米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、北朝鮮当局が最近、違法薬物と「性不良行為」を体制の脅威となる「悪性腫瘍」とみなし、撲滅に向けた全面戦争を繰り広げているという。 RFAの取材に応じた平安北道(ピョンアンブクト)のある住民によれば、「今回の薬物乱用と性不良行為に対する取り締まりは、国家保衛省(秘密警察)の主導で今年1月から全国的な規模で実施されている」という。 またこの住民は、「これまでと異なり、布告文や指示文を通じて一般住民に警告する手順を省略し、不意に現場 ...

北朝鮮の国営メディアは今まで、各地の幼稚園で行われている英才教育について報じてきた。ここで、平壌の蒼光(チャングァン)幼稚園について報じた朝鮮中央通信の記事を紹介しよう。 【平壌9月3日発朝鮮中央通信】朝鮮で、就学前教育が先進的に発展している。 蒼光幼稚園は、国の幼稚園教育部門で先んじている単位の一つである。 人民教員であるチョン・チャンスク園長によると、幼稚園では子どもの生まれつきの才能を把握し、素質によって教育することを原則としている。 幼稚園の教養員は、有能な大学卒業生 ...

非社会主義・反社会主義行為とは、北朝鮮当局が社会主義にそぐわない、或いは社会主義に反すると考える、風紀紊乱行為のことを指す。その対象は広範囲にわたるが、中でもターゲットとされているのが韓流コンテンツの消費、拡散と、チャイナテレコムなどの中国キャリアの携帯電話の使用、韓国や中国で働く脱北者からの仕送りを北朝鮮に残してきた家族に伝える送金ブローカー業だ。 韓国にほど近い黄海南道(ファンヘナムド)の海州(ヘジュ)では、学生2人が韓流を流布した容疑で公開裁判を受けた。 現地のデイリー ...

かつては犯罪とは無縁とさえ言われたこともあった、北朝鮮社会。しかし、市場経済化の伸展に伴い貧富の差が拡大、金持ちを狙った犯罪が増えていると伝えられている。2018年には平壌の外貨商店支配人の孫娘を誘拐し、2万ドル(当時のレートで約227万3000円)の身代金を要求する事件が起きている。 もっとも、このような事件は例外中の例外で、犯罪と言っても窃盗がほとんどだったようだ。ところが昨今の経済難の影響で、凶悪事件が増加している。先月には平安南道(ピョンアンナムド)だけで、児童を狙っ ...

キム中級兵士に性関係を要求。それから2年間、彼女はリ上尉から性暴力を受け続けたという。 (参考記事:手錠をはめた女性の口にボロ布を詰め…金正恩「拷問部隊」の鬼畜行為) 少なくない脱北者の証言によれば、北朝鮮ではそもそも性暴力の概念が希薄で、セクハラやストーカー行為に対応する法律も存在しない。また、性暴力防止のための教育も行われておらず、被害に遭う女性が後を絶たない。中でも、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)内部では、男性の上官が優越的地位を利用して、女性の部下に対して性暴力を加える事件が ...

今月9日の建国記念日に、北朝鮮の首都・平壌の金日成広場で開かれた軍事パレード(閲兵式)と舞踏会の参加者が、自家隔離を強いられている件はデイリーNKジャパンでも既報の通りだ。 参加者はいずれもマスクをしておらず、新型コロナウイルスのクラスターが発生するのではないかとの指摘がなされていたが、その懸念が的中した。 (参考記事:「ノーマスクの軍事パレード」の北朝鮮でクラスター発生か) 平壌のデイリーNK内部情報筋は、軍事パレードに参加した民防衛大学の3〜40代の男女学生16人が高熱、 ...

北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会(中央党)と、全国13の道、特別市、直轄市の党委員会(道党、市党)の組織指導部には「6課」と呼ばれる部署がある。かつては「5課」と呼ばれ、いわゆる「喜び組」など金正恩総書記の身辺の世話をする要員の選抜・管理を行ってきたが、任務はそれだけではない。 成分(身分)や思想が良好とされる特権階層に、結婚相手を紹介する役割も担っているのだ。 その対象となるのは、新旧の最高幹部や、かつて金日成主席と共に抗日パルチザン活動を行ったとされる「赤い貴族」の子息、朝鮮 ...

北朝鮮の各地で、韓流取り締まりの嵐が吹き荒れている。 咸鏡北道(ハムギョンブクト)茂山(ムサン)では、韓国映画「工作 黒金星と呼ばれた男」や、日本でも人気を集めた「愛の不時着」のモノマネをした若者が公開裁判にかけられたと伝えたが、同じ道内の鏡城(キョンソン)郡では、K-POPのCDの貸し借りを巡って、前途有望な若者が自ら命を絶つという悲劇が起きた。現地のデイリーNK内部情報筋が伝えた。 (参考記事:「愛の不時着」モノマネした罪で8人を逮捕) 鏡城郡の社会主義愛国青年同盟の若者 ...

