【開城11月21日発朝鮮中央通信】全国朝鮮人参部門の科学技術成果発表会が20、21の両日、開城市で行われた。 朝鮮科学技術総連盟中央委員会の主催によって開催された発表会には、高麗成均館、桂応相沙里院農業大学、オサン大聖朝鮮人参事業所など、複数の関連単位の教師、研究者、博士院生、技術者、現場の活動家が参加した。 発表会には、朝鮮人参栽培および加工方法の科学化、近代化、情報化を実現し、製品の品種を増やし、質を改善するための研究を深める過程に成し遂げた50余件の価値ある論文が提出さ ...

【平壌11月21日発朝鮮中央通信】来る25日から、南朝鮮の釜山で開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)諸国の特別首脳会議の準備が最終段階で進められているという。 去る11月5日、南朝鮮の文在寅大統領は朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長が今回の特別首脳会議に参加してくれることを懇ろに招請する親書を丁重に送ってきた。 われわれは、送ってきた親書が国務委員会委員長への真心からの信頼の念と懇切丁寧な期待が盛り込まれた招請なら、あえてありがたく思わない理由がない。 われわれは、南 ...

【平壌11月20日発朝鮮中央通信】朝鮮の国犬である豊山犬品評会―2019が、朝鮮科学技術総連盟中央委員会と遊園地総局の共催によって19、20の両日、平壌の中央動物園で行われた。 獣医畜産部門、動物学部門の科学者、技術者と豊山犬を飼っている住民、各地の人々が、これに参加した。 品評会には、各道(直轄市)品評会で選抜された70匹余りの豊山犬が出品された。 品評会では、予備審査、基本審査、専門家審査、総合審査、最終審査結果によって順位を決めた。 平壌市大城区域閘門洞、両江道金亨権郡 ...

北朝鮮・平安南道(ピョンアンナムド)安州(アンジュ)出身のパクさんには、脱北し、中国で暮らしていた母親がいる。彼女は今年7月に逮捕され、強制送還されてきた。 以前と比べて軽い処罰で済まされるようになった脱北と強制送還ではあるが、パクさんの母親の強制送還は3回目。脱北の常習犯には教化刑(懲役刑)5年が量刑の相場だが、なんと1年半という軽い判決が下された。 母親が深く罪を悔いているわけでも、恩赦があったわけでもない。パクさんが「金日成・金正日基金」に寄付をしたからだ。その詳細をデ ...

北朝鮮の金正恩党委員長の亡父・金正日氏は朝鮮労働党書紀だった1970年代前半、「3大革命赤旗獲得運動」なるものを提唱した。思想、技術、文化の「3大革命運動」を浸透させるために、大学卒業を控えた学生と金日成高級党学校の学生、大学を卒業したばかりの技術者や事務員などの若者が、「3大革命小組」として全土の機関、企業所、協同農場などに数人から数十人単位で送り込まれた。彼らは北朝鮮版の紅衛兵とも呼ばれた。 彼らは党の決めた政策に反する活動を摘発し、国のすべての組織を朝鮮労働党の指導の下 ...

北朝鮮の大規模炭鉱の一つ、安州(アンジュ)炭鉱連合企業所。1911年から操業が始まり、近辺の价川(ケチョン)、徳川(トクチョン)、球場(クジャン)などと共に炭田地帯を形成している。生産した石炭を中国に輸出し外貨を稼ぎ出すと同時に、周囲の工場や発電所にも供給し、北朝鮮の経済を支えてきた重要なエネルギー源だ。 ところが、この安州炭鉱に属する一部の炭鉱の操業が1ヶ月以上も止まっている。ただでさえ、国際社会の経済制裁で青息吐息の北朝鮮内部で、その悪影響がドミノ倒しのように広がっている ...

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、金正恩党委員長が両江道(リャンガンド)の三池淵(サムジヨン)郡内の再開発現場を視察したと伝えた。 同通信によれば、来年の朝鮮労働党創建75周年(10月10日)の完工を目指して進められている三池淵の再開発は、第2段階工事が終わりつつある。金正恩氏は、「三池淵郡整備の2段階工事が全般的に立派に締めくくられていると述べ、三池淵郡の邑地区は見るほど壮観だ、文字通り大変革を遂げたと感慨無量に語った」という。 なるほど、同通信が同時に配信した写真を見ると ...

北朝鮮の金正恩党委員長が、久しぶりに「彼らしい」写真を公開した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、金正恩氏が白馬にまたがって白頭山頂に登った様子を報じた。写真を見るに、金正恩氏はすこぶる満足した表情を見せているが、「不吉な予感」も覚える。 金正恩氏は、最高指導者になって以後、公式メディアにひんぱんに登場してきた。あまり人前に出ずミステリアスなイメージを保っていた金正日氏と比べて、金正恩氏は積極的に自分の存在をアピールしてきた。父親への対抗意識なのかもしれないが、ときにはカメラ ...

