北朝鮮の国営朝鮮中央通信は10日、「国の戦争抑止力と核反撃能力を検証、判定し、敵に厳重な警告を送るための朝鮮人民軍戦術核運用部隊の軍事訓練が、9月25日から10月9日まで行われた」と、一連のミサイル発射をまとめて報じた。 これは、定例の米韓合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・シールド」を受けてのものだが、訓練に合わせて、一般国民に対して15日分の食糧を備蓄せよとの指示が下され、兵士に対しては「今すぐに戦争が起きるかもしれない」として、万全の体制を整えよとの指示が下された。 「食 ...

北朝鮮の金正恩総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長は、10日に開かれた全国非常防疫総括会議で、国内に新型コロナウイルスが流入したのは、韓国から脱北者が送り込んだビラなどが汚染されていたことによるものとして、韓国に対する報復を示唆する内容の発言を行った。 この様子は、国営メディアを通じて報じられたが、その内容に、北朝鮮国民からは不満の声が上がっている。米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。 「威厳がない」 平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋は、1 ...

2016年、ロシアのハバロフスクで、ひとりの北朝鮮労働者が現場から逃げ出す事件が発生した。この労働者は発見され、監視役として派遣されていた保衛部員(秘密警察)に連行され、見せしめのためひどい暴行を受けた。 監視役は労働者が再び逃げられないようにアキレス腱を切ったり、掘削機で足を叩き潰したりするなど、非道の限りを尽くしたと伝えられている。 (参考記事:アキレス腱切断、掘削機で足を潰す…北朝鮮労働者に加えられる残虐行為 ) それから5年経ったが、実例の報告はないものの、同様の「指 ...

かつて、北朝鮮の外貨稼ぎビジネスの花形だった北朝鮮レストラン(北レス)。一時は中国国内に100を超える店舗を構えていたが、経済制裁やコロナ禍の影響で多くの店が閉店した。 その後、一部は営業を再開したものの、今度は新型コロナウイルスで観光客が激減。もがき苦しみつつ営業を続けていたが、逆にその頑張りが閉店の危機を招いてしまったと、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が報じた。 (参考記事:ウラジオストクの北朝鮮レストラン、コロナ不況で相次ぎ閉店) 丹東の中国朝鮮族の情報筋に ...

新型コロナウイルスに対して、「病的」なほどの恐怖心を示す北朝鮮。不確かな情報による対策を行う事例がしばしば報告されている。その一つが猫の抹殺だ。 「ウイルスを持ったまま国境を越えて中国からやってきて国内で広めかねない」との理由で野良猫に対して抹殺令を下す一方で、ペットとして飼われている猫に対しても、殺処分を行うように指示を下した。 必死で隠す その結果、ネズミが増える結果をもたらしたという。ローマ教皇インノケンティウス8世が1484年、猫はサタンの化身で汚れた存在だと宣告した ...

今年3月。北朝鮮北東部の山奥の村で、女子高生が殺害される事件が起きた。その残忍な手口に加え、犯人の正体が明らかになり、地域社会に衝撃が走っている。事件が起きたのは、咸鏡北道(ハムギョンブクト)の明川(ミョンチョン)。核実験場があった吉州(キルチュ)郡の豊渓里(プンゲリ)から、山を一つ隔てたところにある。 郡の安全部(警察署)近隣のマンションの近くで3月28日夜、帰宅途中だった17歳のヤンさんが、男に襲われ性暴力を受けた。彼女は大声で助けを求めたが、それに逆上した犯人によって惨 ...

長期化する経済制裁に新型コロナウイルス対策の国境封鎖が重なったことで、経済難のいっそうの深刻化が伝えられる北朝鮮。1990年代の大飢饉「苦難の行軍」の時と同様、治安悪化の様相も表れている。 だが庶民の困窮が増している一方で、一部の富裕層はやりたい放題を続けているようだ。脱北者で東亜日報記者のチュ・ソンハ氏が自身のYouTubeチャンネルとブログで、北朝鮮の金持ちの息子が起こした猟奇的な連続殺人事件について伝えている。 2代目ボンボン それによると、事件は昨年8月に発覚した。 ...

北朝鮮医学界の最高峰、平壌医科大学を震撼させた集団性暴力事件。エリート学生の性奴隷にされ、自ら命を絶った被害女子学生の母親は、不正行為の通報制度である信訴を使い、捜査と加害者に対する処罰を求め続けた。 しかし、その切実な訴えは無視され続けた。長い闘いの末、訴えがようやく取り上げられ、加害者は処刑、信訴を握りつぶしていた責任者やその家族ら60人が首都・平壌から追放される処分を受けた。まさに死屍累々の展開である。 (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為) ...

