「韓国に致命的な結果もたらす」対日問題で米の警告に韓国動揺か
韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相は18日の国政監査で、韓国政府が終了(破棄)を宣言した日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について、「それもひとつの(安全保障のための)手段であるため、役立つ部分は明確にある」とし、「まだ機会は残っていると思われる」と述べた。 これを受けて聯合ニュースは、「日本との交渉次第では、決定を撤回する可能性があることを示唆したものと受け止められる」と伝えた。同協定は11月23日午前0時をもって失効することになっているが、それまでは撤回の ...
北朝鮮「アフリカ豚コレラ検疫所」が風俗業に変身した理由
韓国で猛威を振っている家畜伝染病「アフリカ豚コレラ」(日本で発生している「豚コレラ」とは別のもの)。北朝鮮に面した地域で既に14例の感染が報告されている。また、この地域で見つかった野生のイノシシからアフリカ豚コレラのウイルスが発見されたことから、韓国軍はイノシシ駆除に乗り出している。 確認はされていないが、ウイルスは中国から北朝鮮を経て、イノシシが媒介となり韓国で広がっているものと思われる。 (参考記事:韓国でアフリカ豚コレラ発生の裏で、北朝鮮では山羊が大量死) 一方の北朝鮮 ...
ある「美人女子大生」が金正恩に宛てた遺書の壮絶な中身
韓国のリバティ・コリア・ポスト(LKP)によれば、北朝鮮の首都・平壌で8月中旬、21歳の女子大生が投身自殺する事件があったという。そしてその女子大生は自ら死を選択するに当たり、金正恩党委員長に宛てた手紙形式の遺書を書いていたという。 平壌で貿易業に従事するLKPの消息筋によれば、この女性は、張鉄久(チャン・チョルグ)平壌商業総合大学の学生だったという。同大学は、レストランやホテルなど観光分野で働く人材の養成機関だ。卒業後は外国人が利用する高級ホテルなどに配属され、中国などの北 ...
炭鉱の浸水事故で北朝鮮に広がる負の悪循環
北朝鮮の大規模炭鉱の一つ、安州(アンジュ)炭鉱連合企業所。1911年から操業が始まり、近辺の价川(ケチョン)、徳川(トクチョン)、球場(クジャン)などと共に炭田地帯を形成している。生産した石炭を中国に輸出し外貨を稼ぎ出すと同時に、周囲の工場や発電所にも供給し、北朝鮮の経済を支えてきた重要なエネルギー源だ。 ところが、この安州炭鉱に属する一部の炭鉱の操業が1ヶ月以上も止まっている。ただでさえ、国際社会の経済制裁で青息吐息の北朝鮮内部で、その悪影響がドミノ倒しのように広がっている ...
金正恩氏が中国人相手の「客引き」で食指を伸ばす禁じ手
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、金正恩党委員長が両江道(リャンガンド)の三池淵(サムジヨン)郡内の再開発現場を視察したと伝えた。 同通信によれば、来年の朝鮮労働党創建75周年(10月10日)の完工を目指して進められている三池淵の再開発は、第2段階工事が終わりつつある。金正恩氏は、「三池淵郡整備の2段階工事が全般的に立派に締めくくられていると述べ、三池淵郡の邑地区は見るほど壮観だ、文字通り大変革を遂げたと感慨無量に語った」という。 なるほど、同通信が同時に配信した写真を見ると ...
「韓国のGSOMIA破棄は北朝鮮と関係ある」元米軍司令官が指摘
韓国紙・朝鮮日報によれは、ソウルで15日、「韓米同盟、このままでよいのか」をテーマとするセミナーが開かれた。この席でビンセント・ブルックス元韓米連合司令官は「北朝鮮が『自主』の概念を強調し、韓米同盟を弱体化させるのを阻止すべきだ」と呼び掛けたという。 米国の強烈な不満 昨今、韓国の左派世論は「反日」により席巻されているが、彼らの思想の土台にはもともと、より強烈な「反米自主」の意識があった。歴代の保守政権は米国に従属しており、韓国は米国の半植民地であるとの見方をしていたからだ。 ...
白馬に乗った金正恩「満面の笑み」が誘う不吉な予感
北朝鮮の金正恩党委員長が、久しぶりに「彼らしい」写真を公開した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、金正恩氏が白馬にまたがって白頭山頂に登った様子を報じた。写真を見るに、金正恩氏はすこぶる満足した表情を見せているが、「不吉な予感」も覚える。 金正恩氏は、最高指導者になって以後、公式メディアにひんぱんに登場してきた。あまり人前に出ずミステリアスなイメージを保っていた金正日氏と比べて、金正恩氏は積極的に自分の存在をアピールしてきた。父親への対抗意識なのかもしれないが、ときにはカメラ ...
台風の現場で労働者を殺した「金正恩命令」の矛盾点
北朝鮮当局が進めている元山(ウォンサン)―咸興(ハムン)高速道路の建設現場で多くの人命被害が発生していと、韓国のリバティ・コリア・ポスト(LKP)が伝えた。建設現場には刑犯罪者が送られる「労働鍛練隊」の受刑者が大量に動員されており、今年7~9月の3カ月だけで31人が犠牲になったという。 LKPに情報提供した北朝鮮国内の消息筋は「この数字は高速道路建設に動員された労働鍛練隊だけのもので、軍や道の都市建設事業所から動員された人々の犠牲者数も加えると、はるかに多い」と語っている。 ...