【平壌10月15日発朝鮮中央通信】朝鮮のチョン・グムファ、ロ・ヘソンが、第11回アジア・アクロバット体操選手権大会女子2人造形で第1位をして大会4連勝を果たした。 一方、チョ・グムチョン、ヨ・オクリョンはミックス2人造形で銀メダルを授かった。 10日から12日までウズベキスタンで行われた今大会には、朝鮮、中国、インドなど複数の国・地域の男女選手120人余りが参加した。 選手たちが15日、帰国した。---

北朝鮮当局が進めている元山(ウォンサン)―咸興(ハムン)高速道路の建設現場で多くの人命被害が発生していと、韓国のリバティ・コリア・ポスト(LKP)が伝えた。建設現場には刑犯罪者が送られる「労働鍛練隊」の受刑者が大量に動員されており、今年7~9月の3カ月だけで31人が犠牲になったという。 LKPに情報提供した北朝鮮国内の消息筋は「この数字は高速道路建設に動員された労働鍛練隊だけのもので、軍や道の都市建設事業所から動員された人々の犠牲者数も加えると、はるかに多い」と語っている。 ...

北朝鮮・平壌の金日成競技場で15日午後5時半から、2022年サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会アジア2次予選の北朝鮮―韓国戦が行われる。韓国のサッカー男子代表の平壌遠征は1990年⑩月の親善試合以来、29年ぶりとなる。 しかし、サッカー韓国代表戦の名物とも言える熱狂的な応援団「レッド・デビル」の北朝鮮訪問は認められず、韓国へのテレビ中継も行われない。 大韓サッカー協会はアジアサッカー連盟(AFC)を通じて、記者団と応援団の派遣、テレビ中継を認めるよう要請した。しかし、 ...

「最近、中国を通じて韓国に行く方法を尋ねる人が増えた」(デイリーNK内部情報筋、今年7月) 近年、脱北して韓国入りする人の数は減る傾向にある。韓国統一省の集計によると、今年1月から6月までに韓国に入国した脱北者は546人。昨年同期(487人)とほぼ同水準だが、以前と比べるとかなり減っている。国境警備の強化、ブローカーの摘発などが影響しているものと思われる。 ところがここに来て、脱北を考える人が再び増えているという。直接の理由は、国際社会の制裁による経済の苦境だ。また、脱北の傾 ...

韓国海軍イージス駆逐艦が今年、北朝鮮が実施した11回のミサイル発射のうち、5回について探知できていなかったことが分かった。野党・自由韓国党のチョン・ジョンソプ議員は10日に行われた海軍本部の国政監査で「イージス艦が、5月4日と9日、7月25日、8月2日、9月10日に発射された北朝鮮のミサイルを正確に探知できなかった」と指摘した。 これに対して海軍側は、5月4日と7月25日には、合同参謀本部から事前の出動命令が出ておらず、5月9日にはミサイルがイージス艦の探知可能範囲から脱して ...

世界最悪の人権国家と言われる北朝鮮。その中でも、さらに著しい人権侵害が起きているのは、管理所と呼ばれる政治犯収容所、次いで教化所と呼ばれる刑務所だ。 韓国などに住む脱北者の多くは、教化所などに収監された経験を持ち、国際社会でその酷さを訴えている。それが多少の効果があったのか、最近ではわずかばかり改善されたとの話もあるが、想像を絶する状況であることに変わりはない。 (参考記事:K-POPを歌ったら飢え死に…北朝鮮刑務所の知られざる実態) 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA ...

【平壌10月8日発朝鮮中央通信】金正日同志の朝鮮労働党総書記推挙22周年と朝鮮労働党創立74周年祝賀農業勤労者の詩朗誦会が8日、平安南道平原郡院和協同農場で行われた。 朗誦会で各出演者は、朝鮮労働党を百戦百勝の鋼鉄の党に強化して発展させ、革命と建設を勝利と栄光の道に導いた総書記の業績をたたえた。 朗誦会では、朝鮮労働党を永遠の生の懐、革命の母に格調高く謳歌し、農業生産において大革新を起こしていくという勤労者の思想精神世界を盛り込んだ詩が朗誦された。 女声独唱「党をうたう」、男 ...

北朝鮮の対韓国宣伝サイトである「ウリミンジョクキリ(わが民族同士)」は8日、2本の論評で韓国の文在寅大統領を事実上「名指し」して非難した。 まず、「言動を違えれば排斥されて当然」という説教調のタイトルの論評は次のように述べ、文在寅氏の国連演説を槍玉にあげた。 米国から「大目玉」 「南朝鮮当局が国際舞台で『非武装地帯の国際平和地帯』を云々したのは、米国との北侵戦争演習と侵略兵器購入策動で朝鮮半島の平和を蹂躙してきた犯罪的正体を隠し、民族分裂の悲劇的産物である軍事境界線の非武装地 ...