4月下旬、20日間にわたり公開の場に姿を現さなかった北朝鮮の金正恩党委員長を巡り、各国のメディアで「死亡説」や「重体説」が飛び交う中、ネット上では同氏が「死亡した」とする映像が出回った。 (参考記事:【動画あり】金正恩「死亡映像」が北朝鮮で拡散…当局厳戒、国民も緊張) これを見た中国滞在の北朝鮮国民の一部で不安が広がり、中には涙を流す人さえいたと、デイリーNKの情報筋が伝えている。 「我々はどうすれば…」 情報筋によれば、映像はメッセンジャーアプリを通じて在中朝鮮人の間に急速 ...

【平壌2月21日発朝鮮中央通信】金属工業部門で鉄鋼材生産能力の拡張に力を入れている。 金属工業省責任部員のリ・ジョンミン氏は、増している人民経済の鉄鋼材需要に即して今年に金属工場の生産能力拡張に力量を集中するようになると述べ、次のように語った。 現在、金策製鉄連合企業所(咸鏡北道)と黄海製鉄連合企業所(黄海北道)で省エネ型酸素熱法溶鉱炉をうち建て、大型酸素分離機を設置する工事が行われている。 この工事が終われば、鉄鋼材生産の能力が従来より2倍以上増えるようになる。 生産の能力 ...

【平壌2月21日発朝鮮中央通信】近年、朝鮮では増している人民のニーズを満たすために各地に多くの野菜温室を建設して温室野菜栽培を奨励している。 農業研究院平壌野菜科学研究所ではこれに即して新品種の温室キュウリを育種した。 同研究所では、春、秋の栽培に適合する温室キュウリを新たに育種するための研究を深めて温度適応幅が広く、実がよくなり、おいしくて栄養価の高い新品種の温室キュウリを育種した。 品種の遺伝的特性を最大限に発現させ、合理的な栽培技術を確立して温室類型と作物栽培の時期に応 ...

【平壌2月21日発朝鮮中央通信】新しい形式の工芸品として出現した写真陶磁器工芸品が朝鮮人民の間で人気を博している。 写真陶磁器工芸品は、家族写真や結婚、誕生日をはじめ生活の意義ある各契機に撮った人物写真を伝統的な陶磁器に形象化したものである。 繊細で独特な工芸技術で人物の写真を陶磁器にカラーで形象化した花瓶と卓上装飾品などは好評を得ている。 このような工芸品は、万寿台創作社の陶磁器創作団でつくったものである。 創作団では、写真を追憶の中に長く保管したがる人々のニーズに即して利 ...

【平壌2月20日発朝鮮中央通信】最近、全社会的に、大衆挙げて廃棄物・廃品と遊休資材をリサイクルするための活動が力強く繰り広げられている。 人民経済の各部門では廃棄物、廃品の選別および回収、保管、処理などに対する管理システムを立てて効果的に利用している。 各火力発電所では、これまで捨てていた白色フライアッシュを持って断熱れんがを生産して経済的実利を得ており、少なからぬ工場、企業、炭鉱、鉱山でも生産の過程に出る廃ガスと廃熱、ずり、廃樹脂、カレットをはじめとする廃棄物、廃品をリサイ ...

【平壌2月20日発朝鮮中央通信】新型コロナウイルス感染症の拡大を徹底的に防止するための活動が強化されている中、全国各地ではこの活動の重要性と病気の症状、治療、予防対策などに関する解説宣伝活動がより活発に繰り広げられている。 中央では、まだ朝鮮で感染者が発生しなかった状況の下で人々が緊張を緩めることが絶対に現れないように人々を覚醒(かくせい)させ、病気にかかれば適時に対応するようにするために多くの衛生宣伝資料をつくって各単位に配布して利用するようにしている。 保健医療機関はもち ...

【平壌2月19日発朝鮮中央通信】国の鉄道を近代化するための事業の一環として継ぎ目のない線路区間を引き続き増やしている。 鉄道省部員のチャン・ウォンサン氏によると、朝鮮で初めて塩州(平安北道)―内中(同)間に継ぎ目のない線路敷設工事が完工した以降現在まで多くの成果が収められた。 固定式レール突き合わせ溶接機と移動式レール突き合わせ溶接車を技術的にいっそう完備する一方、線路のコンクリート枕木化が進められて全国的に数千キロの線路が継ぎ目のない線路に転換された。 その結果、車輪の衝撃 ...

【平壌2月19日発朝鮮中央通信】朝鮮では古くからキジに関連する成句、ことわざ、歌謡が伝わっている。 代表的に「キジを焼いて食った跡(跡形も残さぬことのたとえ)」「キジの代わりにニワトリ(似た物で間に合わせることのたとえ)」「キジも食べ、その卵も食べる(一石二鳥)」「カトゥリ(雌キジ)打令(タリョン)」が挙げられる。 キジは、朝鮮人民の生活、特に食生活と多く関連してきた。 朝鮮人民は、食生活文化を発展させながら栄養分が豊富で薬理的効果の大きいキジ肉を利用してそば、饅頭(まんじゅ ...