加藤勝信官房長官は16日の会見で、北朝鮮が前日に発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したことについて「わが国の安全に対する深刻な脅威だ」と述べた。 確かにその通りだ。だが、今回の発射が示した脅威はそれだけではない。北朝鮮のミサイル発射直後、当初はEEZ外に落下したと発表されていた。北朝鮮版イスカンデルと呼ばれるミサイル特有の変則軌道により、落下が困難だっただめだ。落下地点の予測が困難なら、それだけ迎撃も難しくなる。 さらに、ミサイルが列車から発射された ...

北朝鮮が9日に行った閲兵式(軍事パレード)に対し、同国の庶民が強く反発していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。中には金正恩総書記の外見が変わったことについての批判もあるという。 北朝鮮国営の朝鮮中央通信は9日、建国73周年を祝う「民間および安全武力閲兵式が、平壌の金日成広場で盛大に執り行われた」と報じた。 新型コロナウイルス対策で厳しい防疫措置を敷く中、敢えて閲兵式を行ったのは、経済制裁とコロナ禍、自然災害の三重苦で経済難が深刻化する中、国民に団結 ...

北朝鮮の金正恩総書記に「影武者がいる」との情報がネットを中心に流れている。金正恩氏は9月9日に行われた建国73周年の閲兵式に登場した。かなりスリムになった上に、独特のヘアスタイルにも大きな変化があった。また、どうやら祖父である故金日成主席に似せるためのメイクを施していることから、「別人では?」という印象を与えたようだ。 (参考記事:【写真分析】金正恩氏が「別人」に見える理由…容姿の激変に見る危ない精神世界) 筆者も複数のメディアから「金正恩影武者説」について意見を求められたが ...

故金日成主席が1927年に朝鮮共産主義青年同盟を結成したことを祝って制定された8月28日の青年節。様々な祝賀行事が開かれるが、平壌の金日成広場では、多くの若者が一同に会して、夜会と称する大々的なダンスパーティが開かれた。 平壌のみならず、全国各地で同様のイベントが開かれる。8月初めに大雨の被害を受け、現在復旧作業が行われている咸鏡南道(ハムギョンナムド)端川(タンチョン)でも同じだ。ところが、その準備過程で騒動が起きてしまった。 (参考記事:金正恩の「復興住宅」大雨であっけな ...

2017年頃、金正恩氏の髪型は「黒電話ヘア」と呼ばれ、国際的な「ネタ」になっていた。ご丁寧に眉毛まで切りそろえている。 (参考記事:【写真分析】金正恩氏の"危険な"ヘアスタイル変化) 北朝鮮の金正恩総書記が別人のように変貌したと言われている。9月9日に行われた建国73周年の閲兵式に、金正恩氏はグレーのスーツ姿で登場。以前と比べるとかなりスリムになったが、報道写真を見る限り、減った体重は10kgから20kg程度ぐらいだろう。 ただし、金正恩氏が「激痩せ」したのは今年の5月から6 ...

格好のターゲットになっているのが、「性録画物」と呼ばれる違法アダルトビデオと、違法薬物の密売だ。それがその国の方に触れる行為であれば、法の範囲で処罰されるのは、ある意味では当然のことと言えるかもしれない。 (参考記事:【写真】美人女優ピョン・ミヒャンの公開処刑で幕を閉じた「禁断の映画」摘発の内幕) 北朝鮮は9日、建国73周年に際して労働者や農場員らによる予備軍組織、労農赤衛隊と治安部隊・社会安全軍による閲兵式を行った。 正規軍を動員せずにこうした閲兵式を行ったのは、経済制裁・ ...

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は9日、建国73周年を祝う「民間および安全武力閲兵式が、平壌の金日成広場で盛大に執り行われた」と報じた。閲兵式は同日未明に行われたと見られる。 新型コロナウイルス対策で厳しい防疫措置を敷く中、敢えて閲兵式を行ったのは、経済制裁とコロナ禍、自然災害の三重苦で経済難が深刻化する中、国民に団結を訴える目的からと思われる。 しかしその陰では、凄惨な事態が繰り広げられている。 国内での新型コロナウイルス感染者の発生を認めていない北朝鮮。だが、隔離者、死者が大量に ...

6月末の朝鮮労働党政治局拡大会議で新型コロナウイルス対策を巡る「重大事件」の責任を問われ、元帥から次帥に降格された朴正天(パク・チョンチョン)前朝鮮人民軍総参謀長が最近、政治局常務委員に昇格した。 また、同じく「重大事件」の責任を問われて常務委員を解任された李炳哲(リ・ビョンチョル)は、復職こそしていないものの、健在であることがわかっている。 その一方、安否が明らかになっていないのが、同会議で退席させられた崔相建(チェ・サンゴン)党書記兼科学教育部長だ。 会議の途中での退席は ...