。 論評は「過去の犯罪に対して謝罪し、賠償するのは国際法上から見ても、道徳的見地から見ても回避できない日本の国家的責任である」と指摘。そして「わが人民は、日本から謝罪と賠償を取り付ける堂々たる権利を持っている。わが人民はこの権利を絶対に諦めないであろう」と強調した。 北朝鮮はこれまでにも、このような主張を繰り返してきた。 (参考記事:「日本軍が慰安婦を虐殺した映像ある」北朝鮮メ ...

北朝鮮の朝鮮労働党は10日、党中央委員会第7期第4回総会を開催し、国際社会の経済制裁に自力更生で対抗する方針を打ち出した。朝鮮中央通信が伝えた。 総会では、金正恩党委員長が報告を行い「最近行われた朝米首脳会談の基本趣旨と党の立場について明らかにし、わが国の条件と実情に合い、われわれの力と技術、資源に依拠した自立的民族経済に基づいて自力更生の旗印高く社会主義建設をいっそう力強く前進させていくことで、制裁によってわれわれを屈服させられるとして血眼になって誤った判断をする敵対勢力に ...

先月27日、北朝鮮の平壌で「朝鮮人民軍第5回中隊長、中隊政治指導員大会」が開催された。金正恩党委員長も大会に参加し、「現在の革命情勢は、これまでのいずれの時期よりも人民の軍隊の軍事力強化を求めている」などと述べるなど、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)に対する期待を示した。 しかし、今の北朝鮮軍はこうした期待に応えられるような「立派な軍隊」ではない。軍紀はすでに乱れきっており、上官が一種のワイロとして女性兵士に「性上納」を強要することも横行している。 (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マ ...

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は6日、金正恩党委員長が東海岸で造成中のリゾート「元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区」の建設現場を視察したと伝えた。 金正恩氏は工事の進み具合に満足を表しながらも、次のように述べたという。 「今年の党創立記念日(10月10日)まで急いで何に追われているかのように速度戦で建設するのではなく、工事期間を6カ月間延長して来年の太陽節(4月15日の金日成主席の誕生日)まで完璧に完成しよう」 (参考記事:金正恩氏の背後に「死亡事故を予感」させる恐怖写真) ...

北朝鮮では先月10日、国会にあたる最高人民会議の代議員選挙が行われた。名前も聞いたことがなければ姿を見たことすらない候補者に賛成票を投じるもので、投票率は99.9%に達し、全員が当選する。 ヤクザ顔負けの大暴れ そもそも、選挙キャンペーンのポスターの決まり文句が「皆が賛成投票しよう!」というものだ。神聖な政治的儀式として扱われる選挙だけあって、選挙期間中には些細な犯罪やトラブルも許されない。 (参考記事:金正日が死んだ日なんか関係ねぇ…北朝鮮の若者たちが大暴れ) そんな選挙の ...

ベトナム・ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わったことを受けて、金正恩党委員長が3人の部下を問責したと、韓国紙・朝鮮日報が6日付で伝えた。 同紙によれば、問責の対象となったのは事前の実務交渉を担当した金赫哲(キム・ヒョクチョル)国務委員会対米特別代表と金聖恵(キム・ソンヘ)統一戦線部統一策略室長、そして首脳会談で金正恩氏の通訳を務めたシン・ヘヨン通訳官だ。 金赫哲氏と金聖恵氏は、米国側の意向を正確に把握できなかったことを咎められ、シン・ヘヨン氏は通訳ミスがあった ...

北朝鮮は世界的に見て自殺率が非常に高い国だ。 世界保健機関(WHO)の2012年の統計によると、10万人あたりの自殺率(年齢調整なし)のランキングでは、北朝鮮は39.5人で1位。国ごとの人口と年齢構成の違いを調整した値でも、北朝鮮は1位のガイアナ(44.2人)に次ぐ2位(38.5人)だ。世界でも稀に見る抑圧体制が、多くの人を自殺に追い込む一因となっている。 (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…) 中国との国境を流れる鴨緑江に面した北朝鮮の村で、30代男 ...

北朝鮮当局は最近、大都市で見られるようになった「トンゴジプ」なるものに頭を悩ませているという。 「トンゴジプ」は、日本語にすると「同居の家」という意味だ。つまりは一種のシェアハウスであり、10代から30代の若者が共同で部屋を借りて住んでいる。 そして中には、このシェアハウスで覚せい剤などの薬物を使用したり、アダルトビデオを見たりするなど「快楽を追求し堕落した生活を送る若者もいる」(情報筋)という。(参考記事:「男女関係に良いから」市民の8割が覚せい剤を使う北朝鮮の末期症状) ...

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、中国との国境に面した北朝鮮・新義州(シニジュ)市で先週初めから、中央検察所による集中検閲が行われているという。 人体を「ミンチ」に 集中検閲とは、数十人から場合によっては数百人単位の検閲団が派遣され、地元住民らの思想的な偏向のチェック、さらには党や行政機関の幹部による不正、違法薬物の密売や売買春など「非社会主義行為」の大々的な摘発が行われるものだ。 (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性た ...

対北朝鮮制裁により開店休業状態が続き、昨年から営業再開にこぎつけた中国の北朝鮮レストランが、昨年末から今年にかけ客数の減少で苦戦していると米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。 北朝鮮との国境に面した中国・丹東市のある住民はRFAに対し、「丹東に10店以上ある北朝鮮レストランのうち、夜に公演を行っているのは規模が最も大きい柳京食堂だけだ」と語っている。 北朝鮮といえば、女性従業員らの歌と踊りの公演がカンバンである。中にはアイドル並みの美貌を誇るウェイトレスも ...

昨年4月に10年ぶりに開催された南北首脳会談。その関連イベントとして北朝鮮の首都・平壌では韓国芸術団の公演が行われ、金正恩党委員長と李雪主(リ・ソルチュ)夫人も鑑賞した。 それから7ヶ月経って、その様子を収めたDVDが北東部最大の卸売市場、水南(スナム)市場をはじめ、清津(チョンジン)市内の市場で出回るようになった。北朝鮮当局は、死刑や拷問など極端な手段を動員して取り締まるほど韓流コンテンツを嫌悪してきたが、ここへ来て解禁に向けた動きが表れたとの観測も出ていた。 (参考記事: ...

北朝鮮当局が恐れているものの一つが、口コミだ。国民に知られたくない都合の悪い情報ほど、口コミを通じてあっという間に全国に広がってしまう。たとえば1990年代にあった国民虐殺や、最近のマンション崩壊事故なども、すっかり公然の秘密となっている。 これが体制を揺るがす流れにつながるのを、極度に恐れているのだ。 (参考記事:「手足が散乱」の修羅場で金正恩氏が驚きの行動…北朝鮮「マンション崩壊」事故) 当局は、2月末の米朝首脳会談が「決裂した」という話を抑えるために、口コミの発信源とな ...