北朝鮮で広がる「米朝会談は惨めな失敗」の噂、当局が吊し上げで封じる
厳しい情報統制が敷かれている北朝鮮においても、ハノイでの米朝首脳会談が「惨めな失敗に終わった」との情報は、すでにかなりの範囲で国民に共有されている。北朝鮮当局としては、それを放置しておくわけにはいかない。 同国においては、最高指導者の名誉や権威をき損する行為は重罪とされているからだ。 (参考記事: 金正恩命令をほったらかし「愛の行為」にふけった北朝鮮カップルの運命) 北朝鮮当局は今回、国民の「毒舌」をけん制して金正恩党委員長の権威を守るために、「生活総和」を武器にしているよう ...
金正恩氏も視察「国家科学院」に違法薬物疑惑という末期症状
米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、北朝鮮の「国家科学院」が、覚せい剤など違法薬物の原材料や製造機器を、密造業者に販売しているとの疑惑が持ち上がっているという。 国家科学院は、平壌市の恩情(ウンジョン)区域に位置する北朝鮮内閣所属のれっきとした中央行政機関だ。昨年1月には金正恩党委員長も現地指導した、格式の高い機関である。そのような重要機関が製造に関与している可能性はあるのだろうか。 北朝鮮はかつて、麻薬や覚せい剤を国家機関の主導で製造し、日本などに密輸してい ...
北朝鮮で「韓流」にまた死刑判決…14歳も「吊し上げ」
昨年12月、北朝鮮の首都・平壌市の郊外にある楽浪(ランラン)区域の学校の運動場で、公開裁判が行われた。デイリーNKの内部情報筋によれば、動員された地域住民が見守る中、被告に死刑判決が下された。容疑は「外部映像物販売」、つまり韓流ドラマ、映画の販売だ。 北朝鮮当局はこれまでにも、拷問や銃殺刑など極端な手段を動員し、韓流の国内拡散を取り締まってきた。 (参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…) しかし今、北朝鮮の人々の間では、文化開放への期待が高まりつつあると ...
北朝鮮制裁委員会の年次報告書に掲載された「違反ベンツ」の記念写真
国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルは12日、年次報告書を発表した。パネルは同報告書の中で「言外」の問題提起を行った。 韓国の文在寅大統領が昨年9月、平壌で金正恩氏と共に問題のベンツに乗った写真が掲載されたのだ。 (参考記事:金正恩氏の「高級ベンツ」を追い越した北朝鮮軍人の悲惨な末路) 朝鮮日報(日本語版)の14日付の報道によれば、「韓国政府は今年1月にこの報告書の草案が作成された際、『報告書に文大統領の写真が掲載される』との情報を入手し、これを阻止するための外 ...
金正恩氏「違反ベンツ」での記念写真を公開された文在寅氏の泣き所
国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会の専門家パネルは12日、年次報告書を発表した。報告書は、北朝鮮がサイバー攻撃で仮想通貨5億7100万ドル(約630億円)を盗み取ったと指摘。また、弾道ミサイルの開発・実験を民間の工場や空港などで続けている実態も明らかにしたほか、制裁逃れの実態を広範に明らかにした。 報告書が問題視しているものの中に、「ぜいたく品禁輸」に違反して北朝鮮に持ち込まれたと見られる、金正恩党委員長の専用ベンツがある。クルマ好きで「走り屋」との説もある金正恩氏が、あら ...
「北の人権問題」で文在寅政権が米国から批判されてしまう理由
米国務省は13日(現地時間)に公開した人権報告書で、北朝鮮における人権侵害について、政治的殺害や強制失踪、当局による拷問、任意拘束などが横行する実態を告発した。ただし、前年にあった「ひどい人権侵害」という表現が削除され、当面の対話相手に若干の「配慮」がなされたとの見方がある。 (参考記事:北朝鮮女性、性的被害の生々しい証言「ひと月に5~6回も襲われた」) その一方、韓国については、「政府が北朝鮮との対話に出たことで、脱北者団体は北朝鮮に対する非難を控えるよう直接的・間接的な圧 ...
「韓国は米朝の仲裁者ではない」北朝鮮にハシゴを外された文在寅の窮地
北朝鮮の崔善姫(チェ・ソニ)外務次官は15日、平壌で記者会見を開き、「われわれは米国の要求に対し、いかなる形であれ譲歩するつもりはない」とした上で、非核化交渉の中止を検討していると明かした。 これを受け、韓国大統領府の尹道漢(ユン・ドハン)国民疎通首席秘書官は「いかなる状況にあっても韓国政府は朝米交渉の再開に向け努力したい」とコメントした。韓国政府はこれまでにも、米朝間の「仲裁者」を自任していた。しかしもはや、韓国政府がどれだけの役割を果たせるかは怪しくなっている。 このとこ ...
「異常な女性遍歴」が原因か…実は「父親嫌い」だった金正恩氏
北朝鮮の平壌で6、7の両日、朝鮮労働党の第2回党初級宣伝活動家大会が行われた。初級宣伝活動家とは、行政機関や工場など末端の職場単位で置かれた党組織で、思想教育やプロパガンダを担当する人々だ。 金正恩党委員長はこの大会に「斬新な宣伝・鼓舞によって革命の前進原動力を倍加していこう」というタイトルの書簡を送っているのだが、その中に、実に衝撃的な内容が含まれている。何と、父である故金正日総書記を、婉曲な表現ながらも否定しているのだ。 強烈な皮肉 金正恩氏は、父の「異常な女性遍歴」を忌 ...