衰弱・文在寅政権に金正恩氏が見舞う「トドメ」の一撃
北朝鮮・平壌の金日成競技場で15日午後5時半から、2022年サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選の北朝鮮―韓国戦が行われる。韓国のサッカー男子代表の平壌遠征は1990年⑩月の親善試合以来、29年ぶりとなる。 しかし、サッカー韓国代表戦の名物とも言える熱狂的な応援団「レッド・デビル」の北朝鮮訪問は認められず、韓国へのテレビ中継も行われない。 大韓サッカー協会はアジアサッカー連盟(AFC)を通じて、記者団と応援団の派遣、テレビ中継を認めるよう要請した。しかし、 ...
脱北費用の高騰で大儲けする、北朝鮮の「悪いヤツら」
「最近、中国を通じて韓国に行く方法を尋ねる人が増えた」(デイリーNK内部情報筋、今年7月) 近年、脱北して韓国入りする人の数は減る傾向にある。韓国統一省の集計によると、今年1月から6月までに韓国に入国した脱北者は546人。昨年同期(487人)とほぼ同水準だが、以前と比べるとかなり減っている。国境警備の強化、ブローカーの摘発などが影響しているものと思われる。 ところがここに来て、脱北を考える人が再び増えているという。直接の理由は、国際社会の制裁による経済の苦境だ。また、脱北の傾 ...
女性芸能人の「公開処刑」見学を強制…金正恩氏の消せない過去
10月10日の世界死刑廃止デーに際し、各国の人権団体が北朝鮮当局による人権侵害に対し非難の声を上げたと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。 RFAによれば、アムネスティ・インターナショナルの死刑制度の専門家であるキアラ・サンジョルジオ氏は、次のようにコメントしている。 「北朝鮮では、明白な証拠や弁護人もなしに死刑が速やかに宣告されているとの脱北者証言と、関連資料があります。それだけでなく、時には北朝鮮の国内法上も死刑に当たらない軽微な事案においても公開処 ...
金正日をズタズタに…北朝鮮「消えた一家」の危険なウワサ
北朝鮮の咸鏡北道(ハムギョンブクト)清津(チョンジン)で、夫婦と子ども2人の家族4人が忽然と姿を消す事件が起きた。その後も行方知らずの状態が続いているが、町ではこの家族がなぜ消えたのかについて「ある噂」が立っていると、現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。 家族の夫は、羅南(ラナム)陶磁器工場に運転手として籍を置きながら、実際は出勤せずにガソリン販売で生計を立てていた。無断欠勤は有罪だが、上役にワイロまたは罰金を支払うことで堂々と欠勤できるという「制度」を利用したものだ。そこ ...
金正恩氏は「喜び組アンダーウェア」、富裕層はブランドバッグ…制裁下の北朝鮮
「本当の金持ちはシャネルを好む。(金正恩党委員長夫人の)李雪主(リ・ソルチュ)氏もシャネルが大好き。私の妻はバッグ、化粧品はもちろん、パジャマまでシャネルだ。もちろん偽物ではない。触ってみればすぐにわかる(中略)平壌には存在しないブランド品はほとんどないが、意外なことに『ルイ・ヴィトン』は少ない。偽物なら多いが」 チュ・ソンハ著『平壌資本主義百科全書』より。 人名が出ていなければ、一体どこの国の話かわからないが、これは紛れもない北朝鮮での話だ。 国際社会の制裁で深刻な不況に苦 ...
竹島問題を巡る韓国・北朝鮮の「自爆行為」と日本の自制心
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は8日、日本が「わが民族の領土である独島(竹島)を自国の領土であると強弁を張っている」と非難する論評を配信した。 北朝鮮メディアは何かある度に同じような論評を出しているのだが、今回は日本の2019年版防衛白書に反発する内容だ。そこには、次のような記述がある。 「看過できないことは、今年の防衛白書に独島上空で武力衝突が発生する場合、航空『自衛隊』戦闘機のスクランブルがありうるという文言を初めて明記したことである。(中略) 独島上空への『自衛隊 ...
韓国イージス艦、北朝鮮のミサイル探知失敗…11回中の5回で
韓国海軍イージス駆逐艦が今年、北朝鮮が実施した11回のミサイル発射のうち、5回について探知できていなかったことが分かった。野党・自由韓国党のチョン・ジョンソプ議員は10日に行われた海軍本部の国政監査で「イージス艦が、5月4日と9日、7月25日、8月2日、9月10日に発射された北朝鮮のミサイルを正確に探知できなかった」と指摘した。 これに対して海軍側は、5月4日と7月25日には、合同参謀本部から事前の出動命令が出ておらず、5月9日にはミサイルがイージス艦の探知可能範囲から脱して ...
金正日命令で「健康な人も廃人に」北朝鮮刑務所の実態
世界最悪の人権国家と言われる北朝鮮。その中でも、さらに著しい人権侵害が起きているのは、管理所と呼ばれる政治犯収容所、次いで教化所と呼ばれる刑務所だ。 韓国などに住む脱北者の多くは、教化所などに収監された経験を持ち、国際社会でその酷さを訴えている。それが多少の効果があったのか、最近ではわずかばかり改善されたとの話もあるが、想像を絶する状況であることに変わりはない。 (参考記事:K-POPを歌ったら飢え死に…北朝鮮刑務所の知られざる実態) 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA ...