女子大生には拷問、女子高生は公開裁判…北朝鮮の人権侵害(3)
北朝鮮の人権に関して国連調査委員会が公表した報告書は、同国の指導層、すなわち金正恩体制が決定した政策によって、広範囲にわたる「人道に対する罪」が今現在も行われているとしている。 このなかでも、とりわけ女性に対する人権侵害のレベルは深刻だ。 指導層の慰み者「喜び組」 金正恩党委員長の父親である金正日氏は、「5課処女」という「権力層に仕える女性」を選抜、管理するシステムをつくりあげた。代表的な5課処女といえば、日本でもよく知られている「喜び組」。まさに、指導層が権力を笠に着て、女 ...
北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…
北朝鮮の人権侵害が、23歳の女子大生の人生を狂わせた。なぜ、そのようになかったのか。 【人気記事】 コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち 女子高生、見せしめ 今月6日、米国は最高指導者の金正恩党委員長を、人権侵害の首謀者としてはじめて名指しで明記した。北朝鮮は米国の措置に対し、「外交ルートを遮断する」と猛反発。しかし、いくら反発しようとも、せい惨きわまりない北朝鮮の拷問や処罰の実態の多くは暴かれており、米国の措置はむしろ遅すぎると言っても過言では ...
北朝鮮、予告無しに「ダム放流」…韓国で高まる「水攻め」の恐怖
朝鮮半島に停滞する梅雨前線の影響で、大雨が続く中、北朝鮮が6日午前、突然ダムの放流を始めたと韓国メディアが一斉に報じた。 韓国軍関係者によると、放流が始まったのは、軍事境界線付近を流れる臨津江(イムジンガン)の上流にある北朝鮮の黄江(ファンガン)ダム。貯水量は3~4億トンと推定されている。 6人死亡の例も 北朝鮮は午前6時ごろに水門を開いたものと見られるが、韓国側は一切通知を受けていないとのことだ。軍と行政当局は、流域に警告放送を流し、川べりにいた人を避難させるなど、対応に追 ...
ねらわれる少女、アキレス腱を切られる労働者…北朝鮮人権報告
米国務省は6月30日、人身売買に関する年次報告書を発表した。その中で北朝鮮は、14年連続で最悪の人身売買国として評価された。 北朝鮮については最近、国内での人権侵害に加え、外貨獲得のため海外に派遣された労働者たちが過酷な環境に置かれていることについても批判が集まっている。 凄惨なリンチ、アキレス腱切断、掘削機で足を潰す 報告書は、多くの労働者は劣悪な環境での仕事を強いられ、移動、通信も制限され、厳しい監視のもとで暮らしていると指摘し、逃げ出した場合には本人のみならず、北朝鮮に ...
日韓「対潜水艦戦」共同訓練が示唆する「日本海の危機」
海上自衛隊は7月4~7日、神奈川県の厚木基地で、韓国海軍と哨戒機部隊の交流行事を行う。韓国海軍のP-3CK対潜哨戒機が飛来して海自のP-3Cと初の親善飛行を行うほか、各種の共同訓練と意見交換を行うという。 海自と韓国海軍の交流行事は2010年に始まり12年まで毎年開催されていたが、両国関係の悪化に伴いその後3年間は開催が見送られた。今回は4年ぶりの再開となったわけだが、韓国海軍機が日本に飛来するのも初めてということで、なかなか意義深い催しになりそうだ。 北朝鮮に「先制攻撃」も ...
アキレス腱切断、掘削機で足を潰す…北朝鮮労働者に加えられる残虐行為
海外に派遣された北朝鮮労働者の人権が著しく侵害されていることは、すでに国際社会の知るところとなっているが、ロシアの建設現場では、労働者の身体に危害が加えられるなどの極めて深刻な事態が起きていることがデイリーNKの取材で明らかになった。 想像を絶する虐待 現地の情報筋によると、今年のはじめにロシアのハバロフスクである北朝鮮労働者が現場から逃走する事件が発生した。この労働者は現場のそばの教会に身を隠していたが、発見され、監視役として派遣されていた国家安全保衛部員(秘密警察)に連行 ...
北朝鮮の山間部、子どもの3人に1人が栄養失調
北朝鮮の北部山間地帯の両江道(リャンガンド)では、栄養失調の子どもの割合が3割を超えることが明らかになったと、米政府系のボイス・オブ・アメリカ(VOA)が報じた。 国連の世界食糧計画(WFP)は、北朝鮮全域8道の85の市・郡で、生後6カ月以上5歳未満の子どもを対象に栄養状態を調査した。その結果をまとめた「北朝鮮支援事業報告書」によると、両江道の託児所の子どもの32%が栄養失調、発育不良状態で、北朝鮮で最も高かった。 国民全体でも 以下、咸鏡南道(ハムギョンナムド)27.1%、 ...
金正恩氏「最愛の妹」が「人権侵害」でターゲットに
韓国・ソウルで27日、国連北朝鮮人権事務所の開設1周年を記念するシンポジウムが開かれた。ここでは、北朝鮮で行われている重大な人権侵害について「誰に、どのようにして責任を問うか」といったことが話し合われた。 友人が大量失踪 そしてその中で、米国のNGO「北朝鮮人権委員会」のグレッグ・スカラチュー事務総長はまず、国家安全保衛部の名前を挙げた。保衛部は公開処刑や政治犯収容所の運営を担う機関であり、これは当然のことだ。 注目されるのは、スカラチュー氏が保衛部などと並び、金正恩党委員長 ...