空母化「いずも」は「水準がすごく高い!」…北朝鮮がやたらと高評価
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は11日、海上自衛隊の護衛艦「いずも」の空母化は「軍事大国化と海外膨張野望の明確な発露」であると非難する論評を配信した。 北朝鮮メディアはこれまで、再三にわたり「いずも」の空母化に言及している。 (参考記事:「世界は日本を警戒すべき」…北朝鮮が「いずも」空母化に猛反発する理由) 今回、同通信が配信した論評はまず、「先日、首相の安倍が衆議院の公開席上に現れて海上『自衛隊』の護衛艦いずもの空母化に関連して『いずもは空母に該当するものではない』と図々しく言い ...
「韓国は欲張り過ぎだ」米国から対北朝鮮で厳しい声
米紙ニューヨークタイムズは10日(現地時間)、米情報当局の分析として、北朝鮮が昨年6月に初の米朝首脳会談が開かれてから先月の2回目の米朝首脳会談までの8カ月間、プルトニウムと濃縮ウランの生産を継続。その分量は核弾頭6発分に達すると伝えた。事実ならば、由々しき事態と言える。 これを受けて、韓国の保守系メディアが文在寅政権に噛みついている。朝鮮日報(日本語版)は11日付で「『北朝鮮の非核化の意志』を保証してきた韓国政府が難しい立場に追い込まれている。米国の一部では『韓国の責任論』 ...
代議員選挙の結果 中央選挙委
【平壌3月12日発朝鮮中央通信】中央選挙委員会は、チュチェ108(2019)年3月10日に実施した朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期代議員選挙の結果に関する報道を12日に発表した。 報道によると、朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期代議員選挙は各級人民会議代議員選挙法に徹底的に準じて実施された。 全ての選挙人は、われわれの人民主権を磐石のごとく打ち固めるための選挙にこぞって参加した。 他国に居たり、遠海で作業中の選挙人は選挙に参加できなかった。 選挙の結果を集計 ...
米朝決裂で金正恩氏「最愛の妹」の憂鬱なこれから
北朝鮮の朝鮮中央放送は12日、国会に相当する最高人民会議第14期代議員選挙(10日投票)で当選した687人の名前を発表した。その中には、金正恩党委員長の名前は入っていないもようだ。金正恩氏は、2014年3月に実施された前回選挙で当選しており、背景が気になる。 もっとも、北朝鮮の選挙は国家が立てた候補に事実上、賛成票を投じるだけの仕組みだ。北朝鮮の最高指導者が代議員にならなかったのは史上初だが、だからといって、本質的な意味での「異変」とは言えない。 一方、今回の選挙では金正恩氏 ...
「金正恩が手ぶらで帰って来た」…北朝鮮国民の毒舌に「うわさ話禁止令」
北朝鮮では今月10日、国会議員にあたる最高人民会議の代議員を選出する選挙が行われた。選挙とは言っても、国が決めた顔も名前も知らない候補者に賛成票を投じるだけの儀式のようなものだ。 北朝鮮には民主主義の仕組みに基づき、国民の意思を政治に反映する装置は存在しないが、だからといって同国に世論が存在しないということではない。その世論を誰よりも気にし、そして誰よりも恐れているのは、北朝鮮政府であり金正恩党委員長だろう。 先月末にベトナムのハノイで行われた米朝首脳会談が物別れに終わったと ...
金正恩氏が一般人と同じトイレを使えない「もうひとつ」の理由
先月末、ベトナムのハノイで開かれた2回目の米朝首脳会談は物別れに終わった。しかし、北朝鮮の金正恩党委員長は首脳会談にある程度の自信をもって臨んでいたようだ。会談前日の26日午前に特別列車でベトナム入りした金正恩氏は、出迎えた儀仗兵や市民に笑顔で手を振るなど、余裕を見せていた。 その後、専用ベンツに乗ってハノイ市内を移動した金正恩氏はさぞかし悦に入っていただろう。注目されるなかでの移動もさることながら、金正恩氏が乗る専用ベンツは、多忙な彼が気分転換できる空間のひとつだからだ。 ...
「日本の反動にビンタをくらわせたい」北朝鮮、米国と決裂でヒステリー
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は8日、ハノイでの米朝首脳会談が合意なしで終わったことに言及した論評を掲載。論評は、会談が物別れとなった結果を受けて「唯一、日本の反動層だけはまるで待ち焦がれていた朗報に接したかのように拍手をしながら小憎らしく振る舞っている」と主張した。論評はさらに、日本について次のように表現している。 「実に憎たらしく、ビンタをくらわせたい輩だと言わざるを得ない」 北朝鮮メディアが日本に言いがかりを付けるのは今に始まったことではない。しかし最近は、どうもそ ...
北朝鮮、美女レストランの裏側「騙されていたんだな、と気づいた」
中国、ロシア、東南アジアの各国に進出し、朝鮮料理を舌鼓を打ちながら美女従業員の歌や踊りを楽しむ北朝鮮レストラン、通称「北レス」。 国際社会の経済制裁により、一時は全店閉店の噂も囁かれたが、朝鮮半島情勢の変化で復活の兆しを見せている。デイリーNK特別取材班は、そんな北朝鮮レストランの関係者とのインタビューに成功した。 (参考記事:美貌の北朝鮮ウェイトレス、ネットで人気爆発) 遼寧省の主要都市にある北朝鮮レストランでインタビューに応じた彼は、まず当局による上納金の執拗な催促につい ...