死者数百人の事故が多発する北朝鮮の「阿鼻叫喚列車」
北朝鮮では、日本の植民地統治時代や、朝鮮戦争後に旧ソ連などの援助で建設された工場、発電所、ダムなどが大した補修もされないまま未だに使われている。 その最たる分野の一つが「鉄道」なのだが、平壌と東海岸の羅先(ラソン)を結ぶ平羅(ピョンラ)線では、老朽化に起因する大事故が過去に2件も起きている。 血で染まった川 事故が起きたのは1989年の夏のことだった。平壌から北朝鮮東海岸の最北端にある穏城(オンソン)に向かっていた列車は、秋夕(チュソク、旧盆)で帰省する人で超満員、屋根の上に ...
死者数百人の事故が多発する北朝鮮の「阿鼻叫喚列車」
北朝鮮では、日本の植民地統治時代や、朝鮮戦争後に旧ソ連などの援助で建設された工場、発電所、ダムなどが大した補修もされないまま未だに使われている。 その最たる分野の一つが「鉄道」なのだが、平壌と東海岸の羅先(ラソン)を結ぶ平羅(ピョンラ)線では、老朽化に起因する大事故が過去に2件も起きている。 血で染まった川 事故が起きたのは1989年の夏のことだった。平壌から北朝鮮東海岸の最北端にある穏城(オンソン)に向かっていた列車は、秋夕(チュソク、旧盆)で帰省する人で超満員、屋根の上に ...
北朝鮮の虐殺責任者「必ず突き止める」…米国務次官補インタビュー
外部情報の流入で変化を促す デイリーNKと韓国の対北朝鮮ラジオ「国民統一放送」は、今月10日に非公開で訪韓したトム・マリノフスキー米国務次官補(民主主義・人権・労働担当)との単独インタビューを行った。 同次官補は、北朝鮮において政治犯収容所の運営に関わったり、罪のない人々の処刑に関わったりしている人権侵害の責任者たちを「米国が必ずつきとめる」と明言。また、北朝鮮への外部情報の流入を促すことが朝鮮半島での平和を実現する上で重要だと指摘した。なお、インタビューは17日、国民統一放 ...
権力と「男女関係」がからみつく金正恩王朝の内幕
「6カ国協議は死んだ」 北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射実験の「成功」が関係各国の衝撃を呼ぶ中、それを待ち構えていたかのように、北朝鮮の外交エリートが北京で開かれている国際会議でこう言い放った。 発言の主は、北朝鮮外務省のチェ・ソンヒ米州局副局長。北朝鮮の核問題を巡る6か国協議参加国による「北東アジア協力対話(NEACD)」で22日、対話への望みにトドメを刺すかのように冷たく言ったのだ。 人妻を強奪 チェ氏は2003年8月に6カ国協議が始まった当初から、外務省の「核タスクフォー ...
金正恩氏に「忠誠」を誓う在日組織の本当の問題点
21日付の産経新聞(電子版)によれば、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が最近、「金正恩元帥様に無限の栄光を抱かせるため、朝鮮総連の反対勢力に総攻撃・総決死戦を繰り広げ勝利を勝ち取ろう」との方針を傘下団体に示しているという。 ノンポリ化で公安も当惑 5月上旬の朝鮮労働党第7回大会に代表を送ったのを機に、朝鮮総連が何らかの新たな活動を始めたようだというのは、筆者もすでに指摘していることだ。 ただ、朝鮮総連について何の予備知識もない大多数の日本人が産経の記事を読んだらどう感じるか、 ...
「馬賊」となり民間人を襲う北朝鮮軍の兵士たち
北朝鮮では、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の兵士による窃盗、強盗などの犯罪が後を絶たない。 両江道(リャンガンド)の内部情報筋によると、道内の豊山(プンサン)郡で今月初め、第12軍団隷下の43旅団に所属する兵士3人が民家に押し入り、凶器を振り回して金目の物を盗もうとした。 ちょうど通りかかった糾察隊が異常に気づき、保安署(警察署)に通報した。出動した保安員(警察官)に1人は逮捕され、2人は逃走した。 この糾察隊、上からの指示で作られたものではなく、住民がボランティアで行っている。食う ...
米軍の「先制攻撃」を予言!? 金正恩氏が恐れる「影のCIA」報告書
北朝鮮が、米国による先制攻撃を恐れている。朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省の報道官は15日、米国で自国への「精密空襲作戦」が公然と論じられているとして警戒感を露わにした。 斬首作戦に同調 「精密空襲作戦」とは、米国の民間情報会社が5月末に配信したレポートのこと。有事の際、米軍は十数機のB-2ステルス爆撃機と24機のF-22ステルス戦闘機を中心とする戦力で、北朝鮮の核関連施設とミサイル発射施設を叩くとする内容だ。 それにしても、これがCIAや国防総省から出たものならいざ知らず ...
「韓国に来ても二重の苦しみ」脱北者でゲイの小説家、半生を語る
北朝鮮から海外に逃れた脱北者で、唯一のオープンリーゲイ(カミングアウトした性的少数者)である小説家チャン・ヨンジンさん。彼は昨年4月に自叙伝小説「赤いネクタイ」を出したが、このたびその英語版が出版されることになった。 そもそも「同性愛」「性的指向」などの概念すら理解されていない北朝鮮という社会で、彼はどのように暮らしていたのだろうか。 「妻」に触れることもできず ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、自分の生い立ちについて次のように語っている。 チャン・ヨンジンさんが生ま ...
